更年期を、もっと自分らしく

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朝、目が覚めたら体がじんわり熱い。 昨日まで普通だったのに、今日は些細なことでイライラしてしまう。 鏡を見ると、肌のハリが少し落ちた気がする。

これって、更年期? それとも単なる疲れ?

はっきりとした答えが出ないまま、毎日をやりくりしている——そんな方は、50代にはとても多いです。

この記事では、更年期に体の中で何が起きているのかを、できるだけ平易な言葉で説明します。そして、食事・睡眠・運動などの生活習慣で何ができるか、栄養素やサプリという選択肢も含めて、ひとつひとつ一緒に見ていきましょう。

「自分の体のことが、少し分かった」——読後にそう感じていただけたら、この記事の目的は達成です。

まず知っておきたい:更年期に体で何が起きているの?

更年期とは、卵巣の働きが少しずつ落ちていく時期のことです。だいたい45〜55歳のあいだに訪れ、個人差はありますが平均的には50歳前後が「閉経」の目安とされています。

このとき体の中で特に大きく変わるのが、女性ホルモン(エストロゲン)の量です。

エストロゲンは、単に「女性らしさ」を作るだけのホルモンではありません。

  • 体温を一定に保つ仕組みに関わっている
  • 骨を維持する働きに関係している
  • 気分や睡眠の質にも影響する
  • 肌のうるおいやコラーゲンの維持にも関わっている

つまり、エストロゲンが減っていくと、これらすべてのバランスが同時に揺れ動きます。ホットフラッシュ(急に体が熱くなる感覚)、気分の波、骨の変化、肌のハリの低下——これらは「気のせい」でも「意志が弱いから」でもなく、ホルモンの変化という体の自然なプロセスによるものです。

リコちゃん(イメージ)
リコちゃん

エストロゲンって、体温にも骨にも関係してたんですね。知りませんでした。

編集長(イメージ)
編集長

そうなんです。だから、更年期の不調がバラバラに見えても、実は「エストロゲンの変化」という共通の根っこがある場合が多いんですよ。

ホットフラッシュ:なぜ突然熱くなるの?

体温を調整しているのは、脳の中の「視床下部」という部分です。エストロゲンが急に減ると、この体温調節のセンサーがうまく働きにくくなり、「暑くもないのに体が熱くなる」「汗が出る」という現象が起きやすくなります。

自律神経(体を無意識にコントロールする神経)のバランスも同時に乱れやすくなるため、動悸や息切れ、冷えとのぼせが交互に来る、という感覚を覚える方も少なくありません。

気分の波:「なんで泣いてるんだろう」が続く理由

エストロゲンは、脳内の「セロトニン(気持ちを安定させる物質)」の働きにも関係しています。ホルモンが不安定になると、気分も一緒に揺れやすくなります。イライラ、不安、急に涙が出る——これは性格の問題ではなく、脳内の環境が変わっているサインです。

睡眠が浅くなることも気分の揺れに拍車をかけます。眠れないから余計に敏感になる、という負のサイクルに入りやすい時期でもあります。

骨・肌の変化:50代から特に意識したいこと

エストロゲンには、骨を維持する仕組みをサポートする役割があります。閉経後は骨が少しずつ薄くなりやすい時期に入るため、骨の健康を意識することが大切になってきます。

肌については、コラーゲン(肌のハリを保つたんぱく質)の生成にもエストロゲンが関わっているため、減少とともに乾燥しやすくなったり、ハリが落ちてきたりと感じる方が増えます。

リコちゃん(イメージ)
リコちゃん

骨のことは知ってたんですが、肌とも関係があったとは。エストロゲン、すごく色々やってたんですね。

みどり先生(イメージ)
みどり先生

そうなんですよ。エストロゲンの受け取り口(受容体)は骨・肌・脳・血管など全身にあります。だから「更年期の不調」はひとつの臓器だけの話じゃなくて、体全体のバランスが変わる時期として捉えるとイメージしやすいですね。

更年期世代のセルフケアのイメージ
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食事でできること:「食べ方」が体の土台をつくる

ホルモンは体の外から直接補充できないものですが、食事は「ホルモンが変化した後の体」を支える土台になります。何を食べるか、どう食べるか——これは更年期世代にとって、とても大きな意味を持ちます。

大豆食品:イソフラボンを「食べ物から」取る

大豆に含まれる「イソフラボン」は、体内でエストロゲンと似た働きをするとして、長年注目されてきた成分です(エストロゲンそのものではなく、植物由来の「植物性エストロゲン」と呼ばれます)。

豆腐・納豆・味噌・豆乳——日本の食卓には、イソフラボンを含む食品が豊富にそろっています。毎日の食事に大豆食品を意識して取り入れることが、まず最初のステップとして多くの専門家に勧められています。

ただし、効き方には個人差があることも分かっています。腸内環境によって吸収率が変わることも一因とされているため、「毎日食べているのにあまり実感できない」という方も一定数います。

カルシウム+ビタミンD:骨の維持には「セット」が大事

骨の維持を考えるとき、カルシウムだけを増やしても限界があります。カルシウムを体にうまく取り込む手助けをするのがビタミンDです。

カルシウムを多く含む食品:

  • 牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品
  • 豆腐・厚揚げ・小松菜・ひじきなどの大豆・野菜・海藻類
  • ししゃも・さば缶・しらすなどの小骨ごと食べられる魚介類

ビタミンDは食事からも取れますが(さけ・さんま・きのこ類など)、実は日光に当たることでも体内で作られます。1日15〜30分程度の外出を習慣にするだけで、ビタミンDの維持につながります。

日本人女性は全体的にカルシウムが不足しがちな傾向があり、50代以降は特に意識して摂りたい栄養素です。

タンパク質:肌・筋肉・気力を保つ「縁の下の力持ち」

肌のコラーゲンも、筋肉も、気力の元になる神経伝達物質も、材料になるのはタンパク質です。

「年を取ると食が細くなる」という方も多いですが、タンパク質の摂取量が減ると体の各所が維持しにくくなります。魚・肉・卵・大豆製品・乳製品などを毎食意識して取り入れることが、全身の底力になります。

腸内環境:意外と見落とされがちなポイント

イソフラボンの吸収率にも腸内細菌が関係することが報告されていますが、それ以外にも腸の状態は全身に影響します。

食物繊維(野菜・豆類・きのこ・海藻)を意識して取り、発酵食品(納豆・みそ・ヨーグルト・ぬか漬け)を日々の食卓に加えることで、腸内環境を整えやすくなります。

リコちゃん(イメージ)
リコちゃん

大豆・カルシウム・タンパク質・腸活……何から始めたらいいんでしょう?

編集長(イメージ)
編集長

難しく考えなくて大丈夫です。「今日の食事に豆腐か納豆を一品加える」「魚を週に3日は食べる」くらいの小さな習慣から始めるのが、長続きのコツですよ。

更年期の食事ケア。大豆食品・小魚・野菜を使った台所の食材イメージ
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睡眠でできること:眠れない夜を少しラクにする

更年期に睡眠が浅くなりやすい理由は、主にふたつあります。

  1. ホットフラッシュ(体の熱さ・発汗)で夜中に目が覚める
  2. 自律神経の乱れで、寝つきにくくなる

睡眠不足は気分の揺れを悪化させ、日中の集中力も下げます。「眠れないから気力がわかない」という方は非常に多いです。

寝室の環境を整える

ホットフラッシュで目が覚めやすい方は、まず寝室の温度を少し低めに設定することが助けになる場合があります(一般的には18〜20℃程度が眠りやすいとされています)。寝具の素材を通気性の良いものに変えるだけでも、寝つきが変わるという方もいます。

寝る前の「切り替え」習慣

脳と体が「もう休む時間だ」と感じるためには、夜の過ごし方が大切です。

  • 就寝1〜2時間前にぬるめのお風呂(38〜40℃程度)でゆっくり温まる
  • スマホやパソコンの画面を寝る30分前にはオフにする
  • カモミール・ラベンダーなどのハーブティーを取り入れる
  • 軽いストレッチや深呼吸を寝る前の習慣にする

特別な「対策グッズ」がなくても、寝る前の過ごし方を少し変えるだけで、入眠のしやすさが変わってくることがあります。

朝日を浴びることが夜の眠りにつながる

眠りを誘う「メラトニン」という物質は、朝に光を浴びてから約14〜16時間後に分泌されます。つまり、朝にしっかり日の光を浴びることが、夜の眠りの準備になるのです。

起床後にカーテンを開けて朝日を感じるだけでも、体内リズムを整える助けになります。

リコちゃん(イメージ)
リコちゃん

朝日を浴びるだけで夜眠れるようになるかも、というのは面白いですね!

みどり先生(イメージ)
みどり先生

体内時計のリズムが整うと、ホルモンバランスにも良い影響が出ることが分かっています。朝の散歩はビタミンDの維持にもなるので、一石二鳥ですよ。

50代女性の睡眠ケア。更年期の寝つきにくさを改善する夜の習慣イメージ
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運動でできること:「激しくしなくていい」がポイント

「更年期だから運動しなきゃ」とは思っていても、疲れているとなかなか動けない——その気持ち、よく分かります。

でも、ここでお伝えしたいのは「激しい運動をする必要はない」ということです。

ウォーキング:骨・気分・睡眠に同時にアプローチ

1日20〜30分の歩行習慣は、骨に適度な刺激を与えて骨の維持を助けると同時に、気分の安定にも役立つとされています。外を歩けばビタミンDの材料になる日光も浴びられます。

「毎日は難しい」という方は、週3〜4回でも十分です。通勤や買い物の途中に少し歩く距離を増やすだけでも、立派なウォーキングになります。

筋力トレーニング:体型だけでなく代謝・骨にも

エストロゲンが減少すると、筋肉が落ちやすくなる面があります。スクワットや壁を使った腕立て伏せなど、体重を使った軽い筋トレを週2〜3回取り入れることで、筋肉量の維持と代謝を助けることができます。

関節に不安がある方は、水中ウォーキングやヨガ・ピラティスなど、関節に負担のかかりにくい運動も良い選択です。

ストレッチ・ヨガ:自律神経を整える時間として

朝や就寝前の5〜10分のストレッチは、深い呼吸を促し、自律神経を整える時間になります。「激しく動く」より「ゆっくり丁寧に動く」ことが、更年期世代の運動の基本スタンスと言えるかもしれません。

編集長(イメージ)
編集長

運動は「やらなきゃ」と義務にしてしまうと続かないんですよね。「散歩しながら音楽を聴く」「ヨガ動画を流しながらストレッチする」など、自分が楽しいと思える形に変えるのが長続きのコツだと思います。

更年期の運動習慣。50代女性のウォーキングと自律神経ケアのイメージ
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ストレスと上手に付き合う:「感情の波」をそっと受け止める

更年期の気分の揺れは、意志の力でコントロールしようとするほど消耗します。

まずは「ホルモンの変化が気分に影響している時期なんだ」と自分を俯瞰してみること——これだけで少し楽になる方は多いです。

自律神経を整える生活の工夫

自律神経のバランスを保つために、日常の中でできることは意外とたくさんあります。

  • 深呼吸を1日の中に取り入れる(4秒吸って、8秒かけてゆっくり吐く)
  • 湯船につかる習慣(シャワーだけより体の深部体温が上がり、副交感神経が優位になりやすい)
  • 一人の時間を意識的に作る(散歩、読書、好きな音楽を聴くなど)
  • 「全部ちゃんとやる」をやめる(家事・仕事の優先順位を決めて、手放せるものは手放す)
リコちゃん(イメージ)
リコちゃん

「全部ちゃんとやる」をやめる、というの、なんか一番難しいかもしれないですね……。

みどり先生(イメージ)
みどり先生

そうですよね(笑)。でも、からだのサインとして「しんどい」が出ているとき、それは「少し休んでください」という体からのメッセージとも読めます。栄養や運動と同じくらい、休養も立派なセルフケアです。

「食事だけでは足りないかも」と感じたとき:栄養素という選択肢

ここまで食事・睡眠・運動を中心にお話ししてきました。これらは毎日続けることで土台が整っていくものです。

その上で、「食事でなかなか食べ切れない」「生活習慣を整えたけれどもう少し何か補いたい」と感じる方向けに、更年期世代で特に注目される栄養素についても整理しておきます。

あくまでも食事・生活習慣の補完として、という位置づけです。

大豆イソフラボン(アグリコン型)

大豆食品から毎日イソフラボンを取っている方は食事でカバーできていることが多いですが、食事のバラつきが気になる方には、サプリという形での補充も選択肢のひとつです。

サプリのイソフラボンには「グルコシド型」と「アグリコン型(アグリコン型は体に吸収されやすい形に最初から変換されているタイプ)」があります。食事のように腸内細菌で変換する必要がないため、腸内環境によらず吸収されやすいとされています。

もっと詳しく知りたい方へ:アグリコン型とグルコシド型の違い(クリックで展開)

大豆イソフラボンはもともと食品中では「グルコシド型」という形で存在しています。これを体が利用するには、腸内細菌がグルコシドの部分を切り離して「アグリコン型」に変える必要があります。

腸内環境が整っている方はこの変換がスムーズですが、そうでない方は吸収率が下がる場合があります。アグリコン型サプリはこの変換工程が不要なため、腸内環境に左右されにくい吸収が期待されています。

食事中の大豆イソフラボン(グルコシド型)との二重摂取になる場合は、合計量が過剰にならないように注意が必要です。消費者庁の目安では、サプリからのイソフラボン追加摂取量は1日30mg以下が目安とされています(食事からの摂取は含まず)。

カルシウム+ビタミンD3

食事でカルシウムをしっかり取れている日ばかりではない、という方も多いです。乳製品が苦手、小魚が苦手、という場合は特に食事だけでは届かないことがあります。

サプリのカルシウムは、ビタミンD3(D3は体に利用されやすい形のビタミンD)と一緒に入っているものを選ぶと、吸収をサポートしやすいとされています。

ビタミンDは食事・日光・サプリの3つから補えます。日当たりの良い地域に住んでいて外出習慣がある方は食事だけでも維持しやすいですが、デスクワーク中心・外出が少ない方はサプリで補う選択肢も検討できます。

もっと詳しく:50代女性のカルシウム・ビタミンD必要量(クリックで展開)

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、50代女性のカルシウム推奨量は1日650mg、耐容上限量は2500mgとされています。

ビタミンDについては50代女性の目安量は1日8.5μg(約340IU相当)。ただし日本人の多くは不足していることが複数の調査で示されており、サプリ補充する場合は1000〜2000IUを上限として使われることが多いです。

(過剰摂取は逆に問題が出る場合もあるため、長期で高用量を使う場合は医師・薬剤師への相談を推奨します。)

マグネシウム

マグネシウムは体のエネルギーを作る仕組みに関わり、こわばった筋肉をゆるめたり、神経が高ぶりすぎるのをしずめる働きがあるとされています。睡眠の質や気分の安定にも関わる栄養素として研究が積み重なっています。

日本人は全体的にマグネシウム摂取量が少ない傾向があり、50代女性でも注意したい栄養素のひとつです。

食事からは:ナッツ類(アーモンド・カシューナッツ)、豆腐・納豆、海藻、玄米などに多く含まれています。

サプリを使う場合は、胃にやさしく吸収されやすいとされる「グリシン酸型(glycinate)」が選ばれやすいです。酸化マグネシウムは安価ですが吸収率が低く、多めに摂るとお腹がゆるくなりやすい特徴があります。

リコちゃん(イメージ)
リコちゃん

マグネシウムって、睡眠にも気分にも骨にも関係してるんですか?

みどり先生(イメージ)
みどり先生

そうなんです。マグネシウムはエネルギーを作る反応に関わる酵素の補助役として300以上のプロセスに関わっているとされています。不足すると「なんとなく全体的に不調」という状態になりやすいので、地味ですが大切なミネラルですよ。

ビタミンB群(特にB6・B12・葉酸)

ビタミンB群は気分や神経の働きに関わる栄養素です。特にビタミンB6はセロトニン(気分を安定させる脳内物質)を作る際に必要な栄養素で、気分の波が気になる方で不足していることがあります。

食事からは:肉・魚・卵・乳製品・豆類などに広く含まれていますが、精製食品が多い食生活では不足しがちです。

コラーゲン+ビタミンC

肌のハリ・弾力に関わるコラーゲンは、20代をピークに年齢とともに体内での産生量が落ちていきます。コラーゲンを食べ物から取ることで直接補充できるわけではありませんが、コラーゲンを作る際に必要な「素材」として補給する概念で、加水分解コラーゲン(ペプチド)に関する研究が積み重なっています。

ビタミンCは、体内でコラーゲンを合成する際に欠かせない栄養素です。コラーゲンサプリを使う場合は、ビタミンCと一緒に取ることが勧められています。

もっと詳しく:コラーゲンペプチドの研究について(クリックで展開)

コラーゲンは高分子タンパク質のため、そのまま食べてもアミノ酸に分解されて吸収されます。ただし「加水分解コラーゲン(コラーゲンペプチド)」として小さな断片にした形では、一部がそのままの形で血中に取り込まれ、線維芽細胞(皮膚のコラーゲンを作る細胞)に働きかける可能性が研究で報告されています。

肌の潤いや弾力に関する複数の試験では、毎日2.5〜10gのコラーゲンペプチドを4〜12週間継続した場合に、プラセボ(比較対照)と比べて肌の水分量・弾力の変化が見られたというデータがあります(効果の出方には個人差があります)。

更年期世代で注目される成分:一覧でチェック

栄養素・成分体の中で関わっている主な働き食事での主な摂り源
大豆イソフラボン植物性エストロゲンとして体内で働く可能性豆腐・納豆・豆乳・味噌
カルシウム骨の維持をサポート乳製品・小魚・豆腐・小松菜
ビタミンD3カルシウムの吸収を助けるさけ・さんま・きのこ類・日光
マグネシウムエネルギーづくり・筋肉・神経・睡眠に関わるナッツ・豆腐・海藻・玄米
ビタミンB6気分に関わる物質を作る際に必要肉・魚・卵・豆類
コラーゲン+ビタミンC肌のハリに関わるたんぱく質の維持鶏皮・魚の皮・緑黄色野菜
更年期サプリの成分。イソフラボン・マグネシウム・ビタミンDなどのサプリメントイメージ
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サプリを選ぶときの「3つの視点」

「試してみようかな」と思ったとき、数あるサプリの中から何を選べばいいか迷いますよね。更年期世代の方に特に意識してほしい3つの視点をまとめます。

視点①:「一気にまとめて」より「一つずつ試す」

複数の不調がある場合、あれもこれも一度に始めると「どれが体に合ったのか・合わなかったのか」が分からなくなります。最も気になる悩みにしぼって、まずひとつを1〜2ヶ月試すのが基本です。

視点②:「含有量」と「形態」を確認する

同じ「マグネシウム配合」でも、どの形のマグネシウムが使われているかで吸収率や胃への負担が変わります(先述のグリシン酸型 vs 酸化型など)。ラベルの「形態名」まで確認する習慣をつけると、選ぶ精度が上がります。

視点③:「過剰摂取」に注意

脂溶性ビタミン(ビタミンD・Eなど)や一部のミネラルは、取りすぎると体に負担をかける場合があります。「天然素材だから安心」「多いほど良い」ではなく、1日の上限量(耐容上限量)を確認する習慣を持ちましょう。

みどり先生(イメージ)
みどり先生

薬を服用中の方や、持病のある方は、サプリを始める前に必ず医師・薬剤師に相談してください。特に血液サラサラのお薬(抗凝固薬)との組み合わせで注意が必要な成分もあります。

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編集長

更年期の不調が日常生活に大きく支障を来している場合は、婦人科や更年期外来への相談も大切な選択肢です。食事やサプリでケアできる範囲には限りがありますし、専門家に診てもらうことで安心と新しい選択肢が広がります。

更年期のサプリ習慣。毎朝のサプリルーティンを続ける50代女性のイメージ
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こんなときは専門家に相談を

セルフケアはとても大切ですが、次のような状態が続く場合は、セルフケアにとどまらず専門家に相談することをお勧めします。

  • ホットフラッシュや発汗が頻繁で、睡眠や仕事に支障が出ている
  • 気分の落ち込みや不安感が2週間以上続く
  • 骨密度の検査で「要注意」と言われた
  • 生理不順が続き、体の変化が急激に感じる

婦人科・産婦人科、更年期外来のほか、かかりつけ医に相談するのもひとつの入り口です。

HRT(ホルモン補充療法)に抵抗がある方も、最近は漢方薬や低用量からの開始など、自然派志向の方でも取り組みやすい選択肢が増えています。

「自然派で対処したい」という気持ちは大切にしながら、専門家の力を借りることも「自分を大切にする選択」のひとつです。

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リコちゃん

なんか、更年期って「仕方ないこと」だと思って我慢しがちだったんですが、ちゃんと向き合う方法があるんですね。

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編集長

そうなんです。「更年期だから仕方ない」で片づけず、自分の体に何が起きているのかを知って、できることから一歩ずつ。それが長く美しく健康でいるための近道だと、私自身も感じています。

まとめ:今日からできる「小さな一歩」

更年期の変化は、体が「新しいステージに入ります」と教えてくれているサインです。

怖いものでも恥ずかしいものでもなく、知って・整えて・向き合うことで、ずっとラクになれます。

今日から始められる小さな一歩:

  1. 食事:豆腐か納豆を今日の食事に一品加える
  2. 日光:朝の外出を10分だけ延ばして日光を浴びる
  3. 睡眠:寝る30分前にスマホをオフにしてみる
  4. 運動:いつもより少しだけ遠回りして歩く
  5. 栄養補完:食事で不足しがちな栄養素をひとつだけ、試しに補ってみる

全部同時にしなくていいです。ひとつから始めて、慣れたらもうひとつ。それが更年期世代の体に合ったペースです。


※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。

本品は医薬品ではありません。病気の予防・治療を目的としたものではありません。


よくある質問

Q. 更年期のホットフラッシュに、食事で対処することはできますか?

A. 直接「ホットフラッシュを止める」食べ物はありませんが、大豆イソフラボンを含む食品(豆腐・納豆・豆乳など)を日常的に取り入れることが、体のバランスを整えるという観点で多くの専門家から勧められています。また、過剰なカフェイン・アルコール・辛い食べ物がホットフラッシュを誘発しやすいとも報告されているため、これらを控えることも一つの方法です。

Q. 更年期サプリは何歳から飲み始めるべきですか?

A. 「何歳から」という決まりはありません。更年期の始まりは個人差が大きく、40代後半から不調を感じる方もいれば、50代半ばまであまり自覚症状のない方もいます。「食事では取り切れていないかも」「不調が気になり出した」と感じたタイミングが、自分に合った始め時の目安になります。

Q. ホルモン補充療法(HRT)が気になっているけれど、サプリとどう違うの?

A. HRTは医師が処方する医療行為で、エストロゲンを直接補充するものです。体への作用は大豆イソフラボンなどの食品成分とは仕組みが異なり、効果も適応も専門家が判断します。サプリは食品区分であり、医薬品的な働きを保証するものではありません。どちらが自分に向いているかは、婦人科での相談をお勧めします。

Q. 更年期と骨粗しょう症は関係ありますか?

A. エストロゲンには骨の維持を助ける働きがあるため、閉経後は骨が薄くなりやすい時期に入ります。骨密度の低下は自覚症状が出にくいため、50歳を過ぎたら定期的な骨密度検査(DEXA法など)を受けることが多くの専門機関で勧められています。カルシウム・ビタミンD・適度な運動が骨の維持に関係することが研究で報告されています。

Q. 大豆イソフラボンのサプリは毎日飲んでいいですか?

A. 消費者庁の指針では、サプリからのイソフラボン追加摂取は1日30mgを目安としています(食事からの摂取分は含まず)。乳がんリスクがある方や女性ホルモン依存性の疾患がある方は、摂取前に必ず医師に相談してください。