
植物性食事とクレアチン、気になる関係を整理
お肉をなるべく控えよう、野菜や豆を中心にしよう、と食事を変えてから「なんとなく疲れやすい」「筋トレの調子が落ちた気がする」と感じていませんか?
それ、食事の内容というより、クレアチンという成分が体内で少なくなっているサインかもしれません。
クレアチンは肉や魚に多く含まれる成分で、植物性の食材にはほとんど入っていません。だから、お肉控えめ・植物性中心の食事を続けていると、体内のクレアチン量が下がりやすいことが研究で確認されています。
この記事では、クレアチンが何に関わっているのか、植物性食事で何が変わるのか、研究で分かっていること・まだ分からないこと、そして実際にどんな飲み方が選ばれているかを、できるだけ分かりやすくまとめました。
クレアチンって何? ざっくり言うと「瞬発力のガソリン」
クレアチンは、筋肉や脳が「ぱっと動く」ときに使うエネルギーを素早く補う働きをする成分です。
もう少し具体的に言うと、体を動かすときのメインのエネルギー源(ATPと呼ばれます)は、使われると一瞬でなくなります。クレアチンはそのATPを素早く作り直す「補充係」のような役割を持っています。
重いものを持ち上げる・ダッシュする・集中して考える、こういった「一気にエネルギーを使う瞬間」にクレアチンが活躍します。

クレアチンって、筋トレしている人だけに関係する成分ですよね?

実はそうでもなくて。脳もATPをたくさん使うので、集中力や認知機能との関係も研究されているんです。特に植物性食事の話になると、脳のほうも注目されていて。

そうなんです。筋肉だけでなく、脳内のクレアチン量が少ないと認知のパフォーマンスに関わる可能性があるという研究もあります。まだ「これで決まり」とは言えない段階ですが、気になるデータは出てきています。
体内のクレアチンは、2つの方法で補われます。ひとつは食事から摂ること(肉・魚)、もうひとつは体の中でアミノ酸から自分で作ること。ただし自分で作れる量は限られていて、食事からの補給が大きな割合を占めます。
もっと詳しく知りたい方へ:クレアチンが体の中でどう動くか(クリックで展開)
クレアチンは肝臓・腎臓・膵臓でアルギニン・グリシン・メチオニンという3種類のアミノ酸から合成されます。合成されたクレアチンは血液を通じて筋肉や脳に運ばれ、クレアチンリン酸という形で蓄えられます。
エネルギーが必要になると、このクレアチンリン酸がADP(使われたATP)に素早くリン酸を渡してATPを再生します。この反応は非常に速く、数秒以内に起きます。
体内で合成できる量は1日あたり約1〜2g程度とされています。食事(主に肉・魚)から1〜2g程度が補われるのが一般的で、合計で1日2〜4g前後が体内のクレアチン量を維持していると考えられています。植物性食品にはクレアチンがほぼ含まれないため、食事からの補給がほぼゼロになると、体内総量が下がりやすくなります。

お肉控えめの食事を続けると、体内のクレアチンはどう変わる?
植物性中心の食事(ヴィーガン・ベジタリアン)を続けている人と、肉を食べる人のクレアチン量を比べた研究があります。その結果は、食事が植物性中心の人ほど、筋肉内のクレアチン量が少なくなる傾向があることを示していました。
数字で言うと、筋肉内のクレアチン量が肉を食べる人に比べて10〜20%程度低い、という報告がいくつかあります。
「10〜20%なら大したことないのでは?」と思うかもしれません。ただ、この差が筋肉の瞬発的な力や疲れの感じ方に関わる可能性があることも、合わせて調べられています。

私もお肉あまり食べないんですが、疲れやすいのってそのせいもあるんですかね…

可能性の一つとして考えられますね。ただ、疲れやすさには鉄分不足・ビタミンB12不足・睡眠など色々な原因が重なることが多いので、クレアチン単独で断定するのは難しいです。植物性食事をしている人はクレアチン以外の栄養素も意識しておくと安心です。
脳との関係も注目されています
もうひとつ気になるのが、脳へのクレアチンの関わりです。植物性食事を続けている人にクレアチンを補ったところ、記憶力のテストのスコアが上がる傾向が見られたという研究があります。
ただし、この研究の規模はまだ小さく「誰にでも確実に当てはまる」とは言えません。あくまで「関係がありそう」な段階です。
もっと詳しく知りたい方へ:植物性食事とクレアチン補給の研究について(クリックで展開)
植物性食事の人を対象にしたクレアチン補給の研究の中に、5週間のクレアチン補給(1日5g)で記憶のテストスコアが上がったという報告があります。この研究では、肉食の人へのクレアチン補給では同様の変化が見られなかったことも報告されており、「もともとクレアチンが少ない状態の人により効果的に働く可能性がある」という考え方の根拠の一つになっています。
ただし、試験に参加した人数は数十人規模と小さく、同じ結果を再現した大規模試験はまだ少ないため、現時点では「関係がありそう」な示唆として扱うのが適切です。
研究で分かっていること・まだ分からないこと
正直に言うと、クレアチンと植物性食事の研究はまだ「積み上がり途中」の状態です。
分かってきていること:
- 植物性中心の食事を続けると、筋肉内のクレアチン量が少なくなりやすい
- クレアチンを補うことで、筋肉の出力(瞬発力)が上がりやすいというデータが複数ある
- 脳の働きとの関係を示唆する研究がある
まだはっきりしないこと:
- 脳への関わりは研究数・規模ともにまだ少なく、確実とは言えない
- どれくらいの期間補えばどんな変化があるかの個人差が大きい
- 長期的な摂取の安全性についてのデータはまだ限られている
つまり「植物性食事の人はクレアチンが減りやすい」という点はかなり確からしく、「補うと何かが変わる可能性がある」という点は研究が続いている途中、という感じです。
「自分はどう判断すればいいの?」という方は、まず自分の食生活を振り返ることから始めるのが自然なステップです。

「みんなの飲み方」— 実際に選ばれている飲み方パターン
iHerbのレビューや服用データから、クレアチンを選んでいる人たちの飲み方パターンを見てみると、植物性食事の人・お肉控えめの人に共通したいくつかのパターンが見えてきます。
よく見られる飲み方の傾向:
| タイミング | 選んでいる理由(レビューから) |
|---|---|
| 筋トレ前後(どちらでも) | 「続けやすさ重視で前後はあまり気にしない」が多数 |
| 朝食と一緒 | 「習慣化しやすいから」という声 |
| トレーニングのない日も毎日 | 「一定量をキープしたいから」 |
植物性食事の人のレビューでは「肉を食べない分の補完として使っている」という言及が目立ちます。また「ローディング(最初の1〜2週間に多めに摂る方法)はしない、3〜5gを毎日続けるだけ」という飲み方を選んでいる人が多い傾向があります。

ローディングってよく聞くんですけど、やらないといけないんですか?

ローディングというのは、最初の数日間に1日20g前後を分けて摂ることで、筋肉内のクレアチン量を早く増やす方法です。ただ、時間はかかりますが毎日3〜5gを続けても最終的に同じくらいの量になるという研究もあります。お腹がゆるくなりやすい方はローディングを避けて少量ずつ継続するほうが体に合いやすいかもしれません。

VitaSort読者のレビューを見ていても、「ローディングで胃腸が辛かった」という声がちらほらあります。急がないなら少量コツコツが使いやすいです。
実際に使われている商品の飲み方データ
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 69 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日2〜5g程度を水やプロテイン、スムージーに混ぜて飲む人が多く、運動前・運動後・朝など各自のタイミングで摂取されています。無味なので他の飲料に混ぜやすい点が好まれています。
- 「2〜3gから始めた」
- 「運動の1時間前に摂取」
- 「運動後に飲んで食事を補完」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠50%
- 3錠以上50%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝46%
- 食後46%
- 就寝1時間前9%
- コーヒーから水まで何にでも混ぜやすい、価格が安い
- スクープ付き、コーヒーや水に計量しやすい
- ゆっくり始めた
- 他の飲料と混ぜると後味が気にならない
- 他成分と混ぜると味が良くなる
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 足の攣り・筋肉45%
- 疲労43%
- その他24%
- 気分・ストレス5%
報告された体調の変化・副作用
- なし42%
- ニキビが大量発生した1%
- わずかな後味1%
- 不眠症(確実でない)1%
- 便秘1%
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 60 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日5gを1スクープ取る方が多く、タイミングはワークアウト前後や朝が一般的です。水・ジュース・スムージー・プロテインシェイクに混ぜる方法が主流で、無味なのでコーヒーや紅茶に入れる方もいます。
- 「2〜3グラムから始めて、今は5グラムを毎日」
- 「ワークアウト前か、プロテインシェイクに入れて飲んでいる」
- 「1スクープを毎日スムージーと一緒に」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠100%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝50%
- 食後34%
- 起床時17%
- スムージーに混ぜやすい
- 1スクープあたり5g、推測不要で便利。水分補給も2-3L/日を目指す
- 1日10gは自分の胃に合っている量。多く摂取すると胃の調子が悪くなる
- グリーンスムージーに混ぜて飲む
- コーヒーと運動用の水に混ぜやすい、マイクロ化されていないが溶ける
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労43%
- 足の攣り・筋肉38%
- その他33%
- 気分・ストレス7%
- 睡眠2%
報告された体調の変化・副作用
- なし38%
- グリッティな食感2%
- わずかな後味2%
- わずかな苦味2%
- 不眠症2%
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 53 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日5g(付属スプーン1杯)を水や飲み物に溶かして飲む人が多く、朝・運動30分前・運動後など各自でタイミングを選んでいます。10g摂る人や3gから始める人もいます。
- 「朝のコーヒーに混ぜている」
- 「運動30分前に毎朝使用」
- 「運動後に8オンスの水1スクープ」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 半量57%
- 1錠29%
- 3錠以上14%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝35%
- 空腹時22%
- 起床時22%
- 食後14%
- 就寝1時間前7%
- ガスとお腹の不調を避けるため
- スムージーに良く混ざり、味が分からない
- スムージーまたは水に混ぜやすい、ドライスクープで水と一緒に飲める
- スムージーやグリーンドリンクに混ぜやすい
- 他製品より消化性が良い
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労39%
- その他36%
- 足の攣り・筋肉21%
- 気分・ストレス18%
- 睡眠7%
- 肌4%
報告された体調の変化・副作用
- なし53%
- ガス2%
- 下痢2%
- 低血糖症状2%
- 夜間覚醒2%
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 45 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日2回、1回あたり2カプセルが推奨用量。朝に飲む人、トレーニング前に飲む人、夜に飲む人など様々。パウダーより手軽で旅行時にも便利との声が多い。
- 「トレーニング前に2カプセル飲んでいます」
- 「朝2カプセル飲んで夕方まで過ごしています」
- 「1日1カプセルで十分だと思います」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠35%
- 3錠以上35%
- 2錠25%
- 半量5%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝63%
- 就寝1時間前25%
- 空腹時12%
- カプセルが小さいので飲みやすい
- カプセルが飲みやすい
- カプセルが飲みやすく後味がない
- カプセルサイズが合理的で飲みやすい、味なし、日常ルーチンに組み込みやすい
- カプセルは小ぶりで飲みやすく、味がない
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労56%
- 足の攣り・筋肉32%
- 気分・ストレス12%
- その他9%
- 睡眠9%
報告された体調の変化・副作用
- なし40%
- お腹がゆるくなった4%
- 夜間覚醒2%
- 極度の低血糖2%
- 精神・記憶の混乱2%
どの形態を選ぶ? クレアチンの「タイプ」を整理する
クレアチンのサプリには、いくつかの「タイプ(形態)」があります。最初に出てくる形態名に戸惑わないよう、主なものを整理しておきます。
主な形態の比較
| 形態 | 特徴 | こんな人向き |
|---|---|---|
| クレアチンモノハイドレート(creatine monohydrate) | 最も研究が多く、コストが低い定番タイプ | 初めて使う人、コスパ重視の人 |
| マイクロナイズドクレアチン(micronized creatine) | モノハイドレートを細かくして溶けやすくしたタイプ | 水に溶かして飲みたい人、胃腸が気になる人 |
| カプセルタイプ | 粉の計量が面倒な方向け。形態はモノハイドレートが多い | 外出先でも飲みたい人、計量が苦手な人 |
研究データが最も多く積み上がっているのはクレアチンモノハイドレートです。他の形態と比べて「優れている」「劣っている」という明確な差はまだ出ていないため、初めて使うならモノハイドレートを選ぶのが無難という考え方が広まっています。
もっと詳しく知りたい方へ:クレアチンエチルエステルやバッファードタイプについて(クリックで展開)
クレアチンエチルエステル(CEE)は吸収がよいと宣伝されることもありますが、実際には胃の中でクレアチンに変換される前にクレアチニン(不要な代謝産物)になりやすいことが調べられており、モノハイドレートより優れるという根拠は現時点では薄いとされています。
バッファードクレアチン(Kre-Alkalyn など)は胃酸で分解されにくいという触れ込みですが、モノハイドレートと体内のクレアチン量の変化に差がなかったという比較研究があります。
現時点では「モノハイドレートより確実に優れた形態」は存在せず、コストと実績の面でモノハイドレートが推奨されることが多いです。

摂取するタイミングと量の目安
量の目安
研究でよく使われているのは1日3〜5gです。この範囲が最も多くの研究で使われており、それ以上の量を長期間摂ることの安全性データはまだ少ない状態です。
| 方法 | 量 | 期間 |
|---|---|---|
| ローディングなし(おすすめ) | 1日3〜5g | 毎日継続 |
| ローディングあり | 1日20g(4〜5gを4回に分けて)× 5〜7日 → その後3〜5g | 最初の1週間だけ増量 |
ローディングしなくても、毎日3〜5gを続けることで数週間後には筋肉内のクレアチン量が満たされた状態になると考えられています。
タイミングはそこまで気にしなくていい
「筋トレの前がいい?後がいい?」というのはよく聞かれる疑問ですが、研究では「どちらでもあまり変わらない」という結論になっていることが多いです。
一番大切なのは「毎日続けること」。習慣化しやすい時間帯(朝食後・夜食後など)に飲むのが現実的です。

「毎日続けることが大事」ってシンプルで分かりやすいです。タイミングを気にしすぎてやめちゃう人もいそう。

そうなんですよね。「完璧な飲み方」を探しているうちに飲まなくなる、という声もよく見ます。まず毎日の習慣に組み込むことが先です。
他の成分との組み合わせ
クレアチンと一緒に使われることが多い成分と、その組み合わせの考え方を整理します。
よく一緒に使われる成分
| 組み合わせ成分 | 一緒に使われる理由(ユーザーの傾向) | 注意点 |
|---|---|---|
| プロテイン(タンパク質) | 筋肉をつくる素材(タンパク質)と、エネルギーを補う(クレアチン)を一緒に | 特になし |
| ビタミンB12 | 植物性食事でも不足しやすいビタミン。クレアチンと合わせて「植物性食事の補完セット」として使う人が多い | 特になし |
| 鉄分 | 植物性食事では鉄が不足しやすいため、同じく「補完セット」として | 過剰摂取に注意(特に男性)。医師に相談を |

植物性食事の方は、クレアチン以外にもビタミンB12・鉄・亜鉛・オメガ3脂肪酸なども不足しやすい栄養素として挙げられています。全部一度に揃えようとするとコストも管理も大変なので、まず気になるものを一つずつ確認するのが現実的です。
もっと詳しく知りたい方へ:クレアチンとカフェインの組み合わせについて(クリックで展開)
以前は「クレアチンとカフェインを一緒に摂ると打ち消し合う」という考え方が広まっていましたが、現在のデータではその影響は小さいとされています。コーヒーやお茶などのカフェインと一緒に摂っても、クレアチンの働きが大きく妨げられる可能性は低いと考えられています。ただし、この点についての研究数は多くないため、気になる方は分けて飲んでも構いません。

iHerbで選ばれているクレアチン商品
植物性食事の補完として使われることが多いクレアチンですが、商品によって形態・容量・飲みやすさが異なります。以下に、iHerbで人気のある商品を紹介します。商品スペックや最新価格はカードからご確認ください。
パウダータイプ(毎日続けたい方・コスパ重視の方)

California Gold Nutrition, Sport, Pure Creatine Monohydrate, Unflavored, 1 lb (454 g)
- 1回量
- 1 scoop
- 参考価格2026/07/07時点
- ¥2,859

California Gold Nutrition, Sport, Pure Creatine Monohydrate, Unflavored, 2.2 lbs (1 kg)
- 1回量
- 1 scoop
- 参考価格2026/07/07時点
- ¥4,801
こだわり派・品質重視の方

カプセルタイプ(計量が面倒な方・携帯性重視の方)

Life Extension, Creatine Capsules, 120 Capsules
- 形態
- カプセル
- 1回量
- 2 capsules
- 参考価格2026/07/07時点
- ¥2,084
注意点と、向いていない方
クレアチンは多くの研究で安全性が確認されている成分ですが、全員に向いているわけではありません。
使い始めによくある体験
- 体重が少し増える: クレアチンは筋肉内の水分を引き付ける性質があるため、使い始めに1〜2kg程度体重が増えることがあります。これは脂肪ではなく水分です
- お腹がゆるくなる: 特にローディング中に起きやすいです。少量(3〜5g)から始めると軽減されることが多い
注意が必要な方・向いていない可能性がある方
- 腎臓に持病がある方: クレアチンは腎臓で処理されるため、腎機能に心配がある方は使用前に医師に相談してください
- 妊娠中・授乳中の方: データが少なく、安全性が確認されていません。使用は控えることをおすすめします
- 子ども・10代: 成長期への長期影響データが十分でないため、一般的には推奨されていません

妊活中の方はどうですか?30代でお肉控えてる人って妊活中の方も多そうで…

妊活中・妊娠中・授乳中の場合は、クレアチンのサプリについて研究データが少なく安全性が確認されていないので、使用は控えるか、必ず担当の医師・薬剤師に相談してから決めてください。クレアチン以外の不足しやすい栄養素(鉄・葉酸・ビタミンB12など)も、この時期は特に専門家のアドバイスが大切です。

妊活・妊娠中に関しては、このサイトの情報だけで判断せず、必ずかかりつけの医師に確認してほしいと思います。
もっと詳しく知りたい方へ:クレアチンと腎臓の関係について(クリックで展開)
クレアチンを摂取すると、代謝産物であるクレアチニンの血中濃度が上がることがあります。クレアチニンは腎機能の指標として使われるため、「腎臓に負担がかかるのでは?」という心配が生まれます。ただし、健康な人を対象にした複数の研究では、推奨量の範囲内で使用した場合に腎機能の異常は見られなかったと報告されています。問題が生じるリスクは、もともと腎臓に問題がある方や、過剰摂取した場合に高まると考えられています。健康な成人が1日3〜5gを続ける分には、現時点の研究では安全性が確認されています。
まとめ:植物性食事とクレアチン、何から始めればいい?
今回の内容をざっくり振り返ります。
- クレアチンは肉・魚に多く含まれ、植物性食材にはほぼ入っていない
- お肉控えめ・植物性中心の食事を続けていると、筋肉内のクレアチン量が下がりやすい傾向が報告されている
- 筋肉の瞬発力や、脳の働きとの関係も研究されているが、脳への関わりはまだ「積み上がり途中」
- 1日3〜5gを毎日続けるのが、研究でよく使われ、続けやすいとされている飲み方
- クレアチンモノハイドレートが定番。初めてなら迷わずこの形態から
- 妊娠中・妊活中・腎臓に不安がある方は、まず医師・薬剤師に相談を
クレアチンはあくまで「植物性食事で減りやすい成分のひとつ」です。ビタミンB12・鉄・亜鉛など、他にも気にかけたい栄養素はあります。全部一度に揃えようとせず、自分が一番気になっているところから少しずつ確認していくのが、長続きのコツです。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。
よくある質問
Q. 植物性食事を続けると、クレアチンはどれくらい不足する?
A. 研究によると、ヴィーガン・ベジタリアンの方の筋肉内クレアチン量は、肉を食べる方に比べて10〜20%程度少ない傾向が報告されています。ただし個人差があり、自分で合成できる量にも差があります。
Q. クレアチンは毎日飲まないといけない?
A. 毎日飲み続けることで筋肉内のクレアチン量をキープできます。飲むのをやめると数週間から1ヶ月程度で元の量に戻っていくとされています。
Q. クレアチンはいつ飲めばいい?
A. 研究では「トレーニング前後のどちらでも大きな差はない」という結果が多いです。一番大切なのは毎日続けることなので、朝食後など習慣化しやすいタイミングで飲むのがおすすめです。
Q. クレアチンを飲むと体重が増える?
A. 使い始めの時期に、筋肉内の水分量が増えて1〜2kg程度体重が増えることがあります。これは脂肪ではなく水分なので、体型が変わるわけではありません。
Q. ヴィーガン・ベジタリアンの妊活中の方がクレアチンを使っても大丈夫?
A. 妊活中・妊娠中・授乳中の方向けのクレアチン安全性データは少なく、現時点では使用をおすすめできません。担当の医師・薬剤師にご相談ください。