
植物性食事と鉄分、知っておきたいこと
お肉を減らした、あるいは野菜中心の食事に変えた。 それ自体はとても良い選択だと思います。
でも、しばらくして「なんとなく体がだるい」「疲れがなかなか抜けない」「階段を上るとすぐ息が上がる」と感じるようになった人は、意外と多いんです。
原因はいくつか考えられますが、鉄分の不足はそのひとつとして、特に植物性中心の食事をしている人に多く見られます。
植物性の食材にも鉄分は入っています。でも、お肉や魚に含まれる鉄分とは「体への取り込まれ方」が根本的に違う。この記事ではその仕組みと、自分でできる対策を分かりやすく整理していきます。
なぜ「植物性の鉄」は体に取り込まれにくいの?
まず大前提として、鉄分には大きく2種類あります。
- ヘム鉄:お肉・魚・レバーなどに含まれる。体に吸収されやすい
- 非ヘム鉄:ほうれん草・豆・豆腐・ブロッコリーなど植物性食品に含まれる。体に取り込まれにくい
「ほうれん草は鉄分が豊富」と聞いたことがありますよね。確かに含まれている量は多いんです。でも、実際に体の中で使えるようになる量は、ヘム鉄と比べてぐっと少なくなります。
目安として、ヘム鉄の吸収率は15〜35%ほど。一方、植物性食品に含まれる非ヘム鉄は2〜20%と幅があり、食事の組み合わせや体の状態によって大きく変わります。

え、そんなに差があるんですか?同じ「鉄分」なのに?

そうなんです。ヘム鉄は血液中のヘモグロビンに由来する構造をしていて、腸がそのまま取り込めるんです。非ヘム鉄は腸に届く前に胃酸で溶かしてもらう必要があって、その過程でほかの食べ物の影響を受けやすいんですね。

しかも、植物性食品にはフィチン酸やタンニンといった成分が含まれていて、これが非ヘム鉄の吸収をさらに邪魔することがあります。お茶や全粒穀物と一緒に摂ると吸収が落ちることがあるのは、この仕組みのせいです。
吸収を邪魔するもの・助けるもの
食事の組み合わせ次第で、非ヘム鉄の吸収率はかなり変わります。覚えておくと役立つ「助ける食材」と「邪魔する食材」を整理しました。
| 吸収を助けるもの | 吸収を邪魔するもの |
|---|---|
| ビタミンC(レモン・パプリカ・キウイ) | お茶・コーヒー(タンニン) |
| たんぱく質(豆腐・大豆製品) | フィチン酸(玄米・全粒粉・豆類) |
| 発酵食品(味噌・納豆) | カルシウム(牛乳・チーズ) |
| 胃酸を助ける食品(酢・柑橘) | ポリフェノール(赤ワイン・チョコレート) |
「健康に良い」食材どうしが、鉄の吸収という点ではぶつかり合うことがある。植物性食事の難しいところのひとつです。

「足りていない人」はどれくらいいるのか
データとしてはっきりしているのは、女性の鉄分不足が多いということです。
厚生労働省の調査(2019年国民健康・栄養調査)では、20〜49歳の女性の約20〜30%が鉄の摂取量として推奨されている量を下回っていると報告されています。これはお肉を食べる・食べないに関わらず、日本人女性全体の傾向です。
その上でお肉を減らしたり、完全に植物性食事にしたりすると、ベースの摂取量がさらに下がりやすくなる。
世界的に見ても、ビーガン・ベジタリアンの方はそうでない方に比べて血液中の鉄の値(フェリチン)が低い傾向があるという研究報告が複数あります。ただ「下がりやすい傾向がある」というものであり、「必ず不足する」「全員に影響が出る」とは言えません。食事の内容・工夫・個人差によってかなり変わります。

じゃあ、植物性食事でもうまく工夫している人は問題ないってこと?

工夫している人は確かに吸収量を上げられます。ただ、月経がある女性は毎月一定の鉄を失うので、食事だけで帳尻を合わせ続けるのは意外とハードルが高いというのが正直なところです。「気を配ってはいるけど、足りているかどうか自信がない」という方が多いんですよね。
もっと詳しく知りたい方へ(植物性食事と鉄に関する研究のクリックで展開)
植物性食事と鉄分の関係については、これまでいくつかの研究で検討されています。複数の研究をまとめた分析では、ベジタリアン・ビーガンの方は非ベジタリアンと比べて血中フェリチン(体内の鉄の貯蔵量を示す指標)が低い傾向が示されています。ただし、「低め」であっても「貧血の診断基準を下回っている」かどうかは別の話で、個人差が大きいとされています。また、ビタミンCの同時摂取が非ヘム鉄の吸収を高めることは複数の研究で一貫して示されており、食事の工夫による吸収アップの余地は十分あると考えられています。出典は記事末尾にまとめています。
鉄が不足するとどんなことが起きやすいか
鉄は体の中で酸素を運ぶ赤血球のもとになる成分です。つまり、鉄が足りないと体の隅々まで酸素が届きにくくなります。
よく聞く「なんとなくだるい」「疲れが取れない」という感覚は、酸素が十分に届かない状態が続いているときに起きやすいものです。他にも、息切れしやすい・顔色がくすんで見える・爪が割れやすい・頭に霧がかかったような感じ(いわゆる「ブレインフォグ」)といったことが続きやすくなると言われています。
ただし、これらはどれも「鉄不足だけが原因」とは言えません。似たような感覚は、睡眠不足・ビタミンB12不足・ビタミンD不足などでも起きます。植物性食事の方がこれらを同時に気にかける必要があるのも、そのためです。

「疲れてるのは仕事のせいだから」と流しがちですよね。でも、植物性食事に切り替えた時期と体の変化が重なっているとしたら、一度振り返ってみる価値はあるかもしれません。
もっと詳しく知りたい方へ(鉄と体の仕組み・クリックで展開)
鉄は体内でヘモグロビン(赤血球の酸素を運ぶたんぱく質)の材料になります。さらに、エネルギーを作り出す細胞内の工場(ミトコンドリア)の働きにも関わっており、筋肉の酸素貯蔵にも使われています。鉄が不足するとヘモグロビンの合成量が下がり、体中に届く酸素の量が減ります。この状態が続くと「鉄欠乏性貧血」と呼ばれる状態になりますが、貧血の診断基準を満たさなくても「潜在的な鉄不足(貯蔵鉄の低下)」の段階から疲れやすさを感じる方がいることも報告されています。

植物性食事の人が特に気をつけたい「同時に減りやすい栄養素」
お肉を減らすと鉄だけでなく、いくつかの栄養素が同時に不足しやすくなることがあります。鉄のことを考えるときに、一緒に知っておくと役立ちます。
| 栄養素 | 不足しやすい理由 | 鉄との関係 |
|---|---|---|
| ビタミンB12 | 植物性食品にほぼ含まれない | 赤血球の形成に必要。不足すると鉄と似た症状が出ることがある |
| ビタミンD | 日光と動物性食品が主な供給源 | 貧血・免疫・骨など広範な役割 |
| 亜鉛 | 動物性食品からの方が吸収されやすい | 植物性鉄の吸収とは直接関係ないが、疲れや免疫に関係 |
| たんぱく質 | 動物性を減らすと量が不足しがち | 非ヘム鉄の吸収をサポートする役割がある |

これ全部植物性食事の人が気にしないといけないんですか?なんか急にハードルが上がってきた…

一度に全部解決しようとしなくていいです。まず「自分が今一番気になっている症状はどれか」から絞るのが現実的です。疲れや息切れが気になるなら鉄から、というだけでも十分です。
鉄分サプリ、どの「形態(タイプ)」を選ぶ?
鉄分サプリにはいくつかの種類(形態)があり、胃へのやさしさや吸収のされ方が違います。初めて見ると英語の名前が並んでいて混乱しますが、要点だけ押さえれば選びやすくなります。
※ 各タイプの詳しい違いは、このあとの比較表でまとめます。
主に使われる3つの形態を紹介します。
グリシン酸第一鉄(ferrous bisglycinate) アミノ酸の一種「グリシン」と結合させた形態です。胃への負担が少なく、吸収されやすいとされていて、「胃がもたれやすい」「胃が弱い」という方に選ばれることが多いです。
硫酸第一鉄(ferrous sulfate) 昔からよく使われている形態です。コストが低く、含有量も多め。ただし、吐き気・便秘・胃の不快感が出やすい方もいます。一般的な「鉄分サプリ」の多くにこの形態が使われています。
ヘム鉄(heme iron) 動物性(牛や豚の血液)由来の形態です。植物性食事の方には選択肢から外れることが多いですが、吸収率は高いとされています。
| 形態 | 胃へのやさしさ | 吸収のされやすさ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| グリシン酸第一鉄 | ◎やさしめ | ○高め | 胃が弱い・初めて試す人 |
| 硫酸第一鉄 | △負担が出やすいことも | ○ | コスパを重視する人 |
| ヘム鉄 | ○ | ◎高め | 動物性食品を摂る人向け |
もっと詳しく知りたい方へ(グリシン酸鉄が注目されている理由・クリックで展開)
グリシン酸第一鉄(ferrous bisglycinate)は「キレート鉄」とも呼ばれます。鉄とアミノ酸が結合することで、腸の鉄輸送システムに乗りやすくなると考えられており、硫酸第一鉄と比較した研究では、少ない量でも同程度の血中鉄濃度の上昇が見られたというデータがあります。また、消化器系の副作用(吐き気・便秘)が出にくいとする報告も複数あります。ただし費用は硫酸第一鉄より高めになることが多いです。
摂るタイミングと量の目安
タイミング
鉄分サプリの吸収は、食事の内容とタイミングに影響されます。
| タイミング | メリット | 気をつけること |
|---|---|---|
| 食間(食事と食事の間) | 空腹時のほうが吸収されやすい | 胃が弱い人は不快感が出やすい |
| 食後 | 胃への負担を減らせる | 食事の内容によっては吸収が下がる |
| ビタミンCと一緒 | 吸収率が上がりやすい | 特に非ヘム鉄の場合に有効 |
お茶・コーヒー・牛乳は鉄の吸収を下げることがあるため、一緒に飲むのは避けるのが無難です。水かぬるま湯で飲むのがシンプルにおすすめです。
量の目安
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、月経がある成人女性の推奨量として1日あたり10.5mgが示されています(妊娠中・授乳中は異なります)。
サプリメントでは1粒あたり25〜65mg前後のものが多く、含有量に幅があります。多ければ多いほど良いわけではなく、過剰摂取は吐き気・便秘・胃への不快感につながることもあります。「どの量から始めればよいか迷う」という場合は、まず少なめの用量のものを試してみるのが現実的です。

鉄は過剰になっても体に負担がかかります。特にサプリメントを複数使っている場合は、重複摂取に気をつけてください。気になる症状が続く場合は、血液検査で実際の数値を確認してから補う量を決めるのが一番確実です。

一緒に摂ると相性が良い成分
鉄単体ではなく、他の成分と組み合わせることで、吸収を助けたり、同時期に気になりやすい栄養を補えたりします。
ビタミンC(おすすめ度:高) 非ヘム鉄の吸収を助ける成分として最もよく知られています。鉄とビタミンCを一緒に含む製品も多く、意識してビタミンCを含む食品(レモン・パプリカ等)と一緒に摂るだけでも差が出やすいです。
ビタミンB12(おすすめ度:高) 植物性食事の方はビタミンB12も不足しやすいため、鉄と合わせてカバーしたい栄養素のひとつです。赤血球を正常に保つ働きに関わっており、不足すると疲れや息切れが出やすくなることがあります。
葉酸(おすすめ度:中〜高) こちらも赤血球のもととなる細胞づくりに関わる栄養素です。妊活中・妊娠中の方は特に意識したい成分です。
カルシウム(一緒に摂るのは注意) 鉄とカルシウムは腸での吸収のされ方が競合する(おたがいに引っ張り合う)ことがあるため、同じタイミングで大量に摂るのは避けるほうがよいとされています。サプリメントが重なる場合は時間をずらすのが無難です。
もっと詳しく知りたい方へ(ビタミンCと鉄の関係・クリックで展開)
ビタミンCが鉄の吸収を助ける仕組みは、腸の中で非ヘム鉄(鉄の3価のイオン)を体が取り込みやすい形(2価のイオン)に変えるからです。この反応は特に植物性食品から摂る非ヘム鉄に大きく働き、ビタミンCを同時に摂ると吸収率が2〜3倍になることもあると研究で報告されています。実際の食事では、ほうれん草のおひたしにレモンをしぼる・豆腐サラダにパプリカを加えるといった組み合わせが、知らず知らずのうちにこの効果を活かしていることになります。
iHerbで選ばれている鉄分サプリとリアルな飲み方
ここからは、実際にiHerbで多くの方に選ばれている鉄分サプリと、その飲み方のデータを紹介します。特定の商品を推奨するものではなく、「どんな選び方をしている人が多いか」の参考として見てもらえると役立ちます。
胃にやさしい成分を使ったスロリリース処方

NaturesPlus, Hema-Plex®, Iron with Essential Nutrients for Healthy Red Blood Cells, 60 Slow-Release Tablets
- 形態
- タブレット
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥3,120
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 34 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝食前30分や朝食時に飲む方が多い。就寝前に飲む人もいる。錠剤が大きめなので半分に割って飲む方や、柑橘ジュース・レモン水と一緒に摂る工夫も見られる。
- 「柑橘ジュースと一緒に飲んでいる」
- 「朝食30分前にレモン水と一緒に摂取」
- 「毎日ではなく週1回だけ飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠90%
- 2錠5%
- 半量5%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝25%
- 空腹時25%
- 食後25%
- 寝る前13%
- 起床時13%
- 1日1回で飲みやすいサイズ
- 1日1錠で便利
- タブレットが半分に分割できる大きさ
- タブレットのサイズが大きいが、利点が重みを上回る
- 吸収を高めるため朝食30分前に摂取し、レモン水を追加している
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労56%
- その他30%
- 気分・ストレス11%
- 肌11%
- お通じ4%
- 睡眠4%
報告された体調の変化・副作用
- なし62%
- にきび3%
- 消化系への負担3%
- 腎臓痛3%
- 膨満感3%
シンプルな植物性カプセルタイプ

NOW Foods, Iron, 36 mg, 90 Veg Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,702
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 43 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセル(36mg)を摂る人が多く、医師の指示で2カプセルや隔日服用する人も。朝の空腹時、または夜に食後服用が見られる。
- 「毎晩ビタミンCと一緒に飲んでいる」
- 「1日1カプセルで飲みやすい」
- 「医師の提案で1日2カプセルを夜に飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠67%
- 2錠29%
- 3錠以上4%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前33%
- 食後25%
- 朝17%
- 空腹時17%
- 起床時8%
- 1カプセル/日の簡便性
- カプセルが飲みやすい
- カプセルが飲みやすく、ビーガン対応
- カプセルが飲みやすく、胃に優しい
- カプセルが飲みやすく胃に優しい
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労50%
- その他40%
- お通じ10%
- 気分・ストレス3%
- 肌3%
報告された体調の変化・副作用
- なし61%
- 空腹時に胃への負担2%
- 胃の不快感2%
- 胃痛2%
ジェントルアイアン・少量からの低刺激タイプ

Solgar, Gentle Iron®, 25 mg, 90 Vegetable Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,811
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 54 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセルを毎日、または1日おきに飲む方が多い。朝食後や夕食後に飲む人もいる。ビタミンCやオレンジジュースと一緒に飲む工夫をしている人が目立つ。
- 「1日1カプセル、オレンジジュースと一緒に飲んでいる」
- 「夕食後に1日おきに1カプセル飲んでいる」
- 「朝に2〜3カプセルをオレンジジュースと一緒に飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠58%
- 2錠19%
- 3錠以上15%
- 半量8%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後39%
- 朝28%
- 空腹時22%
- 寝る前11%
- 吸収を高めるためビタミンCと一緒に飲む
- 食事と一緒に飲むと飲みやすい
- 1日1回で済む、カプセルのサイズが飲みやすい
- 1日4錠摂取時に下痢と腹痛が発生したため注意が必要
- オレンジジュースと一緒に服用すると吸収が良い
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労54%
- その他32%
- お通じ18%
- 気分・ストレス4%
- 肌4%
報告された体調の変化・副作用
- なし80%
- 下痢と腹痛2%
- 複数摂取で便秘になる2%
- 軽い胸焼け2%
コスパ重視のシンプル処方

21st Century, Iron, 65 mg, 120 Tablets
- 形態
- タブレット
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥840
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 56 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝またはメインの食事と一緒に飲む人が多い。ビタミンCやオレンジジュースと一緒に飲む工夫や、胃痛対策で就寝前に飲む人もいる。
- 「1日1錠を朝、オレンジジュースと一緒に飲んでいる」
- 「胃痛があるので寝る前に2錠飲んでいる」
- 「朝に葉酸と一緒に飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠87%
- 2錠7%
- 3錠以上7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝36%
- 食後36%
- 寝る前18%
- 空腹時9%
- 粒が飲みやすい
- 粒が小さく飲みやすい
- 食事と一緒に飲む
- カプセルが飲みやすい
- コーティング錠で食事の前に飲める余裕ができる
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労50%
- その他44%
- お通じ3%
- 気分・ストレス3%
- 肌3%
- 足の攣り・筋肉3%
報告された体調の変化・副作用
- なし32%
- わずかな胃痛2%
- 便秘2%
- 便秘(整腸薬との併用時)2%
- 嘔吐感2%

種類がいくつかあって迷いますね。どう選べばいいんでしょう?

胃が弱い・初めて鉄サプリを試す方にはグリシン酸型(bisglycinate)が入っているものが使いやすい傾向があります。コストを優先するなら硫酸第一鉄タイプを少ない量から様子を見るのも手です。いずれも食事でどれだけ補えているかによって必要な量は変わるので、「試してみてどうだったか」を数週間単位で確認しながら続けるのが現実的です。

注意点・こんな方は飲む前に確認を
鉄分サプリは多くの方が日常的に使っていますが、いくつかのケースでは注意が必要です。
妊娠中・妊活中の方 鉄は妊娠中に特に必要量が増える栄養素ですが、産婦人科の先生と摂取量をすり合わせるのがおすすめです。過剰摂取のリスクも報告されているため、自己判断で大量に摂ることは避けましょう。
胃が弱い方・消化器に不安がある方 硫酸第一鉄タイプは特に吐き気・便秘・胃もたれが出やすい方がいます。グリシン酸型などやさしめの形態を選ぶか、少量から様子を見てください。
薬を飲んでいる方 一部の抗生物質や甲状腺薬は、鉄と一緒に摂ると吸収に影響が出ることがあります。薬を服用中の場合は、飲み合わせを薬剤師または医師に確認することをおすすめします。
「ヘモクロマトーシス」など鉄代謝に関わる疾患がある方 体内に鉄が蓄積しやすい体質の方は、サプリメントによる鉄の追加が合わない場合があります。

鉄分は「補っておいて損はない」と思われがちですが、実際には過剰になると体に負担をかけます。気になる症状が続いているなら、血液検査でフェリチン(体内の鉄の貯蔵量)を確認するのが一番確実な方法です。症状が気になる場合や薬を服用中の方は、まず医師・薬剤師にご相談ください。
まとめ:まず「自分の食事から鉄がどれくらい入っているか」を把握するところから
お肉を控える・植物性中心の食事は、多くの面で体に良い選択です。ただ鉄分については、「食べている量」と「実際に体で使える量」に差が生まれやすいという特性があります。
今日から意識してみてほしいことを3つにまとめます。
- ビタミンCと組み合わせる習慣をつける:食事に柑橘類やパプリカを加えるだけで、非ヘム鉄の吸収を助けやすくなります
- 鉄とお茶・コーヒーの飲み合わせを分ける:食後すぐのお茶やコーヒーを30分ずらすだけでも差が出やすいです
- 「なんとなくだるい」が続くなら血液検査を:フェリチン(貯蔵鉄)は通常の貧血検査では見落とされることがあるため、「フェリチンも調べてほしい」と伝えると確認できます
サプリメントは「食事で補いきれない分を助ける選択肢のひとつ」として、形態・量・タイミングを意識して使うと無理なく続けやすくなります。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。
本品は医薬品ではありません。病気の予防・治療を目的としたものではありません。
よくある質問
Q. ほうれん草や豆をたくさん食べていれば鉄分は大丈夫ですか? A. 植物性食品の鉄(非ヘム鉄)は吸収率が低いため、量を食べていても体に入る量は少なくなりやすいです。ビタミンCを一緒に摂る・お茶との時間をずらすなどの工夫が大切です。
Q. 鉄分サプリで便秘や胃の不快感が出ました。どうすればいいですか? A. 硫酸第一鉄(ferrous sulfate)タイプに多い副作用です。グリシン酸型(bisglycinate)などやさしめの形態に変えるか、食後に摂ること・量を減らすことで和らぐことがあります。それでも続く場合は使用を中止し、医師や薬剤師にご相談ください。
Q. 植物性食事でも鉄分を十分に摂れている人はいますか? A. います。食事の組み合わせを意識して工夫している方・吸収率に個人差がある方など、サプリなしでも問題ない方もいます。一方で、月経がある女性は失われる量が多いため、食事だけでカバーするのが難しいケースもあります。
Q. 鉄分サプリを飲むタイミングはいつがいいですか? A. 空腹時のほうが吸収されやすいとされていますが、胃への不快感が出やすい方は食後がおすすめです。お茶・コーヒー・牛乳と一緒に飲むのは避け、水かぬるま湯で飲みましょう。
Q. ビタミンB12は植物性食事でどうやって補えばいいですか? A. ビタミンB12は植物性食品にほとんど含まれません。栄養強化食品(豆乳・シリアルなど)か、サプリメントでの補給が一般的な方法です。気になる場合は医師に相談しながら血液検査で確認するのがおすすめです。
参考にした研究・出典(クリックで展開)
- Pawlak R, et al. (2013). The prevalence of cobalamin deficiency among vegetarians assessed by serum vitamin B12. European Journal of Clinical Nutrition. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23321724/
- Haider LM, et al. (2018). The effect of vegetarian diets on iron status in adults. Critical Reviews in Food Science and Nutrition. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26943793/
- Hallberg L, et al. (1989). The role of vitamin C in iron absorption. International Journal for Vitamin and Nutrition Research. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2507689/
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html