
油の質が、関節の動きを左右する
朝、布団から出るときに膝がぎこちない。 階段を下りるとき、少し気を使う。 長時間座ったあと、立ち上がりが重たい。
こういった感覚、「年だから仕方ない」と片づけていませんか?
実は、体に入ってくる油の種類が、関節まわりの調子に深く関わっているという研究が、ここ数十年でかなり積み重なっています。そのカギとなる成分が「オメガ3(DHA・EPA)」です。
この記事では、オメガ3と関節のなめらかな動きがどうつながっているのか、研究で分かっていること・まだ分かっていないこと、そして実際にどう摂っている人が多いのかを、できるだけかみ砕いてまとめました。
オメガ3と関節のなめらかな動き — まず大事なポイントを3つ
難しい話に入る前に、この記事で伝えたいことを先にまとめておきます。
- オメガ3(特にEPA)は、関節まわりの状態と深く関わっていることが研究で示されています
- ただし「飲めば絶対に楽になる」という保証ではなく、「体質や生活習慣によって感じ方に差がある」という段階
- 毎日続ける飲み方が多く、食事(特に脂質を含む食事)と一緒に摂るのが定番
この3点を頭に入れながら読んでもらえると、話が入ってきやすいと思います。

「油の種類が関節に影響する」って、どういうことですか? なんとなくイメージがわかなくて。

そうですよね。「油」というと料理に使うものというイメージが強いですよね。でも体の中でも油は大事な役割を担っていて、特に細胞の膜は油でできているんです。

細胞膜の油の質が変わると、細胞の動きや周囲の環境にも変化が出てくるということが分かってきています。関節まわりの細胞も同じで、どんな油を摂っているかが、その状態に関わってくるわけです。
なぜオメガ3が関節分野で注目されているのか

そもそも、「オメガ3」とは何かを一言で言うと、魚や海藻に多く含まれる種類の油(脂肪酸)のことです。 代表的なのがDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の2つ。どちらも体の中では作りにくく、食事やサプリで補う必要があります。
これと対照的なのが「オメガ6」という別の種類の油で、サラダ油や加工食品に多く含まれています。現代の食生活では、オメガ6をたくさん摂って、オメガ3が少なくなりがちというバランスの偏りが起きやすいとされています。
なぜこのバランスが関節に関係するのか。
体の中では、オメガ3とオメガ6がそれぞれ異なる物質に変換されます。
- オメガ6から作られる物質 → 関節まわりの環境を「活性化」させやすい
- オメガ3から作られる物質 → その状態を「おさめる方向」に働くと考えられている
この2つが引っ張り合っているイメージです。どちらかが極端に多くなると、バランスが崩れやすくなる。研究者たちが注目してきたのは、まさにこの「バランスを整える側」としてのオメガ3の役割です。
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オメガ3(特にEPA)は体内でSPMs(特殊化した炎症収束メディエーター)と呼ばれる物質のもとになります。このSPMsは、関節まわりで起きている状態を「おさめる方向」に誘導する働きに関わるとされており、単に「活性を抑える」のとは少し違う、能動的な収束プロセスとして近年研究が進んでいます。 また、EPA・DHAは細胞膜のリン脂質に取り込まれ、膜の流動性(やわらかさ・動きやすさ)に影響を与えることも分かっています。関節の内側を覆う細胞の膜にも同様の変化が起きると考えられており、これが関節まわりの環境に影響する経路の一つと見られています。
研究で分かっていること、まだ言えないこと
オメガ3と関節については、世界中でかなりの数の研究が行われています。ただ、「誰でも確実にすっきり動きやすくなる」とまでは言い切れない、というのが正直なところです。
ここでは、研究で見えてきていることを、できるだけかみ砕いて紹介します。
見えてきていること
複数の研究を合わせて分析した大きな調査では、オメガ3を続けて摂った人のほうが関節の違和感が気になりにくい傾向が見られた、という報告があります。特にEPAの量が多いほど、その傾向がはっきり出やすいとされています。
また、関節の動きやすさを毎朝の感覚で評価した研究では、魚油サプリを摂っていたグループのほうが、起き抜けのこわばりを感じる時間が短かったという結果も報告されています。

「摂ったほうが傾向がある」って、どのくらいの期間の話ですか?すぐ感じるものなんでしょうか。

多くの研究では、12週間から24週間(3〜6か月)続けた後で変化を測定しています。「今日飲んで明日すっきり」というよりは、日々の積み重ねの中で体内の油のバランスが変わっていくイメージです。

そこは大事なポイントですよね。数日試してやめてしまうと、なかなか分かりにくい。
まだ言い切れないこと
一方で、全員に同じような効果があるわけではない、ということも研究から見えています。
- 関節の状態が比較的軽い方ほど変化を感じやすく、すでに状態が進んでいる場合は効果を測定しにくいというデータもあります
- 研究によって使われた量や期間がバラバラなため、「何mg摂れば十分」という明確な答えがまだ出ていない
- 食事全体のバランスや運動習慣など、他の要因も絡むため、「オメガ3だけで変わる」とは言いにくい
この「ありそうだけど、人によって差がある」という段階であることを、頭に置いておくと期待値の設定がしやすくなります。
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関節とオメガ3に関する研究の多くは、関節リウマチを対象に行われてきた歴史があります。これらの研究では、EPA・DHAの摂取によって関節の腫れや朝のこわばり時間、鎮痛薬の使用量などに変化が見られたという報告が複数あります。 一方で、変形性関節症(加齢による軟骨の摩耗)に対する研究はまだ数が少なく、こちらはエビデンスとしての蓄積途上という状況です。年齢的な変化による関節の違和感が気になっている方は、この点を念頭に置いておくとよいでしょう。 関節の状態・使われた量・研究期間のばらつきから、「何mg摂ればよいか」という統一基準は現時点では確立されていません。

「みんなの飲み方」— 実際にどう摂っている人が多いのか
研究の話だけでは「で、実際どう摂ればいいの?」となりますよね。ここでは、iHerbでオメガ3を購入したユーザーのレビューや服用データをもとに、実際に多く見られる飲み方のパターンをご紹介します。
多く見られるパターン
| パターン | 特徴 |
|---|---|
| 食事と一緒(昼 or 夕)に1〜2粒 | 最も多い。脂溶性のため脂質を含む食事と一緒が吸収されやすいとされる |
| 朝食後に1粒、夕食後に1粒の分割 | 1回量を分けることで胃への負担を減らす目的が多い |
| 夜だけ(夕食後)に2粒 | 継続しやすさを重視するパターン |

空腹時はダメなんですか?

空腹時でも摂れないわけではないのですが、オメガ3は油(脂溶性)の成分なので、食事中の脂質と一緒に摂ったほうが体に吸収されやすいと考えられています。また空腹時に魚油のカプセルを摂ると、げっぷが気になる方もいるので、食後のほうがその点でも扱いやすいですね。

魚っぽいにおいのげっぷは、続けるモチベーションにも関わりますからね(笑)。食後にすることで、気になりにくくなる方が多いです。
iHerbで選ばれている商品と「みんなの飲み方」
以下は、関節ケアを意識してオメガ3を摂っている方に選ばれやすい商品です。実際の飲み方データもあわせて確認できます。

California Gold Nutrition, Omega-3 Premium Fish Oil, 100 Fish Gelatin Softgels (1,100 mg per Softgel)
- 形態
- ソフトジェル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,975
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 37 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1〜3粒を朝食や夕食と一緒に飲むパターンが多い。1日2粒が推奨量だが、半量や3粒など各自で調整する声も。
- 「朝1粒、昼1粒飲んでいる」
- 「朝食と夕食に合わせて量を調整」
- 「1日1粒のみ使用している」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠60%
- 3錠以上20%
- 2錠13%
- 半量7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後50%
- 朝25%
- 昼12%
- 空腹時12%
- 飲みやすい、魚の後味がない
- ボトルが大きく携帯が不便、複数錠の服用が煩わしい
- 最大1日用量に達するため複数カプセル必要
- 効力が低いため(1/3の効力なので3錠必要)
- 医師の推奨に従う
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 肌50%
- 疲労28%
- 足の攣り・筋肉28%
- 気分・ストレス22%
- その他17%
報告された体調の変化・副作用
- なし76%
- 最小限のげっぷと味覚残留3%
- 魚のゲップ(稀)3%
- 魚の臭い・後味あり3%

California Gold Nutrition, Omega-3, Premium Fish Oil, 240 Fish Gelatin Softgels
- 形態
- ソフトジェル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥4,296
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 36 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日2〜3粒を朝食・昼食・夕食時に分けて飲むパターンが多い。食事と一緒に摂る人が大半で、半量から始める人もいる。
- 「朝1粒、昼1粒飲んでいる」
- 「朝に飲む、食事なしでも問題ない」
- 「1日2回、食後に1オンス飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠53%
- 3錠以上27%
- 2錠13%
- 半量7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝42%
- 食後33%
- 寝る前8%
- 昼8%
- 空腹時8%
- 食事と一緒に飲むと飲みやすい
- 飲みやすく、魚の後味がない
- 1日1錠で高濃度(1100mg)を摂取できる、飲み込みやすい形状
- potencyが低いため複数必要
- カプセルサイズが中程度で飲みやすい、臭いがほぼなく魚のゲップがない
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 足の攣り・筋肉42%
- その他37%
- 肌26%
- 気分・ストレス21%
- 疲労21%
報告された体調の変化・副作用
- なし69%
- ゲップと製品の味が時々する(最小限)3%
- ごくまれに魚のげっぷ3%
- 軽い魚の味3%
- 魚臭/後味3%

NOW Foods, Omega-3 Fish Oil, 1,000 mg, 180 EPA - 120 DHA, 100 Softgels
- 形態
- ソフトジェル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,382
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 45 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1〜2粒を食事と一緒に飲む方が多いです。カプセルは大きめですが、水で飲むと飲みやすいという声があります。
- 「1日2粒飲んでいます」
- 「毎日スプーン1杯を何年も続けています」
- 「食事と一緒に1粒を毎日飲んでいます」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠57%
- 2錠29%
- 3錠以上14%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後73%
- 昼9%
- 朝9%
- 空腹時9%
- 飲みやすい
- 医師の推奨
- 粒が大きい
- 粒が大きいが飲みやすい
- サイズが大きすぎず、ソフトジェル形状で飲みやすい
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 肌54%
- 足の攣り・筋肉31%
- 疲労27%
- その他23%
- 気分・ストレス19%
- お通じ4%
報告された体調の変化・副作用
- なし69%
- 吐き気2%
- 時々魚の後味がある2%
- 魚臭いげっぷ2%

NOW Foods, Ultra Omega-3 Fish Oil, 90 Softgels
- 形態
- ソフトジェル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥2,981
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 60 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1〜2カプセルを朝食時や夕食時に摂取する方が多い。脂肪分のある食事と一緒に飲むと良いとの声もある。
- 「朝1粒、夕食時に1粒飲んでいます」
- 「朝食か昼食時に1錠、脂肪分のある食事と一緒に」
- 「就寝前に飲んでいます」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠62%
- 2錠27%
- 3錠以上12%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝51%
- 寝る前16%
- 昼16%
- 食後16%
- カプセルサイズがやや大きいが飲みやすい
- 粒のサイズが適切で飲みやすい
- 1つのソフトジェルで済むため利便性が高い
- カプセルが大きすぎず飲みやすい
- カプセルが小さく飲みやすい
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- その他50%
- 肌32%
- 足の攣り・筋肉26%
- 疲労18%
- 気分・ストレス13%
- 睡眠5%
報告された体調の変化・副作用
- なし70%
- ゲップで魚の味がすることがある(稀)2%
- 小さくて奇妙な味2%

どの形態がある? — 魚油・クリルオイル・アルジーオイルの違い
オメガ3サプリを探すと、いくつかの「タイプ(形態)」があることに気づきます。それぞれ少しずつ特徴が違うので、自分に合ったものを選ぶ参考にしてください。
※以下は各タイプの性質のまとめです。それぞれの詳しい比較は後ろの表でもご覧になれます。
魚油(フィッシュオイル)
イワシやアンチョビなどの小魚から作られる、最もスタンダードなタイプです。研究の多くも魚油を使ったものが中心なので、データが豊富。コストパフォーマンスも比較的よく、日本で流通しているオメガ3サプリの主流です。
カプセルを開けると魚特有のにおいがすることがあります。製品によっては「無臭加工」「腸溶性カプセル」(胃ではなく腸で溶けるタイプ)が採用されていて、においが気になる方にはそちらが選びやすいです。
クリルオイル
南極に生息する小さなエビのような生き物「オキアミ(クリル)」から作られるオイルです。オメガ3が「リン脂質型」と呼ばれる、細胞膜に似た形でくっついているのが特徴です。
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魚油のオメガ3は主に「トリグリセリド型」または「エチルエステル型」として含まれています。一方、クリルオイルのオメガ3は「リン脂質型」という形で結合しています。 リン脂質型は、体の細胞膜の成分に近い構造のため、吸収される際に体が処理しやすいと考えられていますが、実際の吸収率の差については研究によって結果が分かれており、「クリルオイルのほうが必ず優れている」とは言い切れない段階です。 またクリルオイルには、天然の赤い色素成分「アスタキサンチン」が含まれており、これ自体に抗酸化的な働きがあるとされています。
魚油よりにおいが少ないと感じる方が多いのも特徴のひとつ。ただし、甲殻類アレルギーのある方は注意が必要です。
アルジーオイル(藻油)
DHA・EPAの元をたどると、実は魚が自分で作っているのではなく、海藻や微細藻類が作り出したものを魚が食べて蓄えているというしくみがあります。アルジーオイルは、その源である藻類から直接抽出したオイルです。
動物性の素材を使わないため、ベジタリアン・ヴィーガンの方にも選ばれています。魚介類アレルギーがある方にも向いています。近年はDHAを多く含む藻油の研究も増えてきています。
3タイプの比較まとめ
| 魚油(フィッシュオイル) | クリルオイル | アルジーオイル(藻油) | |
|---|---|---|---|
| 原料 | 小魚(イワシ等) | オキアミ | 微細藻類 |
| オメガ3の形 | トリグリセリド型・エチルエステル型 | リン脂質型 | トリグリセリド型が多い |
| におい | やや魚っぽい | 比較的少ない | ほぼ気にならない |
| 研究データの多さ | ◎ 多い | △ まだ少ない | △ 増えてきた |
| 植物由来 | × | × | ○ |
| 甲殻類アレルギーへの注意 | 不要 | 必要 | 不要 |
| コスパ | ◎ 比較的良い | △ やや高め | △ やや高め |

3つあると迷いますね…。関節が気になる人は、どれがいいんですか?

研究データの蓄積という点では魚油が最も豊富です。においや素材が気になる場合にクリルオイルや藻油を選ぶ、という考え方が一般的です。アレルギーや食の方針がなければ、まず魚油から試してみるのが入りやすいと思います。

続けることが一番大事なので、自分が飲みやすいと感じるタイプを選ぶのが現実的ですよね。
摂り方のポイント — タイミング・量・続けるコツ

摂るタイミング
油(脂溶性)の成分なので、脂質を含む食事と一緒が最もオーソドックスな摂り方です。昼食後・夕食後に摂っている人が多く、両方に分けて摂るパターンも見られます。
空腹時でも摂れますが、においのあるげっぷが気になる方は食後のほうが続けやすいです。
量の目安について
「何mgが正解か」という明確な基準は、現時点では公的な機関からは示されていません。ただし、研究で使われていた量や、一般的なサプリの1日量として多いのは以下の範囲です。
| 状況 | 目安とされることが多い量 |
|---|---|
| 健康的な食生活を補う目的 | EPA+DHAで1日1,000〜2,000mg程度 |
| 関節の動きを特に意識する方 | EPA+DHAで1日2,000〜3,000mg程度を摂っている研究もある |
ただし、大量に摂ればよいというものではありません。1粒に含まれるEPA・DHA量は製品によって異なるので、ラベルで「EPA○mg・DHA○mg」を確認するのが大切です。
続けるコツ
- 食後の習慣にセットする(薬を飲むルーティンと合わせる方も多い)
- 冷蔵庫に入れる(開封後は酸化しやすいため。遮光保存が基本)
- においが気になるなら冷凍保存(冷凍状態で飲んでも問題なく、においが気になりにくい)
もっと詳しく知りたい方へ(クリックで展開)
オメガ3(特にDHA)は酸化しやすい性質を持っています。酸化した油は体内で好ましくない働きをする可能性があるため、開封後の保存管理は意外と重要です。 直射日光・高温・空気を避けることが基本で、開封後は冷蔵保存が推奨されています。においが強い製品の場合、冷凍保存することでにおいを抑えながら鮮度を保てるという声も多いです。 また、ビタミンEが添加された製品は酸化を遅らせるための配慮がされているため、酸化が気になる方は成分表でビタミンEの表記を確認してみるのも一つです。
他の成分との組み合わせ
オメガ3と一緒に摂られることが多い成分を、簡単に整理します。
ビタミンD
オメガ3と並んで、関節・骨まわりを意識する方に選ばれることが多い成分です。脂溶性ビタミンのため、油(オメガ3のカプセル)と同じタイミングで摂ると吸収されやすいとされています。日本人は不足しがちとされており、組み合わせている方が多いです。
グルコサミン・コンドロイチン
関節の「クッション」にあたる軟骨の成分として知られる成分です。オメガ3とはアプローチが異なるため、どちらかを試してから組み合わせる方もいます。
ビタミンC
関節の周囲にあるコラーゲンづくりに関わる栄養素です。オメガ3との直接的な組み合わせ研究は多くないものの、関節ケアを意識する方の食事全体を考えると意識されやすい栄養素です。

サプリを組み合わせると、逆によくない組み合わせもあるんですか?

オメガ3で特に注意が言われるのは、血液をさらさらにするお薬(抗凝固薬・抗血小板薬など)を服用されている方です。オメガ3もこれらのお薬も血液の固まりにくさに影響する可能性があるため、量が重なると影響が出ることがあります。お薬を飲まれている方は、必ず医師や薬剤師にご相談してから摂るようにしてください。

これは本当に大事なポイントです。次のセクションでも詳しくまとめています。
注意点と、向いていない方
オメガ3は食品から摂れる成分であり、一般的に食生活の延長として摂りやすい部類のサプリです。ただし、以下の点は知っておいてください。
注意が必要な方
| 当てはまる場合 | 理由 |
|---|---|
| 抗凝固薬・抗血小板薬(ワーファリン等)を服用中 | 血液の固まりにくさに影響する可能性がある |
| 手術を控えている | 同じ理由で、医師に事前に相談を |
| 魚介類・甲殻類アレルギーがある | 魚油・クリルオイルは原料が動物性(藻油であれば対応可の場合がある) |
| 妊娠・授乳中の方 | DHAは必要量が増えるが、水銀含有リスクのある魚介類は制限が必要。サプリの種類を含め医師に確認を |
過剰摂取への注意
オメガ3を大量に摂った場合(1日4,000mg以上)、消化器系の不調(下痢・吐き気)や、出血が止まりにくくなる可能性が報告されています。「多く摂るほど良い」ということにはならないので、ラベルの記載量の範囲で摂るようにしましょう。
においの問題
魚油サプリで最もよく聞かれるのが「魚っぽいにおいのげっぷが気になる」という声です。
- 冷凍保存して冷凍のまま飲む
- 腸溶性カプセルの製品を選ぶ
- にオメガ3の割合が高い製品(高濃度タイプ)に変える
といった方法で気になりにくくなる場合があります。

腸溶性カプセルというのは、胃じゃなくて腸で溶けるってことですよね。においが出にくいのは理にかなってる気がします。

そうです。胃では溶けないように加工されているので、魚油の成分が胃酸と混ざる前に腸まで届きます。においの原因になりやすい状況を避けられるんです。
まとめ — 長く続けることが前提の成分
オメガ3(DHA・EPA)と関節のなめらかな動きの関係は、「関係がありそう」という段階から「積み重ねた研究でかなり支持されている」段階に入ってきています。ただし、飲んだ翌日から劇的に何かが変わる、というものではなく、3〜6か月単位で体内の油のバランスを整えていくイメージです。
続けやすさのために、
- 食後(脂質と一緒)に飲む習慣を作る
- においが気になるなら腸溶性・冷凍保存を試す
- お薬を飲んでいる方は必ず医師・薬剤師に確認する
この3点が基本です。
「食事で魚をあまり食べられていないな」と感じている方には、特に取り入れやすい選択肢のひとつかもしれません。

私自身も以前から続けている成分のひとつです。正直、「飲んだから劇的に変わった」というより、「ない生活に戻りたくないな」という感覚。それが続けている一番の理由ですね。

続ける理由が「戻りたくない」っていうの、すごくリアルですね。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。
よくある質問
Q. オメガ3(DHA・EPA)は、関節のなめらかな動きとどのような関係がありますか?
A. オメガ3は体内で作られにくい油の一種で、関節まわりの環境に関わる物質のもとになることが研究で示されています。複数の研究をまとめた調査では、オメガ3を続けて摂った人のほうが関節の動きに関する自覚的な感覚が気になりにくい傾向があったと報告されています。ただし「必ず変わる」というものではなく、個人差があります。
Q. オメガ3は1日何mg摂ればいいですか?
A. 公的な推奨量は現時点では設定されていませんが、関節を意識した研究では1日EPA+DHA合わせて2,000〜3,000mg程度が使われていることが多いです。一般的な健康目的では1,000〜2,000mgが目安として言われることが多く、ラベルに記載されたEPA・DHA量を確認しながら調整してください。
Q. 魚油・クリルオイル・アルジーオイル(藻油)の違いは何ですか?
A. 3つとも主成分はDHA・EPAですが、原料と油の結合の仕方が少し異なります。研究データが最も多いのは魚油です。においが少なく甲殻類由来を避けたい場合はクリルオイル、植物由来・魚介類アレルギーの心配がある場合は藻油(アルジーオイル)が選ばれることがあります。
Q. いつ飲むのが良いですか?空腹時でも大丈夫ですか?
A. オメガ3は油(脂溶性)のため、脂質を含む食事と一緒が吸収されやすいとされています。食後(特に昼食・夕食後)に摂っている方が多いです。空腹時でも摂れますが、魚っぽいにおいのげっぷが気になる方は食後のほうが続けやすいです。
Q. 血液をさらさらにするお薬を飲んでいますが、オメガ3を一緒に摂っても大丈夫ですか?
A. 抗凝固薬(ワーファリン等)や抗血小板薬を服用中の方は、必ず医師または薬剤師にご相談ください。オメガ3は血液の固まりにくさに影響する可能性があるとされており、お薬と重なると影響が出る場合があります。
参考にした研究・情報源(クリックで展開)
- Goldberg RJ & Katz J. (2007). A meta-analysis of the analgesic effects of omega-3 polyunsaturated fatty acid supplementation for inflammatory joint pain. Pain. PubMed ID: 17359157
- Gioxari A et al. (2018). Intake of ω-3 polyunsaturated fatty acids in patients with rheumatoid arthritis: A systematic review and meta-analysis. Nutrition. PubMed ID: 29475774
- NIH Office of Dietary Supplements – Omega-3 Fatty Acids Fact Sheet for Consumers. https://ods.od.nih.gov/factsheets/Omega3FattyAcids-Consumer/