ビタミンB群と乾燥肌の関係を読み解く
冬になると粉を吹いたようになる。保湿クリームを塗っても、すぐカサカサに戻る。スキンケアに気を遣っているのに、なんでだろう——。
そういう経験、ありませんか。
外側からのケアはしている。でも「中から何かが足りていないのかも」と感じたとき、候補として浮かびやすい栄養素のひとつがビタミンB群です。
ビタミンB群と乾燥肌の関係は、「絶対に関係ある」と言い切れるほど研究が固まっているわけではありません。でも、無関係とも言いにくいデータが少しずつ積み重なっています。
この記事では、研究で分かっていること・まだ言えないこと、そして実際にビタミンB群を取り入れている方の飲み方パターンを、できるだけ分かりやすくまとめました。
乾燥肌・粉ふき肌とビタミンB群——まず全体像を

ビタミンB群って、肌に関係あるんですか? B群って疲れとかのイメージが強くて。

そうですよね。B群といえば「エネルギー」「疲れ」という印象が強い。でも皮膚や粘膜の健康維持とも深くつながっていて、それが乾燥肌との関連で注目されている理由なんです。
ビタミンB群は、B1・B2・B3(ナイアシン)・B5(パントテン酸)・B6・B7(ビオチン)・B9(葉酸)・B12の8種類がセットになったグループです。それぞれが独立して働きながら、互いに補い合っています。
この中で特に「肌との関わり」が多く調べられているのが、B2(リボフラビン)・B3(ナイアシン)・B5(パントテン酸)・B7(ビオチン)の4つです。
具体的にどんな関わりがあるのか、次のセクションで見ていきましょう。
なぜビタミンB群が乾燥肌で注目されるのか
乾燥肌というのは、皮膚の表面にある「バリア機能」が弱った状態です。バリア機能とは、肌の水分が外に逃げないよう保ち、外からの刺激もはじく、皮膚の仕組みのこと。このバリアが崩れると、水分がどんどん蒸発してカサカサになります。
ビタミンB群がここに関わってくる理由は、大きく3つあります。
皮膚の細胞を作り替えるのを助ける
皮膚の細胞は、約28日サイクルで古いものが剥がれ落ち、新しいものに入れ替わります。この「細胞の生まれ変わり」には、B2やB6が関わっています。B2は細胞が新しいエネルギーを作るのを助け、B6はたんぱく質を体の中で使いやすい形にするのを手伝います。細胞の入れ替わりがうまくいかないと、古い細胞が表面に残りやすくなり、粉ふき状態につながりやすいとされています。
皮膚の水分を保つ仕組みに関わる
B3(ナイアシン)は、肌が水分を保つのに必要な「セラミド」という成分を作るのに関わるとされています。セラミドは皮膚のバリア機能の土台になる成分。ナイアシンが足りなくなると、このバリアの素材が不足する可能性があります。
B5(パントテン酸)は、皮膚の細胞が水分を引きつける力に関わるとされており、スキンケア成分「パンテノール(プロビタミンB5)」として化粧品にも広く使われています。
皮脂のバランスを整える
B7(ビオチン)は、脂質の代謝に関わります。脂質が皮膚の表面を守る油分の材料になるため、ビオチンが不足すると皮膚が乾燥しやすくなる、と動物実験では確認されています。ただし人間でも同じことが起きるかどうかは、まだ「可能性がある」という段階です。

補足すると、化粧品の成分表に「パンテノール」と書かれているものは、B5が肌に入りやすい形になったものです。外から塗るパンテノールと、食事やサプリから取るB5は別物ですが、どちらも皮膚の保水に関わるとされています。

なるほど。じゃあ、研究ではどこまで「乾燥肌に関係ある」と言えてるんですか?

研究で分かっていること・まだ言えないこと
正直に言うと、「ビタミンB群のサプリを飲めば乾燥肌がよくなる」というところまで、研究ははっきりとは示せていません。それを最初に押さえておくことが大切です。
関係はありそう、でも「誰でも確実に」とは言えない段階——これが現時点での正直な見立てです。
B3(ナイアシン)の外用と肌バリアの研究
最も研究が積み重なっているのは、ナイアシンを外から塗った場合の研究です。ナイアシン誘導体(ニコチンアミドと呼ばれる形態)を皮膚に塗ったグループと塗らなかったグループを比べた複数の研究では、皮膚の保水力や肌のキメに関わる指標が塗ったグループで良い傾向が見られたと報告されています。
ただし、これは外から塗った話。飲んで同じ結果が出るかどうかは、また別の問題です。
もっと詳しく知りたい方へ(外用ナイアシンアミドの研究について)
ニコチンアミド(ナイアシンの一形態)の外用に関しては、二重盲検比較試験(被験者も実験者も何を使っているか分からない形で行う信頼性の高い試験形式)が複数行われています。その中には、40人前後の被験者を対象に12週間の使用を追ったものがあり、皮膚のバリア機能の指標(経表皮水分蒸散量 = 皮膚から水分がどれくらい逃げているかの測定値)の改善傾向が観察されたとする報告があります。ただし対象者の肌質・年齢・環境が研究によって異なるため、すべての人に同じ結果が出るとは言えません。
参考: Draelos ZD et al., Cosmetic formulation of skin-care products containing niacinamide. Dermatologic Clinics, 2006.
ビオチンと皮膚の関係
ビオチン(B7)については、重度のビオチン欠乏が起きたケースで皮膚炎・脱毛・粉ふき状の皮膚変化が起きたという報告が医学的に知られています。ただしこれはかなり特殊な状況(長期の静脈栄養や、特定の医薬品の影響など)であって、普通の食生活をしている方でビオチンが深刻に足りなくなるケースはまれです。
「少し足りないくらいでも肌に影響するか」については、まだ研究が少なく、確かなことは言えません。
B5(パントテン酸)とにきび肌の研究
やや特殊ですが、B5については「にきびができやすい肌」に対する研究があります。数百人を対象にB5サプリを12週間摂取してもらったグループとそうでないグループを比べたところ、にきびの数の変化に差が見られたという報告があります。ただし対象は乾燥肌ではなくにきび肌であり、乾燥肌への関与は別途の話です。

研究全体を見ると、「ビタミンB群が皮膚の健康に関わるかもしれない」という示唆はあります。ただ、どのB群を、どれくらいの量で、どんな方が摂ると肌の状態が変わりやすいか——そこまで特定できている研究は多くありません。「可能性はある、でも人によって差がある」という段階です。

「可能性はある」か……でも、気になる方は試してみる価値はあるってことですよね。

そうですね。ただ、試すなら「どう飲むか」もポイントになってきます。次は実際に飲んでいる方の傾向を見てみましょう。

「みんなの飲み方」——実際の服用パターン
VitaSortでは、iHerbのレビューデータをもとに実際の服用パターンを集計しています。ビタミンB群を乾燥肌・肌のケアを意識して取り入れている方の傾向として、次のような特徴が見られます。
よく見られる飲み方のパターン:
- 朝食後に1粒 — 最も多いパターン。食後に飲むことで胃への負担を抑えやすく、習慣化もしやすい
- 昼食後に1粒 — 朝が忙しい方や、胃の弱い方に見られる
- 朝・夜に分けて飲む — B群は水に溶けやすい性質(水溶性)のため、一度に多く飲んでも余分は尿で出てしまいます。効果の持続を意識して2回に分ける方もいます
続けている期間:
「1ヶ月以上続けている」という方が多く、「3ヶ月から半年」が一つの区切りになっているようです。肌の細胞の入れ替わりサイクル(約28日)を考えると、1ヶ月未満で「変わらなかった」と判断するのは早すぎる可能性があります。
よく合わせている成分:
ビタミンC・コラーゲン・鉄分との組み合わせが多く見られます(詳しくは後の「組み合わせ」セクションで)。
以下は、実際にiHerbで選ばれているビタミンB群サプリと、ユーザーの飲み方データです。

Life Extension, BioActive Complete B-Complex, 60 Vegetarian Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,705
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 58 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1〜2カプセルを朝食時または朝に飲む人が多い。推奨は2カプセルだが、1カプセルで続ける人も目立つ。
- 「健康的な食事なら1日1カプセルで十分」
- 「推奨は2カプセルだが自分は1カプセル飲んでいる」
- 「朝食と一緒に1カプセル飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠57%
- 2錠33%
- 3錠以上5%
- 半量5%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後45%
- 朝34%
- 寝る前11%
- 昼11%
- 飲みやすい
- カプセルが良いサイズで飲みやすい
- カプセルが飲みやすい、胃に優しい
- カプセルが飲みやすく、胃に優しい
- カプセルサイズが小さく飲みやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労83%
- 気分・ストレス40%
- その他13%
- 睡眠10%
- 肌3%
- 足の攣り・筋肉3%
報告された体調の変化・副作用
- なし43%
- わずかなフラッシング2%
- 尿がオレンジ色になった2%
- 尿の色が黄色くなる2%
- 消化不快感(食事なしの場合)2%

NOW Foods, B-50, 100 Veg Capsules
- 形態
- カプセル
- 1回量
- 1 veg caps
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥2,021
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 52 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセルを朝食後や午前中に飲む人が多い。午後10時以降は避ける飲み方も。カプセルは小さめで飲みやすいとの声が目立つ。
- 「1日1カプセルを昼食と一緒に飲んでいる」
- 「朝に1錠飲んでいる」
- 「朝10時より前に飲む。それより遅いと自分には遅すぎる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠93%
- 半量7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝46%
- 食後31%
- 昼15%
- 空腹時8%
- カプセルが飲みやすい
- 1粒で全B系が摂取できるため便利。水分補給が必要
- 50mgを選択(100mgよりも過剰にならないため)
- カプセルサイズが小さく飲みやすい
- カプセルに強いビタミン臭がなく飲みやすい、滑らかなカプセル
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労84%
- 気分・ストレス35%
- その他16%
- 肌5%
- 足の攣り・筋肉3%
報告された体調の変化・副作用
- なし44%
- ナイアシンフラッシュ(温かい、チクチク感)2%
- ナイアシンフラッシュ(皮疹と熱波)2%
- 最初はげっぷが出た2%
- 尿が明るい黄色になる2%
どの「形態」のB群が使われているか
ビタミンB群のサプリには、大きく分けて「通常型」と「活性型(アクティブフォーム)」があります。選ぶときのポイントになるので、ここで整理しておきましょう。
| 形態 | 特徴 | こんな方に |
|---|---|---|
| B50 / B100(通常型) | 各B群を50mgまたは100mg含む定番。コスパが良く、ほとんどの方はこれで十分 | はじめてB群を試したい方 |
| 活性型(メチル化型) | B12やB9が体の中ですぐ使える形になっている。変換ステップが少ない | 体質によって通常型を使いにくい方 |
| ビオチン強化型 | ビオチン(B7)を多めに配合。爪・髪・肌ケアを意識した製品に多い | 爪・肌・髪をまとめてケアしたい方 |
| B複合+ビタミンC型 | B群にビタミンCを追加配合。手頃な価格帯が多い | コスパ重視の方・はじめての方 |

活性型(メチル化型)って、通常型より絶対にいいんですか?

必ずしもそうではありません。ほとんどの方は通常型で十分です。体の中でB12やB9を「使える形」に変換する際に、うまく変換できない体質の方が一定数いると言われていて、そういった方に活性型が向いているとされています。体質が分からなければ、まず通常型のB50やB100から試すのが無理のない選択です。
もっと詳しく知りたい方へ(メチル化型とMTHFR遺伝子変異について)
B9(葉酸)とB12の「メチル化型」が注目されている背景には、MTHFR(メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素)と呼ばれる酵素の働きの個人差があります。この酵素の働きが弱いタイプ(遺伝子変異を持つ方)は、通常の葉酸をうまく「使える形」に変換できないことがあるとされています。日本人でも一定割合でこの体質の方がいると報告されています。ただし、これは病気ではなく体質のバリエーションであり、すべての方に当てはまる話ではありません。遺伝子検査を受けていない方が「自分は変換できないかも」と自己判断する必要はなく、気になる方はかかりつけ医にご相談ください。
参考になる商品(形態別)

Thorne, Basic B Complex, 60 Capsules
- 形態
- カプセル
- 1回量
- 1 capsule
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥4,372

21st Century, B-Complex plus Vitamin C, 100 Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,166
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 35 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセルを朝食後や昼食後に飲む人が多い。カプセルが大きめなので食後の摂取が一般的。2日に1回や1日おきなど頻度を調整する人もいる。
- 「1日1カプセルを朝食と一緒に飲んでいる」
- 「昼食後に飲むと胃に優しい」
- 「2〜3日に1回のペースで飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠64%
- 半量27%
- 2錠9%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後75%
- 朝25%
- 飲みやすい
- カプセルが小さく飲みやすい
- カプセルの形状が飲みやすい
- サイズと包装が使いやすい
- ビタミンB6の含有量が高いため、毒性を避けるため
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労61%
- その他33%
- 気分・ストレス28%
- 睡眠11%
- お通じ6%
報告された体調の変化・副作用
- なし40%
- ピルの味が戻ってくる3%
- 体臭3%
- 吐き気3%
- 尿の色が変わる3%
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 34 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝食後に飲む方が多い。半錠に割って飲む人もいる。空腹時は避け、食後に水で飲むのが一般的。
- 「毎朝1錠飲んでいる」
- 「1日半錠ずつ飲んでいる」
- 「空腹では飲まない方が良い」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠93%
- 半量7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝45%
- 空腹時27%
- 寝る前9%
- 起床時9%
- 食後9%
- B複合ビタミンは空腹時の方が吸収が良い。ただし胃の問題がある場合は食後1時間を推奨(アスコルビン酸ビタミンC含有のため)
- カプセルが飲みやすく、食事と一緒に摂取すると胃に優しい
- カプセルサイズが小さく飲みやすい
- サイズが小さいので飲みやすい
- サイズが管理しやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労67%
- 気分・ストレス22%
- 肌19%
- その他11%
- 睡眠7%
- 足の攣り・筋肉4%
報告された体調の変化・副作用
- なし38%
- 空腹時に吐き気3%

飲むタイミングと量のポイント
タイミング:食後がベター
ビタミンB群は水に溶ける「水溶性ビタミン」です。空腹時に飲むと胃が荒れる感覚を覚える方がいるため、食後に飲むのが基本的なスタンダードです。
B群は体の中に長くとどまれない性質があるため(余った分は尿として出ていく)、1日1回まとめて飲むより、朝食後・夕食後と2回に分けて飲むほうが体内の濃度を保ちやすいとも言われています。ただし、実際には1日1回・朝食後のみで続けている方が多く、「2回飲まないと意味がない」わけではありません。
量:パッケージの指示に従うのが基本
B群のサプリには「B50」「B100」という数字がついていることが多く、これは主要なB群それぞれを50mgまたは100mg含んでいることを示します。はじめての方はB50(少量)から始め、体の反応を見るのが無理のない入り方です。
高用量(B100以上)は、特にB6を長期に大量摂取すると手足のしびれが出たという報告があります。上限量を大幅に超えた量を長期間飲み続けることは避けましょう。

量については、日本の食事摂取基準でB群ごとに耐容上限量が設定されています。市販のB50・B100クラスのサプリであれば通常の使用で大きな問題になることはまれですが、複数のサプリを重ねて飲む場合は合計量に気をつけてください。
もっと詳しく知りたい方へ(B6の過剰摂取と感覚神経障害について)
ビタミンB6(ピリドキシン)は、長期間・高用量での摂取(一般的に1日100mgを超える量の長期継続)により、手足のしびれや感覚障害が起きたという報告が海外でいくつかあります。B50サプリでB6が50mg、B100サプリで100mgが含まれるため、複数のサプリを組み合わせていると意図せず多くなることがあります。通常の食事で摂れるB6の量は問題になるレベルではなく、サプリを1種類のみ使用している大多数の方では過剰になるリスクは低いとされていますが、「多ければ多いほど良い」という考え方は当てはまりません。日本の食事摂取基準(2020年版)では、B6の耐容上限量は成人で1日60mgと設定されています。
他の成分との組み合わせ
ビタミンB群は単体でも使われますが、肌ケアを意識する方には他の成分と組み合わせているケースが多く見られます。
| 組み合わせ成分 | 組み合わせる理由 |
|---|---|
| ビタミンC | 皮膚の土台となるコラーゲンを作るのに関わる。B群との相性が良いとされ、同梱した製品も多い |
| 鉄分 | 血の材料になるヘモグロビンを作るのにB群(特にB12・葉酸)が関わる。鉄が不足すると肌への栄養の届きが滞りやすいとされる |
| 亜鉛 | 皮膚の細胞の入れ替わりに関わる。B群との重複ケアを意識する方に見られる |
| オメガ3 | 皮膚の油分(脂質)の材料になるとされる。乾燥肌を内側からケアしたい方の定番 |

ビタミンCとB群は一緒に入った製品もありますよね? あれって理にかなってるんですね。

そうですね。B群もCも水溶性ビタミンですので相性は悪くありません。コスパと手軽さを重視する方には、まとめて入った製品から始めるのも一つの選択です。

乾燥肌・粉ふき肌でビタミンB群を試すとき、気にしておきたいこと
こんな方には向いていないこともあります
ビタミンB群のサプリは基本的に多くの方が試せる成分ですが、いくつかの状況では注意が必要です。
妊娠中・授乳中の方: 葉酸(B9)など、一部のB群は妊娠中に特別な量の管理が求められます。市販の複合B群サプリは妊婦向けに調整されていないものが多いため、産婦人科医にご確認ください。
現在お薬を服用中の方: 一部の薬とB群(特にB6・B12・葉酸)が干渉し合う可能性が知られています。かかりつけの医師や薬剤師に相談してから始めるのが安心です。
尿が黄色くなるのが気になる方: B2(リボフラビン)は体に入ると尿が鮮やかな黄色になることがあります。これは正常な反応で、心配不要です。
「肌に変化を感じにくい」と思ったときに確認したいこと
- 続けている期間が1ヶ月未満: 肌の細胞サイクル(約28日)を考えると、最低でも1〜3ヶ月は継続して様子を見るのが一般的です
- 食事・睡眠・紫外線対策が整っていない: サプリは食事の補完。食事が乱れた状態では体全体の栄養状態が影響を受けます
- 外からのスキンケアとのバランス: B群は「内側からのアプローチ」。外側の保湿ケアと並行して行うのが現実的です
- 乾燥肌の原因が別にある場合: 皮膚科的な疾患・アレルギー・ホルモンバランスの変化が原因の乾燥は、サプリだけでのアプローチには限界があります。気になる症状が続く場合は皮膚科への相談も検討を

編集部としても、ビタミンB群は「これ一本で全部解決」ではなく、「食事と外からのケアの両方をしながら、内側からも整えていく一つの手段」として位置づけています。期待しすぎず、でも数ヶ月は試してみる——それが現実的なスタンスだと思っています。
もっと詳しく知りたい方へ(乾燥肌を皮膚科的に考えるとき)
皮膚科の観点から乾燥肌を見ると、「バリア機能の低下」が最大のテーマです。バリアを構成するのは、セラミドなどの脂質・天然保湿因子(NMF)・皮脂膜の3層構造。このうちセラミドの合成にはナイアシン(B3)が間接的に関わるとされています。一方で、アトピー性皮膚炎のような炎症を伴う乾燥肌は、バリア機能障害だけでなく免疫の過剰反応も絡んでいるため、栄養素だけのアプローチには限界があります。軽度の乾燥であれば食事・サプリ・保湿剤の組み合わせで対応しやすいですが、かゆみ・赤み・炎症を伴う場合は皮膚科での診察を優先してください。

まとめ:乾燥肌×ビタミンB群、今日から始めるなら
「ビタミンB群を飲めば乾燥肌が必ず変わる」とは言えません。でも、皮膚の細胞の入れ替わり・バリアの材料となる脂質の代謝・保水に関わる成分の生成、これらにB群が関わっている可能性は研究から見えています。
はじめての方のシンプルな選択肢:
- まずB50タイプから試す(コスパが良く、胃への負担も少なめ)
- 朝食後に1粒を目安に、3ヶ月は継続して様子を見る
- 外からの保湿ケアと並行して行う
- 「変わった気がする」ポイントを1ヶ月ごとに振り返る(肌の手触り・粉ふきの頻度など)
肌の悩みは複合的な原因が重なることが多いです。ビタミンB群はその選択肢のひとつ——くらいの気持ちで、無理なく取り入れてみてください。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。
よくある質問
Q. ビタミンB群は乾燥肌・粉ふき肌に関係がありますか? A. 「絶対に関係する」とは言えませんが、B2・B3・B5・B7など特定のB群が皮膚の細胞の生まれ変わりや水分を保つ仕組みに関わる可能性が研究から示唆されています。「可能性はある、でも人によって差がある」という段階です。
Q. ビタミンB群はいつ飲むのが良いですか? A. 食後が基本です。B群は水に溶けやすい性質のため、空腹時だと胃の負担になることがあります。朝食後に1粒が多くの方に取り入れられているパターンです。
Q. B50とB100、どちらから始めれば良いですか? A. はじめての方はB50から試すのが一般的です。体の反応を見ながら、必要に応じてB100に移行する方もいます。
Q. 活性型(メチル化型)のB群は通常型より良いですか? A. ほとんどの方は通常型で十分です。体質によって通常型のB12や葉酸を変換しにくい方に活性型が向いているとされていますが、体質が分からない場合はまず通常型から試すのが無理のない入り方です。
Q. ビタミンB群を飲むとどれくらいで変化を感じやすいですか? A. 皮膚の細胞の入れ替わりサイクル(約28日)を考えると、最低でも1〜3ヶ月は継続して様子を見るのが一般的です。1ヶ月未満で判断するのは早すぎることが多いです。
参考にした研究・情報源
参考文献(クリックで展開)
- Draelos ZD et al. Cosmetic formulation of skin-care products containing niacinamide. Dermatologic Clinics. 2006.
- Leung LH. Pantothenic acid deficiency as the pathogenesis of acne vulgaris. Medical Hypotheses. 1995.
- NIH Office of Dietary Supplements: Biotin Fact Sheet for Health Professionals. https://ods.od.nih.gov/factsheets/Biotin-HealthProfessional/