
ビタミンD3と肌の赤み・敏感さ、今わかること
肌が赤くなりやすい。少しの刺激ですぐヒリヒリする。何を塗っても落ち着かない日がある。
そういう肌の悩みを抱えながら、ネットでいろいろ調べていたら「ビタミンD3が敏感肌にいいらしい」という話を見かけた、という方も最近増えています。
でも実際、ビタミンD3と肌の赤みや敏感さって、どんな関係があるのでしょうか? 研究はどこまで進んでいて、どこはまだ「はっきりしない」のか。この記事では、分かっていることと分かっていないことを両方正直に伝えながら、実際にビタミンD3を飲んでいる人たちの飲み方パターンも一緒に紹介します。
ビタミンD3と肌の赤み・敏感さ、まず関係を整理します
「ビタミンDって、骨や免疫のためのサプリでしょ?」と思っている方が多いと思います。実は近年、ビタミンDが皮膚の機能にも関わっている可能性が研究者の間で注目されています。
皮膚は外側から刺激や細菌が入ってこないよう、「バリア」としての役割を持っています。このバリアが弱くなると、少しの刺激でも肌が赤くなったり、ヒリヒリしやすくなったりします。ビタミンDはこのバリア機能の維持に関わる可能性があると報告されています。
ただし、最初に正直にお伝えしておくと——
「ビタミンD3を飲めば肌の赤みが収まる」という確証はまだありません。
関係はありそうだが、人によって差がある、というのが現時点での研究の立ち位置です。そのことを踏まえながら、以下を読んでいただけると、より正確に理解できると思います。

「ビタミンDって日光で作られるやつですよね? 肌に関係するって、どういうことなんですか?」

そうです。ビタミンDは皮膚で紫外線を浴びると体内で作られます。面白いことに、皮膚の細胞自体がビタミンDを受け取る仕組みを持っていて、バリア機能を支える成分を作るのに関わっているとされているんです。

つまり、皮膚はビタミンDを「外から受け取るもの」として設計されている、ということですね。だから肌に影響が出る可能性があるわけで。
なぜビタミンD3が注目されているのか — 体の中での働き方
ビタミンDには「D2」と「D3」の2種類があります。D3(コレカルシフェロール)は、私たちが日光を浴びたときに皮膚で作られるタイプです。植物由来のD2よりも、体の中で長く働きやすいと報告されていることから、サプリメントではD3が多く選ばれています。
※各タイプの違いは後の「どの形態が使われているか」のセクションでまとめます。
ビタミンD3が皮膚との関わりで注目される主な理由は、大きく2つあります。
皮膚のバリアに関わる仕組み
私たちの皮膚の一番外側(角層)は、たくさんの細胞が重なって外側からの刺激を防ぐ壁の役割を果たしています。この壁を作るのに欠かせない成分のひとつが「フィラグリン」というタンパク質です。
ビタミンDはこのフィラグリンを体が作るのを助ける働きに関わっていると、複数の研究で報告されています。フィラグリンが少ないと、バリアが薄くなり、外からの刺激を受けやすくなる——そうした肌の特徴を持つ人に、ビタミンD不足が見られやすいという観察もあります。
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フィラグリンは皮膚の最外層である角層を構成するタンパク質で、角層の水分保持と細胞同士の密着(タイトジャンクション形成)に関与します。ビタミンDの活性型(1,25-ジヒドロキシビタミンD)が皮膚細胞の核内受容体(VDR:ビタミンD受容体)に結合することで、フィラグリン遺伝子の転写が促進されると考えられています。アトピー性皮膚炎ではフィラグリン遺伝子の変異が多く見られることも知られており、ビタミンDとの関連研究が進んでいます。ただし、遺伝的背景・生活環境・食事パターンなど複数の要因が絡むため、ビタミンDの補充が直接的にフィラグリン産生を増やすかどうかは、個人差が大きいとされています。
炎症のバランスに関わる仕組み
肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりするとき、皮膚の内側では「炎症」が起きています。炎症は体が外敵から身を守るための自然な反応ですが、過剰になったり長引いたりすると肌への負担になります。
ビタミンDは、体の中の炎症のバランスを調整するのに関わると言われています。炎症を促す信号と、それを抑える信号のバランスに働きかける可能性があることが、複数の研究で観察されています。

バリアと炎症、2つの方向から肌に関わっているんですね。それなら確かに気になります。でも、どのくらい確かな話なんですか?

正直に言うと、「関係がありそう」という段階です。まだ「誰にでも確実」とは言えません。次のセクションで研究の中身を見ていきましょう。

研究で分かっていること、まだ分からないこと
ビタミンD3と肌の赤み・敏感さの関係については、研究が少しずつ積み重なっています。ただ、「誰にでも確実に働く」と言い切れる段階ではありません。ここでは代表的な知見を、正直に紹介します。
分かってきていること
ビタミンD不足と敏感肌の重なり
肌のバリア機能が弱い方(特に乾燥しやすい・刺激を受けやすい肌質の方)を対象にした研究では、血液中のビタミンD量が低い傾向が見られた、という報告が複数あります。ただし、これは「ビタミンDが足りないから肌が弱い」という一方向の話ではなく、「弱い肌の人にビタミンD不足も見られやすい」という観察です。
ビタミンDを補った研究の結果
アトピー性皮膚炎(慢性的に肌が荒れやすく、赤みやかゆみが起きやすい状態)を対象にした研究では、ビタミンDを補ったグループで肌の状態が改善する傾向が見られたとする報告があります。ただし、効果がはっきり出たグループと、あまり差が見られなかったグループの両方が報告されており、結果は一定していません。
ある研究では、もともとビタミンDが不足していた人ほど、補ったときの変化が出やすかったという観察もあります。つまり、もともと十分な量がある人では、追加しても大きな差が出にくいかもしれない、ということです。
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ビタミンDとアトピー性皮膚炎の関連を調べた複数の試験をまとめて分析した研究(メタ解析)では、ビタミンDを補ったグループで皮膚炎の指標スコアが低下する傾向が報告されています。ただし、試験の対象年齢・地域・ベースラインのビタミンD状態・用量などが研究ごとにばらつきが大きく、現時点では「一定した結論が出せる段階ではない」というのが慎重な見方です。皮膚科学の専門誌でも、「バリア機能への関与は示唆されるが、臨床的な推奨にはさらなる研究が必要」という表現が多く使われています。
まだ分からないこと
- どのくらいの量を、どのくらいの期間飲めば変化が出るか(量と期間の最適解は不明)
- 「もともと敏感な肌質」なのか、「ビタミンD不足が主な原因」なのかの見分け方
- スキンケアと組み合わせた場合の相互作用

研究はあるけれど、「確実」ではない——正直に書くとそういうことですよね。でも、「足りていないかもしれない人には関係があるかもしれない」というのは、知っておく価値があると思います。

日本人ってビタミンD不足が多いって聞いたことあります。それだと関係してくる人も多そうですね。

そうなんです。日本人の成人の多くが推奨される量を下回っているという調査データがあります。特に室内で過ごすことが多い方や、日焼け止めをしっかり使う方は不足しやすい傾向があります。
「みんなの飲み方」— 実際にどう使われているか
VitaSortでは、iHerbのレビューや購入データをもとに、実際にビタミンD3を取り入れている方たちの服用パターンを分析しています。
一般的な傾向として、多く見られるのは次のようなパターンです。
よくある3つの飲み方パターン
| パターン | タイミング | 量の目安 | 多い目的 |
|---|---|---|---|
| 朝・食事と一緒 | 朝食のすぐ後 | 1,000〜2,000 IU | 毎日の習慣として手軽に |
| 昼・食事と一緒 | 昼食後 | 2,000〜5,000 IU | 飲み忘れ防止。昼食なら忘れにくい |
| 夜・食事と一緒 | 夕食後 | 1,000〜5,000 IU | 他のサプリと一緒にまとめて |
ビタミンD3は脂溶性(油に溶けやすい性質)のビタミンです。食事と一緒に飲むと吸収されやすくなるため、「食後」という選択が多く見られます。特に脂質を含む食事(サラダ油、ナッツ、魚など)と一緒だと吸収されやすいとされています。

実際に選ばれている商品と、その「みんなの飲み方」データを以下で確認できます。
実際に選ばれている商品と、みんなの飲み方
ここでは、iHerbで多くの方に選ばれているビタミンD3の商品と、実際の服用パターンを紹介します。どれが「正解」ということではなく、「こういう使い方をしている人が多い」という参考情報として見てください。
コスパ重視で試したい方に

California Gold Nutrition, Vitamin D3, 125 mcg (5,000 IU), 90 Fish Gelatin Softgels
- 形態
- ソフトジェル
- 1回量
- 1 softgel
- 参考価格2026/10/28時点
- ¥885
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 87 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1粒を毎日飲む人が多く、冬場や日照不足の時期に利用される方が目立ちます。隔日で1粒(平均2500IU相当)や、1日に複数回に分けて飲む方もいます。
- 「毎朝カプセルを1粒飲んでいます」
- 「夫婦で5000IUを1日おきに飲んで6ヶ月続けました」
- 「夏は2000IU、冬は5000IUを飲んでいます」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠98%
- 2錠2%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝50%
- 食後38%
- 起床時12%
- 粒が小さく飲みやすい
- 粒が小さく飲み込みやすい
- 粒が小さく非常に飲みやすい
- 食事と一緒だと飲みやすい
- 3錠の2000IU製品から1錠の5000IU製品に変更して利便性向上、粒がゲル状で飲みやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労68%
- 気分・ストレス44%
- その他20%
- 睡眠10%
- 足の攣り・筋肉5%
報告された体調の変化・副作用
- なし61%
- のどに詰まることがある1%
- 少し変わった味1%
- 軽い魚の匂い/味1%
- 魚の臭いがする(味はしない)1%
長期でコスパよく続けたい方に

California Gold Nutrition, Vitamin D3, 125 mcg (5,000 IU), 360 Fish Gelatin Softgels
- 形態
- ソフトジェル
- 1回量
- 1 softgel
- 参考価格2026/10/28時点
- ¥4,570
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 59 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
多くの人が1日1カプセル(5000 IU)を朝食時に服用。隔日で摂る人や、週1-2回にする人もいる。食事と一緒に飲む工夫が見られる。
- 「毎朝オートミールか朝食と一緒に摂っています」
- 「食事と一緒に飲むと吸収が良くなります」
- 「1日おきに1粒ずつ飲んでいます」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠87%
- 2錠7%
- 3錠以上3%
- 半量3%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後57%
- 朝43%
- 粒が小さく飲みやすい
- カプセルサイズが小さく飲みやすい
- 飲みやすい
- softgelsが飲みやすい
- softgelsのサイズが非常に小さく毎日飲むのに最適、safflower oil使用で吸収性が良い
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労52%
- その他42%
- 気分・ストレス39%
- 足の攣り・筋肉12%
- 肌9%
- 睡眠3%
報告された体調の変化・副作用
- なし27%
- 魚の臭いがある2%
- 軽い魚の臭いまたは味2%
NOW Foodsブランドで選びたい方に

NOW Foods, Vitamin D-3, High Potency, 125 mcg (5,000 IU), 120 Softgels
- 形態
- ソフトジェル
- 1回量
- 1 softgel
- 参考価格2026/10/29時点
- ¥1,204
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 71 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1粒(5,000 IU)を毎日飲む方が多く、冬は10,000 IUに増やす方も。食事と一緒に摂取する方が一般的です。
- 「1日1粒で済むので便利」
- 「食事と一緒に飲んでいます」
- 「K2と併用しています」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠96%
- 3錠以上4%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後50%
- 寝る前25%
- 昼13%
- 朝13%
- 粒が小さく飲みやすい
- カプセルが小さく飲みやすい
- 粒が小さく飲みやすい、余韻がない
- 1日1回だけ飲みたい場合に適している、粒が小さく飲みやすい、味が良い、ボトルが数ヶ月持つ
- K2がD3の吸収をより良くする
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労57%
- 気分・ストレス48%
- その他30%
- 睡眠3%
報告された体調の変化・副作用
- なし39%

NOW Foods, Vitamin D-3, High Potency, 5,000 IU, 240 Softgels
- 形態
- ソフトジェル
- 1回量
- 1 softgel
- 参考価格2026/10/29時点
- ¥2,034
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 73 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1粒(5,000 IU)を毎日摂取している方が多く、食事と一緒に飲む、朝に飲む、夜にマグネシウムと一緒に飲むなどの工夫が見られます。1日2粒で10,000 IUを摂る方や、週に数回飲む方もいます。
- 「1日1粒だけで済むので便利」
- 「食事と一緒に飲んでいる」
- 「朝にオメガ3と一緒に摂取」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠94%
- 3錠以上5%
- 2錠2%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後44%
- 朝22%
- 寝る前11%
- 就寝1時間前11%
- 昼11%
- 粒が小さく飲みやすい
- 粒が小さく飲みやすい、味がない
- 粒が小さく、飲みやすい
- ソフトジェルが小さく飲みやすい
- ポーショニングが実用的
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労61%
- 気分・ストレス49%
- その他27%
- 睡眠2%
- 肌2%
- 足の攣り・筋肉2%
報告された体調の変化・副作用
- なし55%

5,000 IUって聞くと多そうに感じますけど、これって摂りすぎじゃないんですか?

良い質問です。ビタミンD3は脂溶性なので、長期間大量に摂り続けると体に蓄積する可能性があります。5,000 IUを毎日続けるのが誰にでも適切かというと、そうではありません。気になる方は、医師や薬剤師に相談しながら量を決めるのが安心です。

この記事でも量については後のセクションでしっかり触れます。「飲めば飲むほどよい」ではないので、その点は必ず確認してください。
どの形態が使われているか — D3(コレカルシフェロール)の特徴
ビタミンDのサプリメントには大きく「D2(エルゴカルシフェロール)」と「D3(コレカルシフェロール)」の2種類があります。
| 種類 | 主な由来 | 体内での持続しやすさ | 使われやすいシーン |
|---|---|---|---|
| D2(エルゴカルシフェロール) | 植物・酵母 | やや短め | ヴィーガン向け製品に多い |
| D3(コレカルシフェロール) | 魚油・羊毛などの動物性、または藻類 | 長め(体内でより長く保持されやすい) | 一般的なサプリに広く使われる |
研究では、D3のほうが血液中のビタミンD量を上げるのに効率が良いという報告が多く、iHerbで選ばれている商品もほとんどがD3タイプです。
ソフトジェル(ゼラチンまたは魚ゼラチンのカプセルに油が入ったタイプ)が多い理由は、D3が油に溶けやすい性質を持つためです。油と一緒にカプセルに入れることで、吸収されやすい状態になっています。
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ビタミンD2とD3の比較については、複数の研究でD3のほうが血中のビタミンD濃度(25-ヒドロキシビタミンD)を効率よく、かつ長く維持できると報告されています。D2は摂取後の血中濃度の上昇が早い一方、半減期が短いとされています。ただし、両者の違いが実際の体への影響においてどれほど意味があるかは、まだ研究が続いています。ヴィーガン向けにはD3でも藻類(アルゲ)由来のものが選ばれるケースが増えており、iHerb上でも「vegan D3」として販売されている商品があります。

摂るタイミングと量の目安
タイミング:「食後」が基本
ビタミンD3は脂溶性のビタミンです。空腹時に飲むよりも、食事(特に油を含む食事)と一緒のほうが体に吸収されやすいとされています。
食事の油が吸収を助ける例
- サラダのドレッシング
- 卵やチーズ
- 魚料理
- ナッツ類
「朝・昼・夜、どれが一番いい?」という疑問はよくありますが、研究上は特定の時間帯に優位性があるという結論は出ていません。続けやすい時間帯 × 食後 が現実的なベストです。
量の目安
日本の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人のビタミンDの目安量は1日8.5μg(マイクログラム)とされています。IU(国際単位)に換算するとおよそ340 IUです。
一方、iHerbで多く販売されているサプリは1,000〜5,000 IUが多く、食事基準の数倍に当たります。これは欠乏が強い場合や、日照が少ない地域で使われることを想定した量で、日本での食事環境との組み合わせを考えると過剰にならないよう注意が必要です。
摂りすぎのサインとして知られているもの(参考)
- 食欲が落ちる
- 頭が痛くなる
- 疲れやすさが続く
- 吐き気
これらは過剰摂取が続いた場合に報告されることがあるサインです。自己判断で高用量を長期継続することは避け、気になる症状が続く場合は医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
もっと詳しく知りたい方へ(クリックで展開)
日本の食事摂取基準では成人のビタミンDの耐容上限量は1日100μg(4,000 IU)とされています。ただし、この数値は通常の食事からの摂取も含めた目安です。海外ではNIHが成人の耐容上限量を4,000 IUとしており、短期間の高用量補充が医療目的で行われることもありますが、その場合は必ず医師の管理下で行われます。「5,000 IUを毎日長期間」という使い方は、欠乏の程度によっては過剰になる可能性があるため、定期的な血液検査でビタミンD量を確認しながら用量を調整するのが理想的です。
他の成分との組み合わせ
ビタミンD3は、単体で使われることも多いですが、他の成分と組み合わせて使われることもあります。よく見られる組み合わせと、その理由を整理します。
| 組み合わせ | なぜ一緒に使われるか |
|---|---|
| ビタミンD3 + ビタミンK2 | D3はカルシウムの吸収を助ける働きに関わりますが、K2はカルシウムが適切な場所(骨など)に向かうのを助けると報告されています。一緒に入った製品も多く販売されています |
| ビタミンD3 + マグネシウム | マグネシウムはビタミンDを体内で活性化するのに関わる栄養素とされています。D3を摂るときにマグネシウムも意識する方が増えています |
| ビタミンD3 + オメガ3(魚油) | 両方とも脂溶性で、一緒に摂ると吸収されやすくなる可能性があります。また、オメガ3自体が肌の水分バリアに関わる可能性があることから、肌を気にかける方に選ばれやすい組み合わせです |

ビタミンK2と一緒に飲む人が多いって聞きますけど、K2ってあまりなじみがなくて…

K2は納豆などに多く含まれる栄養素です。「ナットウキナーゼとは別物」というのも混乱しやすいポイントなので、気になる方は別の記事で確認してみてください。D3と組み合わせる理由は主に骨に関連した話なので、肌ケア目的であれば必須ではありません。

肌の赤みや敏感さが気になる方で、ビタミンD3を試したい場合は、まず単体から始めるのが分かりやすいと思います。

注意点と、向いていない・注意が必要な方
ビタミンD3は多くの方が普段の生活に取り入れているサプリですが、すべての方に適しているわけではありません。以下に当てはまる方は、事前に医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
特に注意が必要な方
お薬を服用中の方
- 特にカルシウム製剤、利尿剤、心臓の薬(ジゴキシン系)などを使っている方は、ビタミンDとの相互作用が報告されています
腎臓の機能に不安がある方
- ビタミンDの代謝は腎臓が関わっています。腎臓の機能が低下している方では、代謝が通常と異なる場合があります
高カルシウム血症が心配な方
- ビタミンDの過剰摂取はカルシウムの血中濃度を上げることがあります。すでに血中カルシウムが高めと指摘された方は注意が必要です
妊娠中・授乳中の方
- 必要量が通常と異なる場合があります。自己判断で量を増やさず、担当医に確認してください
肌の赤みの原因はビタミンD不足だけではない
肌が赤くなりやすい・敏感になりやすい原因は、ひとつではありません。
- スキンケアの刺激成分(アルコール、香料など)
- 紫外線
- 睡眠不足やストレス
- 食事(糖質の多い食事、乳製品など)
- 体質的なもの(アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎など)
ビタミンD3は、これらの原因を「治す」ものではありません。栄養バランスを整えるためのひとつの選択肢として考えるのが、現実的な向き合い方です。肌の赤みや敏感さが長期間続いている場合は、皮膚科への受診も合わせて検討してください。

繰り返しになりますが、「ビタミンD3を飲めば肌の赤みが収まる」とは言い切れません。でも、「もともとビタミンD不足の人が適切な量を補う」ことには、肌のバリアを支える可能性があるとして注目されています。ゼロとは言えないけれど、万能薬でもない。その両方を頭に入れて使っていただければ、と思います。

正直に教えてもらえると、かえって信頼できる気がします。

VitaSortとしても、「これさえ飲めばOK」という情報は出したくないんです。現時点で分かっていることをちゃんと伝えた上で、使うかどうかを自分で判断してもらう。それが読者への誠実さだと思っています。

まとめ:ビタミンD3と肌の赤み・敏感さの関係
この記事で伝えたかった要点を整理します。
分かっていること
- ビタミンD3は、皮膚のバリア機能に関わる成分の産生に関与すると報告されている
- 炎症のバランスを調整する働きに関わる可能性がある
- 敏感肌・乾燥しやすい肌の方にビタミンD不足が見られやすいという観察がある
- もともとビタミンDが不足していた人で、補った際に変化が見られたとする研究がある
まだはっきりしていないこと
- 「誰にでも確実に働く」とは言えない
- 最適な用量・期間はまだ研究中
- 肌への働きはスキンケアや他の生活習慣との組み合わせによって変わる
使い方の基本
- 脂質を含む食事の後に飲む
- 長期間の高用量は避ける(気になる場合は医師・薬剤師に相談)
- 肌の赤みが続く場合は皮膚科の受診も選択肢に
ビタミンD3は、日本人が不足しやすい栄養素のひとつです。肌のために、というより「栄養のバランスを整える」という目的で取り入れる方が多い印象です。気になる方は、まず試しやすいサイズの商品から始めてみるのもひとつの方法です。
※ 本品は医薬品ではありません。病気のための使用を目的としたものではありません。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。
よくある質問
Q. ビタミンD3は肌の赤みに関係しますか?
A. ビタミンD3は皮膚のバリア機能や炎症バランスに関わる可能性があると報告されています。ただし、「肌の赤みを直接どうにかする」とは言い切れません。もともとビタミンDが不足している方で、補ったときに肌の調子を感じやすいという観察があります。
Q. ビタミンD3はいつ飲むのがいいですか?
A. 脂溶性のビタミンなので、油を含む食事の後に飲むと吸収されやすいとされています。朝・昼・夜どの食後でも構いませんが、「続けやすい時間帯」を選ぶのが現実的です。
Q. ビタミンD3はどのくらいの量が目安ですか?
A. 日本の食事摂取基準では成人の目安量は1日約340 IU(8.5μg)です。iHerbで多く販売されているサプリは1,000〜5,000 IUが多く、欧米基準では広く使われていますが、長期の高用量摂取には注意が必要です。気になる方は医師に相談しながら使うと安心です。
Q. ビタミンD2とD3の違いは何ですか?
A. D2は植物・酵母由来、D3は魚油や動物性素材(一部は藻類)由来です。D3のほうが体内で長く保持されやすく、血中のビタミンD量を上げるのに効率が良いと報告されています。一般的なサプリのほとんどはD3タイプです。
Q. 敏感肌でビタミンD3を試したいのですが、注意することはありますか?
A. お薬を服用中の方、腎臓の機能に不安がある方は事前に医師や薬剤師に相談してください。また、肌の赤みや敏感さの原因はビタミンD不足だけではありません。スキンケアの見直しや皮膚科受診も合わせて検討することをおすすめします。
参考文献(クリックで展開)
- Mostafa WZ, Hegazy RA. Vitamin D and the skin: Focus on a complex relationship. J Adv Res. 2015. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26491539/
- Vitamin D - Fact Sheet for Health Professionals. National Institutes of Health Office of Dietary Supplements. https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminD-HealthProfessional/
- 日本人の食事摂取基準(2020年版), 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html