夜勤と鉄分、その意外なつながり
夜勤明けで家に帰っても、なんとなく眠れない。 やっと寝ても「寝た気がしない」。日中も体が重くて、休憩室でぼーっとしてしまう。
そういう状態が何週間も続いていると、「自分はもう体力がないのかも」と感じてしまいますよね。
でも、もう一つ確認してほしいことがあります。鉄分、足りていますか?
夜勤やシフト勤務と鉄分は一見つながらなそうですが、鉄分が不足したときに起きやすいこととして「脚のむずむず感」「休息の質の低下」が研究で取り上げられています。それが生活リズムの乱れと重なると、疲れが抜けない悪循環になりやすいんです。
この記事では、鉄分と夜勤・シフト勤務の関係を研究データをもとに整理し、「どう摂ればいいか」「何と組み合わせると考えやすいか」を、できるだけ分かりやすくまとめました。
夜勤・シフト勤務で体が崩れやすい、本当の理由
夜勤やシフト勤務をしていると、食事・睡眠・活動のタイミングがバラバラになります。
昼夜が逆転したり、日によって起きる時間が違ったりすると、体の中の「時計」がうまく働かなくなります。
この「体の時計」は、眠気・体温・ホルモンのリズムを調整しているものです。乱れると、次のようなことが起きやすくなります。
- 寝ようとしても眠れない、または眠りが浅い
- 起きていても頭が働かない、集中できない
- 食欲がバラバラになる(食べすぎか食べなさすぎかになる)
- じわじわと疲れが積み重なっていく

夜勤って、睡眠の問題だけじゃないんですか? 栄養と関係があるんですか?

そうなんです。眠れない→食事が雑になる→栄養が偏る→さらに疲れやすくなる、という流れが積み重なるんですよね。その中で鉄分は特に不足しやすい栄養素として注目されています。
シフト勤務の方は食事のタイミングが不規則になりがちで、鉄分を含む食品(赤身肉、レバー、ほうれん草など)を意識して摂りにくい環境でもあります。食事が深夜のコンビニごはんだけ、という日が続くと、鉄分の摂取量はどうしても少なくなります。

鉄分が注目されている理由 — 体の中で何をしているのか
鉄分といえば「貧血」というイメージが強いかもしれません。でも鉄分の役割は貧血対策だけではありません。
体の中で鉄分が関わっている主な働きを整理しておきましょう。
| 働き | どういうこと? |
|---|---|
| 酸素を全身に運ぶ | 血液の中のヘモグロビンに鉄が含まれていて、肺から取り込んだ酸素を体の隅々に届ける |
| エネルギーをつくるのを助ける | 細胞の中でエネルギーをつくるときに、鉄が関わる酵素が必要になる |
| 神経の働きを支える | 脳や神経で情報を伝える物質(ドーパミンなど)をつくるときにも鉄が関わっている |
| 体の休息の質に関わる可能性 | 脚のむずむず感との関係を調べた研究があり、睡眠の妨げになりうると報告されている |
特に3番目と4番目が、夜勤・シフト勤務との関連で気になるポイントです。

鉄分はドーパミンという神経伝達物質を作るときに必要な成分の一つで、体の内側から「動きたい」「むずむずする」という感覚に関わっているとされています。鉄分が十分かどうかが、夜の休息の質に影響する可能性として研究で取り上げられています。

なるほど。貧血になるまで待たなくても、体の中では影響が出てくる可能性があるんですね。
もっと詳しく知りたい方へ(鉄分と神経伝達物質の関係)
鉄分は、ドーパミンという神経に関わる物質を合成する過程で必要とされる酵素の材料になります。ドーパミンは意欲・集中・体の動きのコントロールに幅広く関わる物質です。脳の特定の部位では鉄分が少ないと、このドーパミンに関わる仕組みが十分に働かない可能性が動物実験や一部の観察研究で示唆されています。「脚のむずむず感(むずむず脚症候群)」の研究では、脳脊髄液や血液中の鉄分の状態とこの症状の関連を調べたものがあり、鉄分の状態が神経の過ごしやすさに関わっている可能性として注目されています。ただし、「鉄分を補えば確実に変わる」と言えるほどのデータはまだ積み上がっておらず、研究継続中の分野です。
研究で分かっていること、まだ言えないこと
「鉄分と睡眠」「鉄分と生活リズム」の関係は、研究が進んでいる分野ですが、「これさえ摂れば確実」とまでは言えない段階です。ただ、いくつかの研究では気になるデータが出ています。
脚のむずむず感と鉄分の研究
夜になると脚がむずむず・ぞわぞわして眠れない、という感覚を経験したことはありませんか。これは「むずむず脚症候群」と呼ばれる状態で、夜の眠りを妨げる原因として知られています。
複数の研究をまとめて分析したデータでは、この症状を持つ人の多くで血液中の鉄分に関わる数値が低い傾向が見られています。また、鉄分の補給を行った小規模な研究では、一部の人でこのむずむず感が落ち着く方向に変化したという報告もあります。
ただし、全員に同じ変化が見られたわけではなく、個人差が大きいことも同時に報告されています。

研究の規模がまだ小さいので「誰にでも当てはまる」とは言えません。ただ、夜に脚のむずむず感を感じやすい方で鉄分の状態が気になる方は、一度医師に相談してみる価値はあると思います。

夜勤の人って、そもそも夜に足がだるくなりやすい気がするんですけど…鉄分のせいかどうか、どう見分けるんですか?

正直なところ、自己判断は難しいんですよね。血液検査で鉄分の状態(フェリチン値)を調べてもらうのが一番確実です。特に30代以降の女性は、症状がなくても鉄分が不足しているケースがあるので要注意です。
夜勤勤務者と栄養不足の関係
夜勤や交代制勤務をしている人は、規則正しい生活をしている人と比べて食事の質が落ちやすいという報告があります。特に鉄分・ビタミンD・マグネシウムなどは不足しやすい栄養素として名前が挙がっています。
食事の乱れが鉄分不足につながり、鉄分不足が休息の質を下げ、休息の質が落ちることでさらに食欲やエネルギーが乱れる。こうした悪循環が起きやすい環境に、夜勤・シフト勤務の方は置かれています。
もっと詳しく知りたい方へ(むずむず脚症候群と鉄分の研究について)
むずむず脚症候群(Restless Legs Syndrome: RLS)と鉄分の関係を調べた研究は複数存在します。脳脊髄液や脳の画像診断を使った研究では、鉄分の貯蔵量を反映する指標(フェリチン)が低い人でRLSの症状が強い傾向があることが報告されています。一方で、鉄分を口から補充するだけでは血液中の数値が改善しても症状の変化が限定的だったという報告もあり、「鉄分だけで解決する」と断言できる状況ではありません。現在は「鉄分の状態を確認したうえで、低ければ補充を検討する」というアプローチが研究者の間で支持されています。

鉄分が不足しやすい理由 — 夜勤・シフト勤務の「4つのワナ」
夜勤やシフト勤務で鉄分が不足しやすいのは、意志の問題ではなく「環境のワナ」によるものがほとんどです。
① 食事タイミングのバラバラ化
消化・吸収の力は時間帯によって変わります。深夜や早朝は消化の働きが落ちやすく、同じものを食べても栄養を取り込む効率が下がることがあります。
② 鉄分を含む食材を選びにくい環境
夜勤中の食事はコンビニや自販機が中心になりがちです。赤身の肉・レバー・貝類・豆類など、鉄分が多い食材は手軽に食べられる選択肢が少ないのが現実です。
③ 胃腸への負担
不規則な食事と睡眠が続くと、胃腸の調子も乱れやすくなります。胃腸の状態が悪いと、鉄分の吸収がさらに落ちることがあります。
④ ストレスによる消耗
夜勤はそれ自体が体にとって大きなストレスです。ストレスが強い状態では、鉄分を含む複数の栄養素が体の外に出やすくなることが報告されています。

この4つ、全部当てはまる人が夜勤勤務者には多そうですね…。

そうなんです。一つ一つは「たいしたことない」ように見えますが、毎日積み重なると無視できない差になります。だから夜勤の方には、鉄分を意識的に補うことを考える価値があると思っています。
「みんなの飲み方」— 実際のユーザーはどう使っているか
VitaSortでは、iHerbのレビューや利用データをもとに、実際にどう飲まれているかの傾向を分析しています。
夜勤・シフト勤務の方を含む鉄分サプリのユーザーに見られる飲み方のパターンとして、次のような傾向があります。
- 1日1回、食事と一緒(特に夕食か夜勤前の食事)に飲むが最も多いパターン
- 「空腹で飲むと胃が気になる」という声が多く、食事と一緒が定着している
- 「コーヒーや緑茶と一緒に飲むと吸収が落ちると聞いてから、水か白湯にした」というコメントも多い
- 夜勤明けに飲む派と、夜勤前に飲む派に分かれる傾向がある
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 38 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝食時や朝に飲む人が多く、胃が敏感な場合は隔日や週数回に減らす工夫も見られます。
- 「1日1錠を服用、錠剤のサイズは少し大きめ」
- 「マルチビタミンも飲むので週1回だけ併用」
- 「1日1錠を10日間続けた」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠93%
- 2錠7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後40%
- 朝20%
- 寝る前10%
- 就寝1時間前10%
- 空腹時10%
- 起床時10%
- 飲みやすいサイズ
- 胃に優しい
- 1日1錠で便利
- 1日1錠で手軽
- カプレットのサイズが許容範囲、無味で飲みやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労61%
- その他45%
- お通じ13%
- 気分・ストレス13%
- 肌10%
- 睡眠3%
報告された体調の変化・副作用
- なし71%
- 下痢3%
- 吐き気3%
- 膨満感3%
- 軽い吐き気3%
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 52 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝食前または朝食時に飲む方が多い。タブレットは大きめだが半分に割ることも可能。30分前に水と一緒に飲む、隔日で飲むなど頻度を調整する方もいる。
- 「朝食30分前に飲み、レモン水と一緒に」
- 「1日1錠、タブレットは半分に割れる」
- 「毎日ではなく週1回だけ飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠90%
- 2錠5%
- 半量5%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後43%
- 寝る前14%
- 朝14%
- 空腹時14%
- 起床時14%
- 1日1錠で便利
- サービングサイズが実用的
- スローリリース小粒タブレットで飲みやすい
- ボトル形式の方が便利
- 各錠剤がシートに個別に包装されている、30日分供給
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労66%
- その他40%
- 気分・ストレス5%
- お通じ3%
- 睡眠3%
- 肌3%
報告された体調の変化・副作用
- なし65%
- にきび2%
- 消化系の問題2%
- 胃痛や体の痛み2%
- 腎臓痛2%
もっと詳しく知りたい方へ(鉄分サプリのタイムリリース処方とは)
「スローリリース(タイムリリース)」型の鉄分サプリは、胃で一気に溶けずに時間をかけてゆっくり溶け出すよう設計されています。通常の鉄分サプリは胃に負担をかけやすい(吐き気・胃痛の原因になりやすい)のが弱点ですが、タイムリリース型は胃への刺激が分散されるため、胃が弱い方にも使われやすいのが特徴です。夜勤の方は食事タイミングが不規則なため、「いつ飲んでも胃に優しい」タイムリリース型を選ぶ方が多い傾向があります。ただし、小腸で吸収される時間も変わるため、吸収効率については製品・個人差があります。

鉄分の「形態」の違い — どのタイプが選ばれやすいか
鉄分サプリにはいくつかの種類(形態)があり、吸収のされ方や胃への負担が違います。自分に合ったタイプを選ぶ参考にしてください。
※各タイプの詳しい性質は下の表でまとめています。
| 形態 | 日本語での呼ばれ方 | 特徴 |
|---|---|---|
| Ferrous bisglycinate(フェロウス ビスグリシネート) | グリシン酸鉄・キレート鉄 | 胃に比較的やさしく、吸収されやすいとされるタイプ。胃が弱い方や、不規則な食生活の方に選ばれやすい |
| Ferrous sulfate(フェロウス サルフェート) | 硫酸鉄 | 医療現場でもよく使われるスタンダードなタイプ。吸収効率は高いが、空腹時に胃が不快になりやすいと感じる人もいる |
| Heme iron(ヘム鉄) | ヘム鉄 | 肉・魚などの動物性食品に含まれるタイプと同じ形。食事からの鉄分に近く、吸収されやすいとされる。コストは高め |
| Ferric(非ヘム鉄の酸化型) | 非ヘム鉄 | 植物性食品に含まれるタイプに近い。吸収率は他のタイプより低めとされているが、胃への負担が少ない場合もある |
夜勤・シフト勤務の方は胃腸の調子が乱れやすいため、グリシン酸型(ferrous bisglycinate)またはヘム鉄型が選ばれやすい傾向があります。

iHerbでよく選ばれている鉄分サプリの多くには「キレート鉄(グリシン酸型)」が使われています。胃への負担が少なく、食事のタイミングが不規則でも飲みやすいのが理由として挙げられることが多いです。

ヘム鉄って、お肉から摂る鉄分と同じ形なんですね。食事で摂れるのが一番なんだろうけど、夜勤中はそういう食事が難しいから、サプリで補おうと思う人が多いのかも。
摂るタイミングと量の考え方
鉄分は「何と一緒に摂るか」「いつ摂るか」で、体への取り込まれやすさがかなり変わります。
一緒に摂ると取り込まれにくくなるもの
| 組み合わせ | 理由 |
|---|---|
| コーヒー・紅茶・緑茶 | タンニンという成分が鉄分と結びついて吸収を妨げる |
| カルシウムを多く含む食品(牛乳・チーズ等) | 鉄とカルシウムが消化の過程で取り込まれるのを競い合う |
| 制酸薬(胃薬の一部) | 胃の酸性度が下がると、鉄分の溶けやすさが低下する |
一緒に摂ると取り込まれやすくなるもの
| 組み合わせ | 理由 |
|---|---|
| ビタミンC | 鉄分が体に取り込まれやすい形に変わるのを助ける。オレンジジュース・キウイ等 |
| 少量の食事 | 完全な空腹よりも軽く食べながらの方が、胃への負担が減りやすい |
タイミングのポイント
- 食事中か食後すぐが胃への負担を減らしやすい
- 夜勤前の食事と一緒に飲む方と、夜勤明けの食事と一緒に飲む方に分かれる傾向。どちらでも継続できる方を選んで
- コーヒーや緑茶と同時は避ける。飲むなら前後1〜2時間は空けるのが無難

私自身もかつて不規則な生活をしていた時期があって、鉄分を摂り始めてから「飲み合わせ」で損をしていることに気づきました。緑茶で飲んでいたのを水に変えただけで、なんとなく体の感覚が変わった気がしています。
摂取量の目安
鉄分の摂取量は個人差が大きく、性別・年齢・体の状態によって必要量が変わります。サプリを選ぶ際の参考として、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では成人の推定平均必要量として次のような目安が示されています。
- 成人男性:1日あたり約6〜7mg
- 成人女性(月経あり):1日あたり約10〜11mg(月経による損失を含む)
- 成人女性(月経なし):1日あたり約6mg
一方、鉄分は摂りすぎると体に負担をかけることもあります。サプリで補う場合は、製品の推奨量を守り、高用量の製品を自己判断で長期使用することは避けてください。

特に男性の方は、女性と比べて鉄分不足のリスクが低いとされていますが、夜勤などで食事が極端に乱れている場合は話が変わります。自分の状態が気になる方は、血液検査でフェリチン値を確認するのが一番確実です。気になる症状が続く場合は、医師や薬剤師にご相談ください。

他の成分との組み合わせで考えること
鉄分を単体で摂ることも選択肢ですが、生活リズムの乱れや疲れを複合的に気にかけたい場合は、組み合わせも検討されています。
ビタミンC
鉄分の吸収を助けることが最もよく知られている組み合わせです。多くの鉄分サプリにビタミンCが一緒に配合されているのはこのためです。食事でカバーしたい場合はオレンジ・キウイ・ブロッコリーなどと一緒に摂ることを考えられています。
ビタミンB群(特にB12・葉酸)
鉄分と同様に、赤血球の健康に関わる栄養素です。偏食や不規則な食生活が続いている方で一緒に不足している場合があります。
マグネシウム
夜の休息のリズムや筋肉のゆるみに関わるとされるミネラルです。夜勤の方に不足しやすい栄養素として鉄分と一緒に名前が挙がることがあります。
ビタミンD
夜勤で日光に当たる機会が少ない方は不足しやすい栄養素です。鉄分とは直接的な組み合わせというわけではありませんが、夜勤勤務者全体として気にかけておきたいビタミンです。
もっと詳しく知りたい方へ(鉄分とビタミンCの関係)
食事や食品から摂れる鉄分には「ヘム鉄(動物性食品由来)」と「非ヘム鉄(植物性食品由来)」の2種類があります。サプリに多く使われる非ヘム鉄の形態は、そのままでは胃腸で吸収されにくい状態(Fe3+)で存在しています。ビタミンCは、このFe3+をFe2+という吸収されやすい形に変える働きをします。この仕組みは研究でも確認されており、ビタミンCと一緒に非ヘム鉄を摂ると、単体で摂るよりも吸収率が向上するとされています。ただし、ヘム鉄型はこの仕組みを必要としないため、ビタミンCとの組み合わせのメリットが限定的です。

マグネシウムとビタミンDも、夜勤の人には大事なんですね。鉄分だけじゃなくていろいろ気にしないといけないんですか?

全部いっぺんに始めようとすると続かないので、まず「自分が一番気になっていること」から一つだけ選ぶのがおすすめです。夜に脚がむずむずする・だるい・眠れないが一番気になるなら、鉄分から試してみる、という順番が分かりやすいと思います。
実際に選ばれている商品と、リアルな飲み方
ここからは、iHerbでよく選ばれている鉄分サプリをご紹介します。記事の主役は「知識」ですが、「気になったら試してみたい」という方への参考として、実際のデータとともに載せています。
以下のHema-Plexシリーズは、スローリリース(時間をかけてゆっくり溶け出す)処方の鉄分サプリとして知られており、夜勤・不規則な生活の方を含む多くのユーザーに使われています。

NaturesPlus, Hema-Plex® Iron, 30 Slow-Release Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/08/07時点
- ¥1,742
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 44 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝食前や朝食時に飲む方が多い。錠剤が大きめなので半分に割って飲む人もいる。毎日ではなく週1回や隔日にする人もいる。
- 「朝食30分前に1錠飲んでいる」
- 「毎日ではなく週1回だけ飲んでいる」
- 「就寝前に飲んで翌朝から始めた」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠87%
- 半量7%
- 2錠3%
- 3錠以上3%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後36%
- 朝27%
- 空腹時18%
- 寝る前9%
- 起床時9%
- 粒が管理可能なサイズ
- 1日1錠で便利、ゆっくり放出性で胃に優しい、消化不快感がない
- カプセル/錠剤が飲みやすい
- ゆっくり放出される小さなタブレットで飲みやすい
- 各錠剤がブリスターパックされている、個別包装
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労58%
- その他33%
- 気分・ストレス9%
- お通じ6%
- 肌3%
- 足の攣り・筋肉3%
報告された体調の変化・副作用
- なし66%
- その他の痛み2%
- においに敏感で吐き気を催すことがある2%
- ニキビが出た2%
- ニキビと顔の乾燥が出た2%

NaturesPlus, Hema-Plex®, Iron with Essential Nutrients for Healthy Red Blood Cells, 60 Slow-Release Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥3,120
飲み方データで見ると、「食事と一緒、1日1回」が最も多いパターンです。夜勤前・夜勤後どちらでも使われていますが、「胃が落ち着いている時間に合わせる」という声が多く見られます。

スローリリース型は、胃への刺激が一点集中しないように設計されているため、食事のタイミングが不規則な方や胃が弱い方に使われやすい処方です。ただし、摂取量は製品の指示に従い、自己判断での増量は避けてください。
向いている方・気をつけたい方
こんな方に鉄分サプリを気にかける方が多い
- 夜勤・シフト勤務で食事が不規則になりやすい
- 月経がある女性で、疲れやすさ・だるさが続いている
- 夜に脚がむずむず・ぞわぞわして眠れないことがある
- 食事の内容が偏りがちで、赤身肉・レバーをほとんど食べていない
- 血液検査でフェリチン(鉄分の貯蔵量を示す値)が低いと言われたことがある
注意が必要な方
- 鉄分の過剰摂取は体に負担をかけます。特に成人男性や閉経後の女性は、鉄分が必要以上に溜まりやすい場合があるため、自己判断での高用量摂取には注意が必要です
- 胃に持病がある方、胃薬を定期的に飲んでいる方は、医師に確認してから使うのが安心です
- 鉄過剰症(ヘモクロマトーシス)の遺伝的リスクがある方は医師に相談してください
- 妊娠中・授乳中の方は医師に相談の上、用量を確認してください

鉄分は「少なすぎても、多すぎても困る」栄養素です。サプリを始める前に、一度血液検査でフェリチン値を確認するのが最も確実です。数値を見ずに自己判断で補うよりも、現在の状態を知ってから選ぶ方が安心です。気になる症状が続く場合は、医師や薬剤師にご相談ください。

まとめ — 夜勤と鉄分、まず一つから
夜勤・シフト勤務で生活リズムが乱れている方が鉄分不足になりやすい背景には、食事の乱れ・胃腸の疲れ・ストレスによる消耗という複数の要因があります。
鉄分と夜の休息の質(特に脚のむずむず感)の関係を調べた研究は存在していますが、「鉄分を補えば確実に変わる」と言える段階ではありません。個人差が大きく、まず自分の状態を知ることが大切です。
気をつけたいのは:
- コーヒー・緑茶との同時摂取は避ける(吸収されにくくなる)
- ビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすくなる可能性がある
- 胃に優しいグリシン酸型を選ぶ方が夜勤・不規則生活の方には多い
- 量は少なすぎず多すぎず。フェリチン値を一度確認してから補う方が安心
「何から始めたらいいか分からない」という方は、まず食事の記録をつけてみるか、かかりつけ医に血液検査をお願いしてみるのが最初の一歩です。サプリはその次のステップとして、自分の状態に合わせて選びましょう。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。 本品は医薬品ではありません。病気の診断・治療を目的としたものではありません。
よくある質問(FAQ)
Q. 夜勤をしていると鉄分不足になりやすいのはなぜですか?
A. 夜勤では食事のタイミングが不規則になりやすく、鉄分を多く含む食材(赤身肉・レバー・貝類など)を選ぶ機会が減りがちです。また、睡眠リズムの乱れやストレスが体の栄養消耗を増やす可能性があります。これらが重なると、鉄分が継続的に不足しやすい状態になることがあります。
Q. 鉄分サプリは夜勤前と夜勤後、どちらに飲む方がいいですか?
A. どちらが優れているという明確なデータはありません。最も大切なのは「食事と一緒に飲むこと」「コーヒーや緑茶と同時に飲まないこと」の2点です。継続しやすいタイミングに合わせて選んでください。
Q. 脚のむずむず感と鉄分不足は関係がありますか?
A. 関係を示唆する研究はありますが、「鉄分不足が必ず原因」とは言えません。夜に脚のむずむず感が続いている場合は、血液検査でフェリチン値を確認するとともに、医師に相談することをおすすめします。
Q. 鉄分サプリを飲む時、ビタミンCと一緒に摂った方がいいですか?
A. 特にグリシン酸型や非ヘム鉄型の鉄分サプリは、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収されやすくなる可能性があります。オレンジジュースや果物と一緒に飲む方法が手軽です。
Q. 鉄分サプリで胃が痛くなることはありますか?
A. 硫酸鉄(ferrous sulfate)など一部の形態は空腹時に胃の不快感を感じやすい方がいます。グリシン酸型(ferrous bisglycinate)やスローリリース処方の製品は胃への刺激が比較的少ないとされており、胃が弱い方に選ばれやすい傾向があります。