亜鉛と夜中に目が覚める悩み
夜中に目が覚める。時計を見ると3時。またか、と思いながらスマホを見て、気づいたら4時。ようやく眠れたと思ったら、もう朝のアラームが鳴っている。
そんな夜が、週に何度も続いていませんか。
「歳のせいかな」「ストレスかな」で片付けてしまいがちな中途覚醒ですが、実は亜鉛という身近なミネラルと睡眠の質との関係を調べた研究が、いくつか報告されています。
この記事では、亜鉛と夜中に目が覚める悩みの関係を、分かっていることと分かっていないことを正直にお伝えしながら、実際にどんな飲み方をしている人が多いのかまで、まとめていきます。
亜鉛と中途覚醒の関係——まず結論から

亜鉛って免疫とか味覚のイメージが強いんですけど、睡眠にも関係あるんですか?

そう思う方が多いんですよね。実は亜鉛は体の中でかなり幅広い役割を持っているミネラルなんです。睡眠との関係も、近年少しずつ研究が出てきています。
最初に正直にお伝えしておきます。「亜鉛を摂れば夜中に目が覚めなくなる」という断定はできません。研究はまだ積み上がりの途中で、「関係がありそう」という段階です。
ただ、亜鉛は睡眠に関わるいくつかのからだのはたらきに関与していることが分かっており、特に亜鉛が不足しがちな方では、補うことで睡眠の質に変化を感じた、という声も聞かれます。
「確実ではないけれど、無視するには惜しい」——そのくらいの温度感で読んでいただけると、この記事の情報がいちばん役立つと思います。
なぜ亜鉛が睡眠と結びつくのか——からだの中で何が起きているか

亜鉛は、体の中で300種類以上の酵素(体の化学反応を助けるタンパク質)のはたらきに関わっているとされています。その中に、睡眠と深く結びついたいくつかのしくみがあります。
神経をしずめる物質と亜鉛
脳の中には、神経が高ぶりすぎるのをしずめる役割を持つ「GABA(ギャバ)」という物質があります。亜鉛はこのGABAの受け取り口(受容体)に関与していると報告されており、神経の落ち着きと何らかの形でつながっている可能性が示唆されています。
夜中に目が覚めるとき、脳が過度に活性化した状態になっていることがあります。亜鉛がGABAのしくみに関与しているとすれば、睡眠の深さや安定感に間接的に影響するかもしれない——というのが、研究者が注目している理由のひとつです。
もっと詳しく知りたい方へ(GABAと亜鉛のしくみ)
GABAはγ-アミノ酪酸(gamma-aminobutyric acid)の略で、中枢神経系で抑制性の神経伝達物質として機能します。亜鉛イオン(Zn²⁺)はGABA-A受容体に結合し、その活性を調節することが基礎研究で報告されています。ただし、これは主に動物実験や試験管内の研究から得られたデータであり、「亜鉛を摂るとGABAがどう変わるか」を人で直接測定した研究は限られています。現時点では「亜鉛→GABA→睡眠改善」という一直線の因果関係を人で確認するには、さらなる研究が必要です。
メラトニンとの間接的なつながり
「眠りのホルモン」とも呼ばれるメラトニンは、夜暗くなると体内で作られ、眠気を引き起こします。このメラトニンを作る過程に、いくつかのミネラルが関わっているとされています。亜鉛もそのひとつで、メラトニンの合成を助ける酵素と関係があると報告されています。
ただし、「亜鉛を摂るとメラトニンが増える」という単純な図式が成り立つかは、まだはっきりしていません。亜鉛が不足している状態では、この経路がうまく機能しにくくなる可能性がある、という話です。
炎症や酸化ストレスとの関係
睡眠の質は、体の中の「炎症」状態とも深く関わっています。慢性的な軽い炎症は、睡眠を浅くしたり、夜中に目を覚まさせやすくしたりすることが知られています。
亜鉛は、体の中で抗酸化(体が錆びるのを防ぐ)や炎症をしずめる方向に働く酵素のひとつ「SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)」に関与するミネラルです。このルートを通じて、睡眠の質にも関係してくる可能性が指摘されています。

大事なのは、これらはどれも「間接的な経路」だということです。亜鉛が直接「眠れる物質」を作るわけではなく、睡眠に関わるいくつかのしくみに関与している、という話ですね。

じゃあ、亜鉛が足りない状態だと、じわじわと影響が出てくる、ということですか?

そうイメージしてもらうと分かりやすいと思います。劇的な変化というより、長期的に不足が続くと影響が出やすい、というイメージです。
研究で分かっていること、まだ分からないこと
亜鉛と睡眠の関係については、いくつかの研究が報告されていますが、「確実に言える」部分と「まだ分からない」部分をきちんと分けてお伝えします。
血中の亜鉛と睡眠の関係を調べた研究
睡眠の質や睡眠時間と、血液中の亜鉛の値の関係を調べた研究があります。これらの研究では、亜鉛の値が低めのグループで、睡眠時間が短い傾向や、睡眠の質に問題を感じやすい傾向が観察されたと報告されています。
ただしこれは、「亜鉛が低いから眠れない」という原因と結果の関係を証明したものではありません。眠れない状態が続くことで体の栄養バランスが崩れ、亜鉛の値も下がっている、という逆の見方もできます。卵が先か、鶏が先か、という話ですね。
もっと詳しく知りたい方へ(観察研究の限界)
多くの亜鉛×睡眠研究は「観察研究」と呼ばれる形式で、ある時点での亜鉛値と睡眠の状態を同時に測定して関連を見ます。これは「相関関係(一緒に変動する傾向)」は示せますが、「因果関係(原因→結果)」は示せません。因果関係を確かめるには、亜鉛を補ったグループと補わなかったグループを比較する「介入研究(ランダム化比較試験)」が必要です。亜鉛と睡眠についてはそのような介入研究がまだ少なく、結論を出すには研究の積み上げが必要です。
実際に亜鉛を補った研究
亜鉛を含むサプリメントを摂った人の睡眠を観察した研究も報告されています。ある試みでは、亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6を組み合わせて補った人たちで、睡眠の主観的な質感(眠りの深さの感覚や翌朝の気分)に変化が見られたと報告されています。
ただしこの場合、他の成分と一緒に摂っているため、「亜鉛だけの効果」を切り出すことは難しい、という限界があります。
現時点での正直な評価
| 項目 | 現在の状況 |
|---|---|
| 亜鉛と睡眠の関係 | 関連を示す研究がある。ただし「確実」とまでは言えない段階 |
| 誰に当てはまるか | 亜鉛が不足しがちな方で変化を感じやすい可能性がある |
| 単独で効くか | 他の成分(マグネシウム・B6など)との組み合わせで語られることが多い |
| 中途覚醒への直接的な研究 | まだ限られている |

「研究がある=確実に効く」ではないですよね。でも、「まったく根拠がない」わけでもない。そのグレーゾーンを正直にお伝えするのが、VitaSortのスタンスです。

亜鉛が不足しやすいのはどんな人?
研究の結果よりも、まず気になるのは「自分は亜鉛が足りているのか」ということではないでしょうか。
亜鉛は体の中では作れないため、毎日の食事から摂り続ける必要があります。ところが、現代の食生活では不足しやすい状況が重なりやすいとされています。
亜鉛が不足しやすいとされる状況:
- 肉・魚介類(特に牡蠣・赤身肉)を食べる機会が少ない
- 加工食品・インスタント食品が多い食事が続いている
- 激しい運動や発汗が多い(汗から亜鉛が失われやすい)
- ストレスが強い期間が続いている
- 40〜50代以降で消化・吸収の力が落ちてきている
- 食事量が全体的に少ない(ダイエット中など)

あー、私けっこう当てはまってるかも。お肉をほぼ食べない時期があって……

食事の偏りが続くと、ジワジワと影響が出やすいですよね。亜鉛は「足りなくなって初めて気づく」ミネラルの代表格とも言われています。
亜鉛の不足は、血液検査(血清亜鉛値)で確認できます。「自分が本当に不足しているか気になる」という方は、まず医療機関で調べてもらうのがいちばん確かです。
「みんなの飲み方」——iHerbユーザーの服用パターン
iHerbで亜鉛サプリを購入しているユーザーのレビューや服用パターンを分析すると、いくつかの特徴的な傾向が見えてきます。これはVitaSort編集部が独自に集計した実際の服用データです。
よく見られる服用パターン:
- 夜・就寝前に飲む派が多数。「睡眠が気になるから夜に」という理由で選んでいる人が目立ちます
- 食後に飲むという声が多い(亜鉛は空腹時に単独で摂ると胃の不快感が出やすいため)
- マグネシウムと同じタイミングで飲むという組み合わせが多く報告されています
- 量は「1日1粒(10〜25mg程度)」から始めて、様子を見ながら続ける、という始め方が多い
以下に、実際に選ばれている商品のデータをまとめました。

NOW Foods, Zinc, 50 mg, 100 Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥956
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 54 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を食事と一緒に飲む人が多い。50mgは高用量なので、半分に割って飲む人や1日おきに飲む人もいる。
- 「1錠を2日に1回飲むことにした」
- 「半錠にするか、1日おきにしている」
- 「半分に割って朝夕1回ずつ飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠83%
- 半量17%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後56%
- 朝19%
- 空腹時12%
- 寝る前6%
- 昼6%
- シンプルで使いやすい
- タブレットが小さく飲みやすい
- より快適な用量のために錠剤を半分に割る
- 最大吸収のために食事と一緒に摂取
- 声が深くなるので調整している
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- その他58%
- 肌34%
- 疲労16%
- 気分・ストレス5%
- 睡眠3%
報告された体調の変化・副作用
- なし54%
- 声が深くなる2%
- 空腹時に胃の不調2%
- 軽い吐き気2%
- 軽い胃の不調2%

Natural Factors, Zinc Chelate, 25 mg, 90 Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥892
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 50 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠(25mg)を毎日飲む人が多い。風邪の時期や体調に応じて1日2〜3錠に増やす人もいる。
- 「毎朝1錠噛んで口の中で溶かしてから飲んでいる」
- 「食後に飲むと胃の負担がない」
- 「就寝前に1日1錠飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠82%
- 2錠9%
- 3錠以上9%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後55%
- 朝22%
- 寝る前11%
- 起床時11%
- 25mg用量が入手困難だったため
- 3錠を舌の下に含むと良くないため、1錠に減らした。味が悪いため
- Zinc と Cを同時に摂らないようにしている
- サイズが小さい、パッケージがしっかり密閉されている
- タブレットが大きくない、便利なサイズ、苦い後味がない
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- その他91%
- 肌24%
- 疲労10%
報告された体調の変化・副作用
- なし38%
- 吐き気(食事なしの場合)2%
- 食事なしで摂取すると腹痛と胃の不調2%

形態の違い——どのタイプを選ぶか
亜鉛サプリには、成分と結合している物質の違いによって「形態」があります。形態によって胃への負担感や体への吸収のされやすさが異なると言われています。
※各タイプの詳しい特徴は、下の比較表でまとめています。
主な形態の種類
- ピコリン酸亜鉛(Zinc Picolinate):ピコリン酸という物質と結合した形態。吸収率が高いとされ、広く使われています。胃への刺激が比較的おだやか。
- クエン酸亜鉛(Zinc Citrate):クエン酸と結合した形態。価格が手頃なものが多く、胃への負担も少なめと言われます。
- グルコン酸亜鉛(Zinc Gluconate):グルコン酸と結合した形態。昔からある定番タイプ。比較的吸収されやすく、コストパフォーマンスの高い製品が多い。
- キレート亜鉛(Zinc Chelate):アミノ酸に包まれた形態。胃への負担が少なくおだやかに吸収されるとされています。
- 酸化亜鉛(Zinc Oxide):亜鉛の含有量が多い半面、体への吸収率は他の形態より低いとされています。
形態の比較表
| 形態 | 特徴 | こんな人に向きやすい |
|---|---|---|
| ピコリン酸亜鉛 | 吸収されやすいとされる、胃にやさしめ | 吸収率を重視したい人 |
| クエン酸亜鉛 | 手頃な価格、胃への負担少なめ | コスパ重視の人 |
| グルコン酸亜鉛 | 定番タイプ、吸収されやすい | 初めて亜鉛サプリを試す人 |
| キレート亜鉛 | おだやかに吸収、胃への刺激が少ない | 胃が弱めの人 |
| 酸化亜鉛 | 亜鉛含有量は多いが吸収率低め | 特別な理由がなければ他を選ぶ方が多い |
もっと詳しく知りたい方へ(形態と吸収率の研究)
亜鉛の形態と吸収率を比較した研究では、ピコリン酸亜鉛・クエン酸亜鉛・グルコン酸亜鉛などは酸化亜鉛よりも体内への吸収率が高いと報告されているものがあります。ただし、研究の条件(食事との組み合わせ、被験者の状態など)によって結果にばらつきがあり、「どの形態が最も優れているか」を一概に断言することは難しい状況です。日常的なサプリ選びでは「酸化亜鉛以外の形態を選ぶ」という方針が、多くの栄養士や専門家に共有されている感覚です。

形態の違いは価格にも表れます。ピコリン酸亜鉛やキレート亜鉛は少し高めのことが多く、グルコン酸亜鉛やクエン酸亜鉛は手頃な価格帯のものが多い傾向がありますね。

最初の一本を選ぶなら、どのタイプがおすすめですか?

胃の弱さが気になる方にはキレート型、とにかくコスパを重視するならクエン酸型やグルコン酸型が選ばれやすいですね。睡眠目的でよく選ばれているのはグルコン酸やクエン酸タイプが多い印象です。
摂るタイミングと量の考え方
タイミング
食後がおすすめです。亜鉛は空腹時に摂ると、胃の不快感(吐き気感・むかつき)が出やすいミネラルです。食事の途中か食後すぐに摂ると、こうした不快感が出にくくなります。
夜の睡眠が気になる方は、夕食後〜就寝前の時間帯に摂るパターンが多く見られます。亜鉛が睡眠に関わるしくみに参加するのが夜間のため、この時間に摂ることを選ぶ人が多いようです(ただし、朝摂っても体に残る亜鉛の量が大きく変わるわけではない、という考え方もあります)。
量の目安
サプリメントとして摂る場合、1日あたり10〜15mg程度が一般的な目安として紹介されることが多いです。
亜鉛は過剰になると、銅の吸収を妨げるという問題が起きやすくなります(亜鉛と銅はおたがいに引っ張り合う関係にあります)。継続して摂り続ける場合、40mgを超える量を日常的に摂ることは避けた方がよいとされています。
もっと詳しく知りたい方へ(亜鉛の上限量と銅の関係)
日本人の食事摂取基準では、亜鉛の耐容上限量(これ以上摂ると健康影響が出る可能性がある量)は成人男性で45mg/日、成人女性で35mg/日とされています(2020年版)。サプリの亜鉛量+食事からの亜鉛量を合計したトータルで考える必要があります。特に高用量の亜鉛を長期間摂り続けると、銅の吸収が低下し、銅欠乏による貧血や神経症状が起きる可能性が報告されています。1日の量が25mg以上の製品を長期使用する場合は、銅も少量(1〜2mg程度)一緒に補うことを勧める専門家もいます。
| タイミング | 特徴 |
|---|---|
| 夕食後〜就寝前 | 睡眠を気にする方に選ばれやすい |
| 昼食後 | 朝が忙しい方の選択肢 |
| 朝食後 | 習慣に組み込みやすい |
| 空腹時 | 胃の不快感が出やすいため避けた方が無難 |
他の成分との組み合わせ
亜鉛単独で使う人もいますが、睡眠が気になる文脈では他の成分と合わせて使うパターンが多く見られます。
マグネシウムと一緒に
最もよく見られる組み合わせです。マグネシウムも睡眠や神経のしずまりに関わるとされているミネラルで、亜鉛と一緒に摂ることで補い合う形になります。先ほど紹介した研究でも、亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6を組み合わせたパターンが使われていました。

21st Century, Calcium Magnesium Zinc + D3, 90 Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 3 tablets
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥764
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 61 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
推奨量は1日3錠。夜寝る前や夕食後に飲む人が多い。1日1錠で続ける人もいる。
- 「推奨量は1日3錠」
- 「寝る前に1錠飲んでいる」
- 「夕食後か就寝前に飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠55%
- 3錠以上41%
- 2錠5%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前46%
- 朝31%
- 食後23%
- カプセルが飲みやすい
- 錠剤が飲みやすい
- 錠剤の大きさが飲みやすい
- 飲みやすいサイズ
- 1つのサプリメントで全て含まれているので便利
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 足の攣り・筋肉41%
- その他36%
- 疲労32%
- 睡眠27%
- 気分・ストレス7%
- 肌7%
報告された体調の変化・副作用
- なし33%
- 眠気2%
- 眠気を感じた2%
ビタミンB6と一緒に
ビタミンB6は、脳内の神経を落ち着かせる物質(セロトニンやGABAなど)を作る過程に関与するビタミンです。亜鉛・マグネシウム・B6の組み合わせは「ZMA」として知られており、もともとはスポーツ分野で広まりましたが、睡眠サポート目的でも注目されています。
銅を忘れずに
前述のとおり、亜鉛を長期間・高用量で摂ると銅の吸収を妨げる可能性があります。亜鉛サプリを毎日続ける場合、銅が含まれた製品を選ぶか、定期的に摂取を見直すことが大切です。
もっと詳しく知りたい方へ(ZMAについての研究)
ZMAはZinc(亜鉛)・Magnesium(マグネシウム)・Vitamin B6の組み合わせです。スポーツ選手を対象にした研究でテストステロン値や筋力への影響が調べられてきましたが、睡眠に絞った研究は限られています。睡眠への関連で使われる場合は「3つのミネラル・ビタミンをまとめて補える」という簡便さが支持されているようです。ただし組み合わせ研究では、どの成分がどの程度貢献しているかを分けて考えることが難しいという限界があります。

マグネシウムも睡眠にいい、ってよく聞きますよね。どっちを優先した方がいいんですか?

それぞれ違うルートから睡眠に関わっているので、「どちらか」というより「一緒に摂る」という考え方が多いですね。先ほどの研究でも、組み合わせて使われていましたし。

ただし、量が増えると胃への負担が出やすいこともあります。気になる症状が出た場合は、量を調整するか医師や薬剤師にご相談ください。

気をつけてほしい注意点
向いていない方・注意が必要な方
- 腎機能が落ちている方:ミネラルの排泄に腎臓が関与するため、高用量のサプリ使用には医師への相談が必要です
- 銅欠乏や貧血がある方:亜鉛の過剰摂取は銅の吸収を妨げ、状態を悪化させる可能性があります
- 薬を服用中の方:抗生物質・骨粗しょう症の薬・利尿剤などとの相互作用が報告されています。必ず医師・薬剤師に確認してください
- 妊娠中・授乳中の方:必要量や上限が変わります。自己判断でのサプリ使用は避け、医師に相談してください
中途覚醒が続く場合は医師への相談を
夜中に何度も目が覚める中途覚醒は、睡眠時無呼吸症候群や更年期のホルモン変化、うつ状態など、医療的なケアが必要な原因で起きていることもあります。
サプリはあくまで日常の栄養を補う位置づけです。中途覚醒が数週間以上続いている場合や、日中の眠気・集中力低下が強い場合は、サプリで様子を見るだけでなく、医療機関への相談を検討してください。

「亜鉛が足りないから眠れない」と決めつけず、生活習慣全体を見直すことと、気になる症状が続くようなら医師や薬剤師への相談を組み合わせるのがいちばんだと思います。
実際に選ばれている商品の飲み方データ
睡眠が気になる文脈で亜鉛サプリを探している方に、実際にiHerbで選ばれている商品と、そのリアルな飲み方をご紹介します。あくまで参考情報として、自分のペースで取り入れてみてください。

21st Century, Zinc Citrate, 50 mg, 60 Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥456
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 31 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を毎日飲むパターンが最も多く、食事と一緒または食後に摂取する方が目立ちます。1錠を4分割して必要な時だけ飲む方や、週3~4回のペースで飲む方もいます。
- 「食事と一緒に摂ると胃に優しい」
- 「1錠を4分割して必要な時に飲んでいる」
- 「毎日ではなく週3~4回飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠93%
- 半量7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後63%
- 寝る前12%
- 就寝1時間前12%
- 空腹時12%
- 粒が小さい
- 食事と一緒だと飲みやすい
- 1年分以上の大量パックなので管理が簡単
- 1錠は1日の用量として多すぎるため、ピルカッターで分割する
- good size for swallowing
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- その他62%
- 肌39%
- 疲労8%
- 睡眠8%
報告された体調の変化・副作用
- なし45%
- 吐き気(空腹時に服用した場合)3%
まとめ——亜鉛と夜中に目が覚める悩みについて、今日知っておきたいこと
長くなりましたが、大事なポイントを整理します。
この記事でお伝えしたこと:
- 亜鉛は睡眠に関わるいくつかのからだのしくみに関与しているミネラルで、睡眠との関係を調べた研究がある
- ただし、「亜鉛を摂れば夜中に目が覚めなくなる」という断定はできない段階。「関係がありそう」という積み上げの途中
- 亜鉛が不足しがちな食生活や生活状況の方では、補うことで変化を感じやすい可能性がある
- 摂るなら食後に。量は1日10〜15mg程度が目安。長期使用の場合は銅とのバランスにも注意
- マグネシウム・ビタミンB6との組み合わせが多く使われている
- 中途覚醒が続く場合は、サプリだけでなく医療機関への相談も検討する
「試してみようかな」と思ったら、まずは1粒・夕食後・1か月、という小さな一歩から始めてみてください。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。 本品は医薬品ではありません。病気の予防・診断・診療を目的としたものではありません。
よくある質問
Q. 亜鉛を摂り始めると、どのくらいで変化を感じますか?
A. 個人差が大きく「○週間で必ず変わる」とは言えません。iHerbのユーザーレビューでは、2〜4週間続けてから変化に気づいた、という声が多く見られます。少なくとも1か月は継続して様子を見るのが一般的です。
Q. 夜中に目が覚めるのは亜鉛不足のせいですか?
A. 亜鉛不足が一因となっている可能性はゼロではありませんが、中途覚醒の原因はさまざまです。睡眠時無呼吸症候群・ストレス・ホルモン変化・寝室の環境などが関係していることも多くあります。まず生活習慣全体を見直しつつ、症状が続くなら医療機関への相談をおすすめします。
Q. 亜鉛サプリは空腹時に飲んでもいいですか?
A. 空腹時に単独で摂ると、吐き気感や胃の不快感が出やすい方がいます。食後か食事中に摂るのが無難です。
Q. マグネシウムと一緒に飲んでも大丈夫ですか?
A. 一般的に、亜鉛とマグネシウムを一緒に摂ることへの大きな問題は報告されていません。ただし、ミネラルを複数同時に摂る場合は、量が重複しすぎないよう確認することをおすすめします。
Q. 亜鉛サプリはどんな形態を選べばいいですか?
A. 胃が弱めの方はキレート型、コスパを重視するならクエン酸型やグルコン酸型が選ばれやすいです。吸収率を重視するならピコリン酸型を選ぶ方が多い印象です。酸化亜鉛(Zinc Oxide)は吸収率が他と比べて低いとされており、特別な理由がなければ避ける方が多いです。
参考情報
この記事で参考にした主な資料(クリックで展開)
- Cherasse Y, Urade Y. Dietary Zinc Acts as a Sleep Modulator. Int J Mol Sci. 2017;18(11):2334.
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」亜鉛の項
- NIH Office of Dietary Supplements – Zinc Fact Sheet for Health Professionals: https://ods.od.nih.gov/factsheets/Zinc-HealthProfessional/