歯ぐきとマグネシウムの関係、知っていますか?
歯ぐきのこと、最近ちょっと気になっていませんか。
歯科検診で「歯ぐきが下がっていますよ」と言われた。磨いたら少し血が出る気がする。年齢とともに歯ぐきが弱くなっているような感じがする。
そんなとき、カルシウムやビタミンCを意識する人は多いと思います。でも「マグネシウムも関係しているかもしれない」という話は、あまり知られていません。
この記事では、マグネシウムと歯ぐきの健康の関係を研究データをもとに整理し、実際にどう取り入れるかを分かりやすくまとめました。「研究ではこう言われている」「でもまだこの部分は分かっていない」という点も、正直にお伝えします。
マグネシウムと歯ぐきの健康、どんな関係があるの?
まず大前提として、マグネシウムは歯ぐきに直接作用する「歯ぐき専用の成分」ではありません。ではなぜ注目されるのか。
マグネシウムは、骨や歯の土台を作るミネラルとして知られています。体の中では骨や歯に多く蓄えられていて、カルシウムと一緒に歯や顎の骨の密度を保つのに関わっています。歯を支えているのは歯ぐきと、その奥にある顎の骨。この骨がしっかりしていることが、歯の安定や歯ぐきの健康とも深く関わっています。

えっ、歯ぐきってことは歯周病みたいな話ですか?

そうですね。歯周の健康というのは、歯ぐきだけじゃなくて、歯を支える骨まで含めた話なんです。だからミネラルバランスが関わってくるんです。
さらに、マグネシウムには体の中の炎症に関わる仕組みをサポートする働きがあると報告されています。歯ぐきの状態悪化は、口の中の細菌による炎症が長く続くことで起きるとされているので、この点でも間接的な関わりが研究者に注目されています。
ただし、「マグネシウムを摂れば歯ぐきが良くなる」と断言できる段階ではありません。現時点では「関係があるかもしれない」という観察段階の話です。その点は後ほど研究データの章で詳しく見ていきましょう。

なぜマグネシウムが歯ぐきに関わると考えられているか
少し体の仕組みの話をします。難しい言葉は使わないので、ここだけ付き合ってください。
骨と歯の土台を一緒に支えている
カルシウムとマグネシウムは、骨や歯を作るときにセットで働きます。カルシウムだけが注目されがちですが、マグネシウムが足りないと、体はカルシウムをうまく使えなくなることがあると言われています。
歯ぐきの奥には「歯槽骨(しそうこつ)」という顎の骨があり、歯の根っこを支えています。この骨が弱くなると、歯がぐらつきやすくなったり、歯ぐきが下がりやすくなったりします。マグネシウムはこの歯槽骨の密度を保つのに関わっているミネラルとして注目されています。

補足すると、マグネシウムは体内で300種類以上の仕組みに関わっていて、骨代謝(骨が作られたり壊されたりするバランス)にも深く関与しています。歯槽骨はほかの骨と同様に常に作り替えられているので、そのバランスに影響するとされています。
もっと詳しく知りたい方へ(骨代謝とマグネシウムの仕組み)
骨は固定された構造物ではなく、「骨芽細胞(骨を作る細胞)」と「破骨細胞(骨を壊す細胞)」が常に働いて、少しずつ入れ替わっています。マグネシウムは骨芽細胞の働きをサポートし、副甲状腺ホルモン(カルシウム濃度を調整するホルモン)の働きにも影響することが分かっています。マグネシウムが不足すると副甲状腺ホルモンのバランスが乱れ、骨からカルシウムが溶け出しやすくなる可能性が示されています。歯槽骨はほかの骨と比べて代謝が速い部位のひとつとされており、ミネラルバランスの変動を受けやすい可能性が研究者に注目されています。
炎症に関わる仕組みをサポートする
歯ぐきの状態が悪化するとき、口の中で慢性的な炎症が起きています。マグネシウムは、体が炎症に対処するときに使われるさまざまな仕組みに関わっていると報告されています。
マグネシウムが不足すると、体全体の炎症に関わる物質(炎症性サイトカインと呼ばれるもの)が増えやすくなることを示した研究があります。これが口の中にも影響する可能性として研究者が着目しているわけです。
ただしこれも「可能性」の段階です。マグネシウムを補うことで口の炎症が直接抑えられるという証拠は、まだ十分には積み重なっていません。

じゃあ、「歯ぐきに良い」とは言い切れないけど、全体的に体を整えるひとつとして、という感じですかね。

そうまとめると分かりやすいですね。歯ぐきだけに狙いを絞った成分というより、体のベースを整えるミネラルの一つとして歯ぐきにも関わる、という位置づけです。
研究で分かっていること、まだ分かっていないこと
ここが一番大事なところです。「研究で言われていること」と「まだ言えないこと」を正直に整理します。
観察研究で見えてきた関係
アメリカで行われた大規模な栄養調査のデータを使った研究では、食事からのマグネシウム摂取量と歯周の状態を調べた結果、マグネシウムを多く摂っている人のほうが歯周の状態が良い傾向にあることが報告されています。約4000人分のデータを分析したもので、マグネシウムをしっかり摂っているグループは、歯ぐきのポケット(歯と歯ぐきの間の溝)が深くなるリスクが低い傾向が見られたとされています。
これはかなりの人数を対象にした分析なので、「まったく関係ない」とも言えない数字です。

この手の観察研究は、食事全体の傾向を見るのに向いています。マグネシウムをよく摂る人は全体的に野菜や全粒穀物も多い傾向があるので、マグネシウム単体の働きを取り出して見ているわけではないという点は押さえておく必要があります。
もっと詳しく知りたい方へ(観察研究の読み方)
観察研究とは、ある集団の食事習慣や血中成分の数値と、健康状態の関係を後から調べる研究です。「マグネシウムを多く摂ったグループのほうが歯ぐきの状態が良かった」という結果が出ても、それはマグネシウムが直接の原因とは限りません。野菜や全粒穀物が多い食生活の人はマグネシウムも多く摂る傾向があり、ほかの栄養素の影響も混在しています。こうした交絡因子(別の要因)を完全に取り除くことが難しいため、観察研究は「関係がありそう」という仮説を立てる段階に留まります。マグネシウムを補うことで歯ぐきの状態が変わるかどうかを確認するには、ランダム化比較試験(実際に飲んだグループと飲まなかったグループを比べる試験)が必要ですが、歯ぐきとマグネシウムについてはまだそこまで研究が積み重なっていません。
まだ言えないこと
正直に言うと、「マグネシウムのサプリを飲んだら歯ぐきの状態が良くなる」という直接的なエビデンスは、現時点では十分ではありません。
食事から摂るマグネシウムの量と歯ぐきの状態の「関係」を見た研究はありますが、「サプリで補ったときに歯ぐきに変化があるか」を調べた研究はまだ少ない状況です。
つまり現時点では:
- 食事からのマグネシウム摂取量と歯ぐきの健康に関係がありそうなことは複数の研究で示されている
- ただしマグネシウム単体の働きかどうかは、まだはっきり言えない
- サプリで補うことで歯ぐきに直接変化が出るかどうかは、さらに研究が必要な段階
という整理になります。

じゃあ、歯ぐきのためだけを目的にしてサプリを飲むのは、ちょっと早い感じですか?

歯ぐきの状態が気になるときは、まず歯科でしっかり診てもらうことが大切です。サプリはあくまで日常のミネラルバランスを整える補助として考えるのが現実的だと思います。

日本人のマグネシウム摂取量、実はどのくらい足りていないか
研究の話とは別に、「そもそも自分はマグネシウムが足りているのか」という点も気になりますよね。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、成人のマグネシウム推奨量は男性で1日320〜370mg、女性で270〜290mg程度とされています(年齢によって異なります)。
ところが実際の摂取量を見ると、日本人の平均は推奨量を下回っていることが多く、特に50代以降で不足しやすいと言われています。
マグネシウムが不足しやすい食生活
マグネシウムは野菜(特に緑の葉物)、豆類、ナッツ、全粒穀物、海藻などに多く含まれます。一方で、加工食品が多い食生活や、外食中心の生活では摂りにくくなります。
アルコールを飲む機会が多い方は、マグネシウムが体の外に出ていきやすくなることも報告されています。ストレスが多い生活も同様です。
| 食材 | マグネシウムの多さ(目安) |
|---|---|
| 緑の葉物野菜(ほうれん草など) | 多い |
| ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ) | 多い |
| 豆腐・大豆製品 | 中程度 |
| 全粒穀物(玄米・オートミール) | 中程度 |
| 魚介類(さば・あさり) | 中程度 |
| 精製された白米・白パン | 少ない |

50代以降は食事のバリエーションが少なくなりがちだったり、消化吸収が若い頃より落ちてきたりするので、食事だけで推奨量を満たすのが難しくなってくることもあります。
「みんなの飲み方」— iHerbユーザーの服用パターン
実際にマグネシウムのサプリを購入している方が、どんなふうに摂っているのか。iHerbのレビューや購入データをもとにした「みんなの飲み方」を見てみましょう。
歯ぐきの健康が目的でマグネシウムを選んでいる方だけでなく、睡眠・疲れ・筋肉のこわばりなど幅広い目的で使っている方が多いのが特徴です。歯ぐき目的の方は「全身のミネラルバランスを整える一環として」という使い方が多い印象です。
Doctor's Best マグネシウム グリシネート(みんなの飲み方)
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 70 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
夜寝る前に1〜2粒飲む方が多く、粒が大きいため半分に割ったり噛み砕いたりする工夫も見られます。朝晩に分けて飲む方や、食事時に飲む方もいます。
- 「夜寝る前とお昼の後に飲んでます」
- 「寝る前に2粒飲んでます」
- 「毎日夕食時に一粒服用します」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 2錠36%
- 1錠24%
- 半量24%
- 3錠以上15%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前66%
- 朝22%
- 空腹時5%
- 就寝1時間前3%
- 昼3%
- 食後3%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- 粒が大きいので飲みにくい
- 1つに50mgなので分けて飲みやすい
- カルシウムとの過剰摂取を避けるため。粒が大きいので半分に割るため
- サイズが大きいが、縦長タイプなので縦に飲み込めばスルッと飲める
- タブレットのサイズが大きいので4分割して飲みやすくしている
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠41%
- 足の攣り・筋肉30%
- お通じ24%
- 気分・ストレス20%
- 疲労11%
- その他9%
報告された体調の変化・副作用
- なし26%
- オナラがよく出る1%
- お腹がゆるくなることがある1%
- お腹が張りやすい1%
- ガスが増えた1%
NOW Foods マグネシウム シトレート(みんなの飲み方)
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 56 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
就寝前に2〜4カプセル飲む人が多く、朝食前や夕食時に飲む人もいます。カプセルを開けて水に混ぜる飲み方をする人もいます。
- 「就寝時に4〜5カプセル飲んでいます」
- 「就寝前に2カプセル飲んでいます」
- 「カプセルを開けて水に混ぜています」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 2錠44%
- 3錠以上39%
- 1錠13%
- 半量4%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前52%
- 食後20%
- 朝16%
- 就寝1時間前4%
- 昼4%
- 空腹時4%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- カプセルあたりの用量が調整に適している
- カプセルが飲みやすい、胃に優しい
- カプセルが飲みやすく、用量調整が簡単で消化不快感がない
- カプセルのサイズは水で飲みやすい
- カプセルを開いて水に混ぜて飲む
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠57%
- お通じ49%
- 足の攣り・筋肉49%
- 気分・ストレス30%
- 疲労9%
- その他2%
報告された体調の変化・副作用
- なし48%
- 味が最適ではない2%
- 強い下剤効果2%
どの形態(タイプ)が使われているか
マグネシウムのサプリには、いくつかの「形態(型)」があります。形態によって体への吸収のされ方や、胃へのやさしさが違います。※各タイプの詳しい違いは、このあとの比較表でまとめます。
主な形態を先にざっくり紹介すると:
- グリシン酸型(glycinate) … 胃にやさしく、穏やかに吸収されやすいタイプ
- クエン酸型(citrate) … 吸収されやすく、便通が気になる方にも選ばれやすいタイプ
- リンゴ酸型(malate) … 疲れが気になる方に選ばれやすいタイプ
- 酸化型(oxide) … 価格が低めだが吸収率がやや低いとされるタイプ
- スレオン酸型(threonate) … 脳・神経系への届きやすさに注目した研究があるタイプ
もっと詳しく知りたい方へ(各形態の吸収率の違い)
マグネシウムの形態による吸収率の違いは、複数の研究で比較されています。一般的に「有機酸と結合した形態(クエン酸型、グリシン酸型、リンゴ酸型など)」のほうが、「酸化型」より吸収されやすいとされています。酸化型は胃酸が少ない状態では特に吸収が落ちやすく、高齢になって胃酸の分泌が減ってくると、酸化型の吸収効率が下がりやすいと言われています。グリシン酸型(glycinate)はアミノ酸のグリシンと結合した形態で、腸の吸収経路がほかの型と少し異なるため、過剰摂取による下痢が起きにくいとされています。歯槽骨のミネラルバランスを整えることを意識するなら、吸収されやすい形態のほうが安定して摂りやすいと考えられています。
歯ぐきや骨のミネラルバランスを意識して選ぶ場合、吸収されやすいとされる形態を選ぶのが一般的です。
形態の比較表
| 形態 | 日本語での呼び方 | 特徴 | こんな人に選ばれやすい |
|---|---|---|---|
| glycinate | グリシン酸型 | 胃にやさしく吸収されやすい | 胃が弱い方、長く続けたい方 |
| citrate | クエン酸型 | 吸収されやすく価格もほどよい | バランスを重視する方 |
| malate | リンゴ酸型 | 疲れが気になる方向けのイメージ | 体のだるさも気になる方 |
| oxide | 酸化型 | 価格が低め、吸収率はやや低い | まずお試しで試したい方 |
| threonate | スレオン酸型 | 脳・神経への届きやすさに注目 | 記憶・認知も気になる方 |

iHerbで選ばれている商品
参考として、iHerbで多く購入されているマグネシウム製品を紹介します。歯ぐきの健康が気になる方の「まずは試してみる一本」として選ばれているものです。気になる方はご自身の目的や体質に合わせて選んでみてください。
Doctor's Best ハイアブソープション マグネシウム グリシネート
グリシン酸型(glycinate)のキレート化されたタイプで、胃にやさしく続けやすいと評価されています。

Doctor's Best, High Absorption Magnesium Lysinate Glycinate、キレート化、Albion®(アルビオン)TRAACS®(トラックス)、タブレット240粒(1タブレットあたり100mg)
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 200mg
- 参考価格2026/06/07時点
- ¥3,348
- mg 単価
- ¥0.140/mg
NOW Foods マグネシウム シトレート
クエン酸型(citrate)で吸収されやすいとされるタイプ。長く続けやすいコスト感も特徴です。

NOW Foods, Magnesium Citrate, 240 Veg Capsules (133 mg per Capsule)
- 形態
- カプセル
- 1回量
- 3 veg caps
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥4,047
21st Century マグネシウム

21st Century, Magnesium, 250 mg, 110 Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/06/08時点
- ¥502
Life Extension マグネシウム キャップス

Life Extension, Magnesium Caps, 500 mg, 100 Vegetarian Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/08時点
- ¥1,446
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 51 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1〜2錠を夜間や就寝前に飲む方が多く、食事と一緒に摂る人も見られます。錠剤を半分に割って125mgで調整する工夫も。
- 「夜に飲んでいます」
- 「1日2錠飲んでいます」
- 「就寝前に1錠、メラトニンと一緒に」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠73%
- 2錠20%
- 3錠以上3%
- 半量3%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前58%
- 就寝1時間前15%
- 朝12%
- 食後12%
- 昼3%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- 飲みやすい
- カルシウムと一緒に配合されているため、吸収に関連がある
- キャップサイズと薬のサイズが良い
- タブレットサイズがほとんどより小さい
- 便利な用量(1日1錠)、飲みやすい・ほぼ無味無臭、かみやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠69%
- 足の攣り・筋肉48%
- その他17%
- 気分・ストレス17%
- お通じ10%
報告された体調の変化・副作用
- なし51%
- お腹がゆるくなった2%
- めまい2%
- 吐き気2%
摂るタイミングと量の目安
タイミングについて
マグネシウムのサプリを摂るタイミングに、絶対の正解はありません。ただ、いくつかの一般的なパターンがあります。
| タイミング | 特徴 |
|---|---|
| 夜(就寝の1〜2時間前) | 筋肉をゆるめる働きがあると言われることから、夜に摂る方が多い |
| 食後 | 空腹時は胃への刺激が出やすい場合があるため、食後が選ばれやすい |
| 朝食後 | 習慣にしやすいと感じる方に |
「夜に摂ると眠りやすい気がする」という声が多い製品ですが、これはあくまで個人の感想です。歯ぐきや骨のミネラルバランスを目的とするなら、続けやすいタイミングに摂ることが大切です。
量の目安
厚生労働省の推奨量(成人男性で約320〜370mg、成人女性で約270〜290mg)を基本の目安として、食事から摂れていない分を補う考え方が一般的です。
一度に大量に摂るより、1日を通して分けて摂るほうが吸収されやすいとされています。
なお、通常の食事で過剰になることはほとんどありませんが、サプリで摂りすぎると下痢になりやすい場合があります。特に酸化型(oxide)は、お腹がゆるくなる「便通サポート」として使われることもあるほど、高用量での消化器への影響が出やすい形態です。

食事からとサプリを合わせて、だいたい推奨量に近づけるイメージですね。一気に多く飲まなくていいんだ。

そうです。焦って多く摂っても吸収できる量には限りがあるので、少量を毎日コツコツ続ける方が合理的です。
他の成分との組み合わせ
マグネシウムは単独でも使えますが、目的によって他の成分と組み合わせることもあります。
カルシウムと一緒に
骨や歯の土台を整えることを考えるなら、カルシウムとのバランスが大切と言われています。カルシウムとマグネシウムの比率については「2対1」が目安として語られることが多いですが、食事から摂る量によっても変わります。カルシウムを多く摂っている場合は、マグネシウムが相対的に少なくなりやすいと言われています。
もっと詳しく知りたい方へ(カルシウムとマグネシウムのバランス)
カルシウムとマグネシウムはおたがいに引っ張り合う(拮抗する)関係にあります。カルシウムが多すぎるとマグネシウムの吸収が妨げられ、逆にマグネシウムが極端に少ないとカルシウムの代謝が乱れやすくなるとされています。日本人の食事はカルシウム不足が言われがちですが、サプリでカルシウムを補いすぎると、今度はマグネシウムとのバランスが崩れる場合があります。骨や歯の健康を意識するなら、カルシウムだけでなくマグネシウムも一緒に意識することが大切とされています。なお、両方をサプリで大量に摂る場合はお互いの吸収に影響するため、別々のタイミングで摂るよう提案されることもあります。
ビタミンDと一緒に
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあることで知られていますが、ビタミンDが体の中で働くためにもマグネシウムが必要とされています。マグネシウムが不足するとビタミンDをうまく活性化できないとも言われており、セットで意識する方が多いです。
ビタミンK2と一緒に
ビタミンK2は、カルシウムを骨に届ける働きへの関与が研究されている成分です。骨の健康を気にする方には、マグネシウム・カルシウム・ビタミンD・ビタミンK2をまとめて意識するアプローチが取られることがあります。
| 組み合わせる成分 | 一緒に意識される理由 |
|---|---|
| カルシウム | 骨・歯の土台を作るのに両方が関わるとされているから |
| ビタミンD | ビタミンDの活性化にマグネシウムが必要とされているから |
| ビタミンK2 | カルシウムを骨に届ける働きへの関与が研究されているから |

ただ、サプリを一度にたくさん組み合わせると、何が何に作用しているか分からなくなることもあります。まずはマグネシウム単体から始めて、体の様子を見るのがおすすめです。

注意点と向いていない方
こんな方は医師や薬剤師に相談を
- 腎臓の病気がある方や、腎臓の働きが低下していると言われている方:マグネシウムは腎臓で排泄されるため、腎機能が低下していると体内にたまりやすくなります。マグネシウムの過剰は心臓の動きに影響することがあるため、腎臓に不安がある方はサプリを試す前に必ず医師に相談してください。
- 薬を服用中の方:一部の抗生物質(テトラサイクリン系、フルオロキノロン系)や骨粗しょう症の薬(ビスフォスフォネート系)は、マグネシウムと一緒に摂ると吸収に影響する場合があります。お薬を飲んでいる方は薬剤師に確認してください。
- 下痢になりやすい方:マグネシウムは便通をゆるくすることがあります。特に酸化型は高用量で下痢になりやすいため、胃腸が敏感な方はグリシン酸型やクエン酸型のほうが胃腸へのやさしさで選ばれやすいです。
歯ぐきの不調は、まず歯科へ
歯ぐきからの出血、腫れ、口臭の気になり、歯がぐらつく感じ——これらは歯周病のサインである可能性があります。マグネシウムを摂ることで体のミネラルバランスを整えることはできますが、歯ぐきの不調の原因は歯垢(プラーク)や歯石など、サプリでは対処できないものが主です。
気になる症状がある場合は、サプリより先に歯科を受診することが大切です。

研究では食事からのマグネシウムと歯ぐきの状態の関係は示されていますが、歯ぐきの状態が気になる場合はまず歯科医師に診てもらうことが先です。サプリはあくまで日々の栄養バランスを補う役割として考えてください。
まとめ — 歯ぐきの健康が気になる方へのマグネシウム活用
今回の内容を整理します。
- マグネシウムは骨や歯の土台を作るミネラルとして、歯ぐきや歯周の健康との関わりを調べた研究がある
- 観察研究では、マグネシウムを食事からしっかり摂っている人のほうが歯ぐきの状態が良い傾向が見られている
- ただし「マグネシウムのサプリで歯ぐきが良くなる」と断言できるデータはまだ少なく、今後の研究が待たれる段階
- 日本人はマグネシウムが不足しがちで、食事で補いにくい場合はサプリも選択肢のひとつ
- 歯ぐきの不調が気になる場合は、まず歯科に相談することが大切
「特効薬ではないけれど、体のベースを整えるミネラルとして長く付き合っていく」——そんな位置づけで取り入れてみてください。

なんか、歯ぐきのためだけじゃなくて、体全体に関わるミネラルなんだなって改めて分かりました。骨とか睡眠とか、いろんなところに関わってるんですね。

そうなんです。マグネシウムは地味に見えて、体のいろんなところで働いているミネラル。まずは食事を意識して、それでも不足が気になるようならサプリを試してみる、というステップが無理なく続けやすいと思います。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。
本品は医薬品ではありません。病気の予防・治療を目的としたものではありません。
よくある質問
Q. マグネシウムは歯ぐきに直接作用しますか?
A. マグネシウムが歯ぐきに直接作用するわけではありません。骨や歯の土台を作るのに関わるミネラルとして、歯を支える骨(歯槽骨)のミネラルバランスに間接的に関わる可能性が研究者に注目されています。歯ぐきの不調が気になる場合は、まず歯科を受診することをおすすめします。
Q. マグネシウムはどの形態が吸収されやすいですか?
A. グリシン酸型(glycinate)やクエン酸型(citrate)が吸収されやすいとされています。酸化型(oxide)は価格が低めですが、吸収率はほかより低い傾向があります。胃が弱い方にはグリシン酸型が選ばれやすいです。
Q. マグネシウムを飲むタイミングはいつがいいですか?
A. 特に決まりはありませんが、空腹時は胃への刺激が出やすいため、食後に摂る方が多いです。夜に摂る方も多く、続けやすいタイミングを選ぶことが大切です。
Q. カルシウムと一緒に摂ってもいいですか?
A. 骨や歯の健康を意識する場合、カルシウムとマグネシウムを両方意識することが一般的です。ただし大量に同時に摂るとお互いの吸収に影響することがあるため、タイミングをずらすことを提案されることもあります。
Q. 腎臓が弱い場合、マグネシウムサプリは摂っていいですか?
A. 腎臓の働きが低下している方は、マグネシウムが体内に過剰にたまるリスクがあります。必ず医師に相談してから試してください。
参考にした研究・資料(クリックで展開)
- Meisel P, et al. Magnesium deficiency is associated with periodontal disease. J Dent Res. 2005;84(10):937-941. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16183796/
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」ミネラル(マグネシウム) https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
- NIH Office of Dietary Supplements, Magnesium Fact Sheet for Health Professionals. https://ods.od.nih.gov/factsheets/Magnesium-HealthProfessional/