脳のはたらきを支えるミネラル、マグネシウム
「最近、人の名前がすぐ出てこない」「仕事中にぼーっとする時間が増えた気がする」——そんな感覚、40代・50代になってから急に増えていませんか。
年齢のせい、睡眠不足のせい、ストレスのせい……と思いがちですが、実はマグネシウムという身近なミネラルと脳のはたらきの間に、無視できない関係があることが少しずつ分かってきています。
この記事では、マグネシウムと記憶力・集中力の関係について研究データをもとに分かりやすく整理し、「どの形態を、いつ、どう飲んでいる人が多いのか」というリアルな飲み方パターンまでご紹介します。

マグネシウムって、筋肉や睡眠のイメージが強くて……脳にも関係あるんですか?

そうなんです。実は脳の神経のはたらきを支える役割が、研究でじわじわ注目されてきています。まず「なぜ注目されているのか」から見ていきましょう。
マグネシウムと脳——なぜ注目されているのか
マグネシウムは体の中で300種類以上の反応に関わるミネラルです。筋肉をゆるめる、神経を落ち着かせる、睡眠の質を支える——そういった役割がよく知られていますが、脳の神経同士がやり取りをする部分にもかかわっていることが分かってきました。
脳の中には「NMDA受容体」と呼ばれる、記憶や学習に深く関わる仕組みがあります。マグネシウムはこの受容体の「調整役」として働いているとされていて、足りないと神経が高ぶりすぎたり、逆に信号がうまく伝わらなかったりする可能性があると考えられています。
もっと詳しく知りたい方へ(NMDA受容体とマグネシウムの関係)
NMDA受容体(N-メチル-D-アスパラギン酸受容体)は、神経細胞の表面にあるタンパク質の一種です。この受容体は、記憶の形成・強化(シナプス可塑性)に欠かせない役割を担っています。マグネシウムイオンは通常、この受容体の入り口をふさいでいる「栓」のような役割を果たし、神経が適切な信号を受け取ったときだけ「栓」がはずれて情報が通過できる仕組みになっています。マグネシウムが不足すると、この調整がうまくいかなくなり、神経ネットワーク全体の効率が落ちる可能性があると考えられています。
もうひとつ、マグネシウムが不足すると体のストレス反応が強くなりやすいという報告もあります。ストレスホルモンが多く出る状態が続くと、集中力や記憶の定着にも影響するため、この「ストレス×マグネシウム」の連鎖が、脳の疲れにつながっている可能性があるとも言われています。

マグネシウムが脳に作用するルートは、神経への直接的な関わりと、ストレス反応を通じた間接的な関わりの、少なくとも2つあると考えられています。

研究で分かっていること——何が言えて、何はまだ言えないか
マグネシウムと認知機能(記憶・集中・思考のはたらき)の関係は、ここ10〜15年ほどで少しずつ研究が積み重なってきた分野です。ただ正直に言うと、「誰でも確実に効く」とまで言える段階ではありません。現時点で言えること・言えないことを整理してみます。
「ありそう」と言える部分
動物を対象にした研究では、脳内のマグネシウム濃度を上げると記憶や学習に関わる脳の部位の働きが活発になったという報告が複数あります。とくに「マグネシウム-L-トレオン酸(スレオン酸型)」という形態を使った研究では、脳に届きやすいとされるこの形態を与えたネズミで、記憶に関わるテストの成績が上がったという結果が出ており、この研究は脳研究の分野で注目を集めました。
人を対象にした研究も少しずつ出てきています。ある研究では、血液中のマグネシウム濃度が低い人ほど、認知機能のスコアが低い傾向が見られたと報告されています。また、中高年を対象にした別の調査でも、マグネシウムの摂取量と認知機能の維持に関係がありそうだ、という結果が示されていました。

でも、「関係がありそう」って、実際に飲んだら変わるってことじゃないんですよね?

そこが大事なポイントです。「不足している人が適切な量を補ったとき」に変化が見られやすい、というのが現時点での研究の読み方です。もともと十分に摂れている人への上乗せ効果はまだ不明な部分が多いですね。
もっと詳しく知りたい方へ(代表的な研究の概要)
スレオン酸型マグネシウムを使った動物実験(MIT・清華大学などの共同研究チームによるもの)では、加齢したネズミに一定期間この形態を与えたところ、脳内の神経接続部(シナプス)の密度が上昇し、記憶テストの成績向上が観察されました。この研究はその後、少人数の高齢者を対象にした予備的な試験にも発展しており、一部の認知機能指標で変化が見られたと報告されています。ただし、対象人数が少ない・試験期間が短いなど、まだ大規模な検証が必要な段階です。出典は本記事末尾の参考文献をご覧ください。
まだ「言えない」部分
一方で、「マグネシウムを摂れば記憶力が上がる」と言い切れる根拠は、今のところありません。多くの研究は「足りていない状態との比較」や「動物実験」であり、一般的な成人が普通に生活しながら追加で摂った場合に、どれくらいの変化があるかはまだ分からない部分が多い状態です。
また、加齢に伴う認知機能の変化は、マグネシウム単独ではなく、睡眠・運動・食事・ストレスなど多くの要因が絡み合っています。「マグネシウムだけで何とかなる」というものではなく、生活全体の中の1ピースとして考えるのが現実的です。

「万能ではないけれど、無関係でもない」——このくらいの解像度で見るのが、今の研究の正直なところだと思います。では、実際に摂取するとしたら、どんな形態を選ぶのが多いのでしょうか。

マグネシウムの「形態」——どれを選ぶかで体への届き方が違う
マグネシウムのサプリには、複数の「形態(タイプ)」があります。同じマグネシウムでも、胃への負担や体への吸収のされやすさが違うので、選ぶときのポイントになります。
脳との関係で語られることが多いのが「スレオン酸型(Threonate)」ですが、入手しやすさや価格帯など、実際の使い勝手を考えると他の形態も選ばれています。以下に主要な形態をまとめます。
| 形態 | 特徴 | こんな人に選ばれやすい |
|---|---|---|
| グリシン酸型(Glycinate) | 胃にやさしく、穏やかに吸収される | 胃が弱い方・夜の習慣にしたい方 |
| クエン酸型(Citrate) | 吸収されやすく、便通を整えたい方にも | 幅広く選ばれるスタンダード型 |
| リンゴ酸型(Malate) | 疲れが気になる方に選ばれやすい | 日中の活力を意識したい方 |
| 酸化型(Oxide) | コスパが高く手に入りやすい | まず試してみたい、価格を抑えたい方 |
| スレオン酸型(Threonate) | 脳の研究で注目されてきた形態 | 認知機能を意識して選びたい方 |

スレオン酸型って、他のより脳に届きやすいって聞いたことあります。でも値段が高いですよね……。

そうですね。脳への届きやすさについての研究報告は確かにあります。ただ「スレオン酸型でなければ意味がない」わけでもなく、まずマグネシウム全体を継続して摂ることを優先する、という考え方もあります。

コストと継続しやすさのバランスを考えると、グリシン酸型やクエン酸型から始めてみる方も多いです。
もっと詳しく知りたい方へ(形態ごとの吸収の仕組み)
マグネシウムの吸収率は形態によって異なります。酸化型(Oxide)は含有量が多い分、腸での吸収率がやや低く、お腹がゆるくなりやすい傾向があります。一方、グリシン酸型はアミノ酸のグリシンと結合しており(キレート化)、胃酸の影響を受けにくいため穏やかに吸収されます。クエン酸型は有機酸との結合で吸収性が高めとされています。スレオン酸型はビタミンCの代謝産物であるトレオン酸と結合した形態で、動物研究では他の形態より脳内のマグネシウム濃度が上がりやすいという報告があります。ただし形態による差は個人差も大きく、「どれが絶対に上」と言い切るのは難しい状態です。

「みんなの飲み方」——実際のユーザーはどう摂っているか
VitaSortでは、iHerbのレビューデータをもとに「実際に選ばれている飲み方パターン」を分析しています。ここでは、記憶力・集中力を意識したユーザーに選ばれやすい商品と、そのリアルな飲み方をご紹介します。
商品は「気になった人の選択肢のひとつ」としてご覧ください。どれが自分に合うかは、飲む目的・胃の状態・予算などによって変わります。
Doctor's Best グリシン酸型(吸収型キレート)
吸収されやすいグリシン酸型の中でも、Albion® 社のキレート技術を採用した商品。レビュー数が多く、長期継続ユーザーに選ばれやすいタイプです。

Doctor's Best, High Absorption Magnesium Lysinate Glycinate、キレート化、Albion®(アルビオン)TRAACS®(トラックス)、タブレット240粒(1タブレットあたり100mg)
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 200mg
- 参考価格2026/06/07時点
- ¥3,348
- mg 単価
- ¥0.140/mg
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 70 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
夜寝る前に1〜2粒飲む方が多く、粒が大きいため半分に割ったり噛み砕いたりする工夫も見られます。朝晩に分けて飲む方や、食事時に飲む方もいます。
- 「夜寝る前とお昼の後に飲んでます」
- 「寝る前に2粒飲んでます」
- 「毎日夕食時に一粒服用します」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 2錠36%
- 1錠24%
- 半量24%
- 3錠以上15%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前66%
- 朝22%
- 空腹時5%
- 就寝1時間前3%
- 昼3%
- 食後3%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- 粒が大きいので飲みにくい
- 1つに50mgなので分けて飲みやすい
- カルシウムとの過剰摂取を避けるため。粒が大きいので半分に割るため
- サイズが大きいが、縦長タイプなので縦に飲み込めばスルッと飲める
- タブレットのサイズが大きいので4分割して飲みやすくしている
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠41%
- 足の攣り・筋肉30%
- お通じ24%
- 気分・ストレス20%
- 疲労11%
- その他9%
報告された体調の変化・副作用
- なし26%
- オナラがよく出る1%
- お腹がゆるくなることがある1%
- お腹が張りやすい1%
- ガスが増えた1%
NOW Foods クエン酸型
スタンダードなクエン酸型マグネシウム。吸収されやすい有機酸型で、幅広い目的に使いやすいと選ばれています。

NOW Foods, Magnesium Citrate, 240 Veg Capsules (133 mg per Capsule)
- 形態
- カプセル
- 1回量
- 3 veg caps
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥4,047
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 56 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
就寝前に2〜4カプセル飲む人が多く、朝食前や夕食時に飲む人もいます。カプセルを開けて水に混ぜる飲み方をする人もいます。
- 「就寝時に4〜5カプセル飲んでいます」
- 「就寝前に2カプセル飲んでいます」
- 「カプセルを開けて水に混ぜています」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 2錠44%
- 3錠以上39%
- 1錠13%
- 半量4%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前52%
- 食後20%
- 朝16%
- 就寝1時間前4%
- 昼4%
- 空腹時4%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- カプセルあたりの用量が調整に適している
- カプセルが飲みやすい、胃に優しい
- カプセルが飲みやすく、用量調整が簡単で消化不快感がない
- カプセルのサイズは水で飲みやすい
- カプセルを開いて水に混ぜて飲む
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠57%
- お通じ49%
- 足の攣り・筋肉49%
- 気分・ストレス30%
- 疲労9%
- その他2%
報告された体調の変化・副作用
- なし48%
- 味が最適ではない2%
- 強い下剤効果2%
Life Extension マグネシウムカプス(複合型)
複数の形態を組み合わせたタイプ。バランスよく摂りたい方や、他の目的でも使い回したい方に選ばれやすいです。

Life Extension, Magnesium Caps, 500 mg, 100 Vegetarian Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/08時点
- ¥1,446
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 47 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセル(500mg)を就寝前に飲む人が多く、人によっては朝晩2回に分けたり、ストレス時に追加で飲む使い方もある。
- 「1日1カプセルを就寝前に飲んでいます」
- 「朝と夕方に1カプセルずつ飲んでいます」
- 「ストレスを感じた時に2カプセル飲みます」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠81%
- 2錠19%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前79%
- 就寝1時間前16%
- 朝5%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- 1日1錠で済むため便利
- カプセルが大きいのが嫌い
- カプセルが滑らかで飲みやすい
- カプセル型で飲みやすい
- パウダーから液体に溶かす必要がなくなった
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠56%
- 足の攣り・筋肉46%
- お通じ27%
- 気分・ストレス24%
- その他7%
報告された体調の変化・副作用
- なし51%
- IBS症状が悪化した2%
- 不眠2%
- 夜中に何度も起床2%
- 強すぎると下剤効果がある可能性2%
21st Century(コスパ重視・酸化型)
まずマグネシウムを試してみたい方、コストを抑えたい方に選ばれやすいエントリー商品です。

21st Century, Magnesium, 250 mg, 110 Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/06/08時点
- ¥502
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 51 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1〜2錠を夜間や就寝前に飲む方が多く、食事と一緒に摂る人も見られます。錠剤を半分に割って125mgで調整する工夫も。
- 「夜に飲んでいます」
- 「1日2錠飲んでいます」
- 「就寝前に1錠、メラトニンと一緒に」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠73%
- 2錠20%
- 3錠以上3%
- 半量3%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前58%
- 就寝1時間前15%
- 朝12%
- 食後12%
- 昼3%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- 飲みやすい
- カルシウムと一緒に配合されているため、吸収に関連がある
- キャップサイズと薬のサイズが良い
- タブレットサイズがほとんどより小さい
- 便利な用量(1日1錠)、飲みやすい・ほぼ無味無臭、かみやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠69%
- 足の攣り・筋肉48%
- その他17%
- 気分・ストレス17%
- お通じ10%
報告された体調の変化・副作用
- なし51%
- お腹がゆるくなった2%
- めまい2%
- 吐き気2%

摂るタイミングと量——「いつ、どれくらい」が使いやすいか
タイミング
| タイミング | 選ばれやすい理由 |
|---|---|
| 夜・就寝前 | 神経を落ち着ける働きが、睡眠との相性も良いとされる。長期ユーザーに多い |
| 夕食後 | 胃への負担を和らげやすい。消化を助ける食事の後に合わせやすい |
| 朝食後 | 習慣として毎日続けやすい。他のサプリとまとめて摂りたい方に |
多くの長期ユーザーが「夜か夕食後」を選んでいます。これはマグネシウムに「神経の高ぶりをしずめる働き」があるとされることと、食後のほうが胃への刺激が少ないことが理由として挙げられています。

夜に飲むと、睡眠への意識と一緒にできそうですね。朝より忘れにくそう。

そうなんですよ。「ついでに続けやすい」タイミングに合わせるのが、一番大事なことだと思っています。
量の目安
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、マグネシウムの推奨量は成人男性で1日あたり310〜370mg程度、成人女性で260〜290mg程度とされています。
ただし、食事からの摂取量が少ない方・ストレスが多い生活を送っている方は、この推奨量に届いていないことも少なくありません。サプリで補う場合は100〜300mg/日の範囲で使われることが多く、まずは低めの量から始めて体の反応を見るのが一般的な使い方です。
注意: 一度に大量に摂ると、お腹がゆるくなることがあります。とくに酸化型は少量から試すほうが無難です。
もっと詳しく知りたい方へ(過剰摂取と耐容上限量)
厚生労働省の基準では、食品からのマグネシウムについては耐容上限量(これ以上は摂りすぎ、という目安)が設定されていませんが、サプリメントからの摂取については、成人で1日350mgを超えると下痢などの消化器症状が起こりやすくなると示されています。腎臓の機能が低下している方は体内にマグネシウムが蓄積しやすいため、特に注意が必要です。サプリを使う場合は医師や薬剤師への相談を検討してください。
他の成分との組み合わせ
マグネシウムは単独でも使われますが、目的に応じて他の成分と合わせて摂られるケースもあります。
| 組み合わせ | よく選ばれる理由 |
|---|---|
| マグネシウム+ビタミンB6 | B6がマグネシウムの細胞への取り込みを助けるとされる。神経の健康維持との関連で研究されている |
| マグネシウム+L-テアニン | 緑茶由来のアミノ酸。落ち着きや集中との関連で注目され、マグネシウムと合わせて使うユーザーがいる |
| マグネシウム+亜鉛 | 一緒に不足しやすいミネラル同士として、まとめて補う目的で使われることがある |
| マグネシウム+オメガ3 | 脳の健康全般を意識した組み合わせとして選ばれやすい |

組み合わせは目的に合えばよいのですが、カルシウムとは摂取量のバランスが大切とされています。カルシウムを大量に摂りながらマグネシウムが少ない状態は、バランスとしてあまり好ましくないという考え方がありますね。

骨のためにカルシウムを多く摂っている人は気をつけたほうがいいですか?

一概には言えませんが、「カルシウムだけでなくマグネシウムも意識する」という視点は持っておくといいかもしれません。気になる方は専門家にご相談ください。
注意点と、こんな方は先に医師へ
マグネシウムは一般的に安全性の高いミネラルとされていますが、次のような場合は自己判断での摂取に注意が必要です。
サプリ摂取前に医師や薬剤師に相談してほしい方:
- 腎臓の機能が低下している方(マグネシウムが排出されにくくなる場合がある)
- 心臓の薬、抗生物質(テトラサイクリン系・キノロン系など)を服用中の方(薬の吸収に影響することがある)
- 糖尿病の薬を服用中の方
- 妊娠中・授乳中の方
こんな症状が出たら量を減らすか、いったん休む:
- お腹がゆるくなる・下痢が続く(特に酸化型で起こりやすい)
- 気分が悪くなる、体がだるく感じる

「年のせいかな」と感じる記憶力・集中力の変化が続いているなら、まずは医療機関で相談してみることも大切です。サプリはあくまで食生活の補完ですので、気になる症状がある方は医師への相談を優先してください。

まとめ——マグネシウムと脳のはたらき、今日から意識できること
この記事でお伝えしたことを整理すると:
- マグネシウムは脳の神経のはたらきに関わっており、記憶や集中との関係を調べた研究が積み重なってきている
- 「不足している人が補ったときに差が出やすい」という研究の傾向は見られるが、「誰でも確実」とは言えない段階
- 形態はグリシン酸型・クエン酸型が継続しやすく、認知機能への関心が高い場合はスレオン酸型も選択肢に
- 飲むタイミングは夜・食後が長期継続ユーザーに多い
- 腎臓の機能や服薬がある方は事前に専門家に確認を
「年のせいかな」と諦める前に、自分の食生活を振り返ってみるのが最初の一歩です。マグネシウムを多く含む食品(ナッツ類・豆類・葉野菜・海藻など)を意識的に取り入れることも、サプリと同様に大切な習慣です。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。
※ 本品は医薬品ではありません。病気の診断・治療を目的としたものではありません。
よくある質問(FAQ)
Q. マグネシウムと記憶力・集中力には、どんな関係があるとされていますか?
A. マグネシウムは脳の神経のはたらきに関わるミネラルで、記憶や学習に関わる神経の仕組みを調整する役割があると考えられています。マグネシウムが足りていない人ほど認知機能のスコアが低い傾向があった、という研究報告はありますが、「摂れば確実に上がる」と言い切れる段階ではありません。
Q. 脳への関心でマグネシウムを選ぶなら、スレオン酸型(Threonate)でないとダメですか?
A. スレオン酸型は「脳に届きやすい可能性がある」という研究報告があり注目されていますが、他の形態(グリシン酸型・クエン酸型など)でも「継続して摂ることでマグネシウム全体の底上げをする」という考え方があります。コストと継続しやすさのバランスで選んで問題ありません。
Q. マグネシウムを飲むのは朝と夜、どちらがいいですか?
A. 明確な「正解」はありませんが、長期ユーザーには夜・就寝前や夕食後に摂る方が多い傾向があります。胃への負担を減らしたい場合は食後がおすすめです。何より「毎日続けやすいタイミング」が一番大切です。
Q. マグネシウムを摂り始めて、どれくらいで変化を感じますか?
A. 個人差が大きく、「何週間で変わる」と断言できる根拠はありません。体内のマグネシウムが安定するには一般的に数週間〜数ヶ月かかるとされており、短期間でなく継続して摂ることが前提になります。
Q. マグネシウムを摂るとお腹がゆるくなるのですが、どうすればいいですか?
A. 酸化型(Oxide)は特にお腹がゆるくなりやすい形態です。グリシン酸型やクエン酸型に変えるか、量を減らして少しずつ慣らしていくと緩和されることがあります。それでも続く場合は中断して医師に相談してみてください。
参考文献(クリックで展開)
- Slutsky I, et al. Enhancement of Learning and Memory by Elevating Brain Magnesium. Neuron. 2010.
- Kirkland AE, et al. The Role of Magnesium in Neurological Disorders. Nutrients. 2018.
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」