PQQと集中力・記憶力ケア:研究とリアルな飲み方
会議の途中で「あれ、さっき何の話だったっけ」と思う瞬間が増えた。 資料を読んでいても、なんとなく頭に入ってこない。 夕方になると、思考がぼんやりしてくる感覚がある。
これって、年のせいでしょうか?
そう思って諦めるには、少し早いかもしれません。
働く世代の「頭のキレがにぶった気がする」という悩みに、最近じわじわと注目を集めている成分があります。PQQ(ピロロキノリンキノン)です。
まだ研究が発展途上の成分なので「絶対にこう」とは言えない部分もあります。でも、細胞レベルで何が起きているのかを知ると、「なぜ脳の働きと関係があると言われているのか」が少しずつ見えてきます。
この記事では、PQQと集中力・記憶力の関係を研究ベースで整理しつつ、iHerbユーザーのリアルな飲み方まで一緒にまとめました。
PQQって何者? まず「細胞のエネルギー工場」から話を始めます
PQQ(ピロロキノリンキノン)という名前、初めて聞く方も多いと思います。まずは難しい話の前に、体の中でどんな役割を持つのかをざっくりと。
体の細胞の中には、ミトコンドリアという小さな「エネルギー工場」があります。 ここが、体を動かしたり、脳を使ったりするためのエネルギーを作り出しています。
PQQは、このミトコンドリアの「働きを助ける」「数を保つ」ことに関わると報告されています。

エネルギー工場の数を「保つ」って、どういうことですか?

ミトコンドリアは、使い続けると古くなったり数が減ったりします。PQQは、ミトコンドリアが新しく作られるのを助けたり、酸化ダメージから守ったりする働きがあると研究で報告されているんですよ。

脳はとくにエネルギーをたくさん使う器官なので、ミトコンドリアの状態が脳の働きと関係してくる、という話の流れなんですよね。
さらに、PQQは抗酸化物質としての働きも持ちます。これは、体の中で発生するサビのような「酸化ダメージ」から細胞を守る役割のことです。特にビタミンCと比べても繰り返し使える(再生できる)抗酸化作用があると言われており、これがPQQの特徴のひとつとされています。
もっと詳しく知りたい方へ:PQQの化学的な特徴(クリックで展開)
PQQは、ビタミン様の活性を持つ補酵素の一種で、細胞内の酸化還元反応に関わります。ミトコンドリアの生合成(新たに作られること)を調整するとされる転写因子「PGC-1α」という経路に働きかけることが、動物実験などで示されています。また、神経細胞を活性化する「神経成長因子(NGF)」の産生を助ける可能性も研究されています。ただし、これらの多くはまだ細胞レベル・動物実験レベルの話が中心であり、ヒトへの応用がそのまま確かめられているわけではありません。

研究で「分かってきたこと」と「まだ分からないこと」
ここが正直に伝えたいところです。PQQの研究は現時点では「関係がありそう」という段階で、「誰でも確実にこうなる」とまで言える数は多くありません。
ただ、ゼロではない。いくつかの人を対象にした研究で、興味深い結果が出ています。
記憶・注意に関する研究
日本で行われた研究で、PQQを数週間飲み続けた中高年の方を対象に、認知機能(記憶・注意・判断などの総称)を測定したところ、特定の記憶テストのスコアが飲む前と比べて変化したという結果が報告されています。
参加人数は多くなく(数十人規模)、試験のデザインも「これで確定」とは言えないものでした。それでも、「PQQが脳の働きに何らかの関わりを持つ可能性がある」と研究者が注目するきっかけになった報告です。

「スコアが変化した」というのは、良い方向に変わったということですか?

はい、その研究では記憶に関するテストで飲む前より高いスコアが出た、という内容でした。ただ、こういった試験は「同じ条件の人と比べる対照群」があるかどうか、参加者がサプリだと知っているかどうかなど、設計によって結果の信頼度が変わるので、一つの研究だけで「確かに聞く」と言い切るのは難しいんですよね。

要するに、「なさそうではない、でも確実とも言えない」という段階ですね。そのあたりを正直に伝えた上で、「気になるなら試してみる価値はあるかも」というスタンスで読んでいただければと思います。
疲労感に関する観察
別の小規模な試験では、PQQを摂った人のほうが疲れに関する自覚的な評価が変化したという報告もあります。「体の疲れ」だけでなく、「頭の疲れ(精神的な疲労感)」に関するアンケートのスコアも変化したとされており、これが集中力への関心につながっているようです。
ただしこちらも規模は小さく、「ヒトでの大規模試験で確認されている」とまでは言えません。
もっと詳しく知りたい方へ:PQQの研究の現状(クリックで展開)
PQQに関するヒトを対象にした試験は、2020年代時点ではまだ十数件程度の小規模なものが中心です。動物実験では記憶・学習への関わりを示すデータが複数報告されていますが、ヒトへの外挿(動物で出た結果が人でも出るかどうか)は難しいとされています。「研究が積み重なっていない = 意味がない」ということではなく、「まだ走り出したばかりの研究領域」と捉えるのが正確です。現在も日本・欧米で試験が進んでいる成分なので、今後データが増える可能性があります。
PQQはどんな形態で使われているか
iHerbなどで見かけるPQQ製品には、主に以下の形態があります。
| 形態 | 特徴 |
|---|---|
| BioPQQ®(単体) | 日本の三菱ガス化学が開発・製造する食品グレードのPQQ。多くの商品で採用されている素材名。安全性の研究が比較的積み上がっている |
| PQQ+CoQ10の組み合わせ | ミトコンドリアへの関与を期待して組み合わせることが多い。後述の「組み合わせ」の項で詳しく触れます |
| ソフトジェル vs カプセル | ソフトジェルは油性成分と一緒に摂りやすい形。カプセルタイプはベジタリアン対応のものも多い |

「BioPQQ®」って商品名ですか?

成分の素材名(ブランド名)です。PQQそのものは自然界に微量に存在する成分ですが、「BioPQQ®」は安全性・品質の研究データが蓄積されている製造グレードの名前なんです。パッケージに「BioPQQ」と書いてあれば、その素材を使っているという意味で、一つの品質の目安になります。
※各形態の詳しい特徴は、後の比較セクションでもまとめています。

飲むタイミングと量の目安
量はどのくらい?
PQQは、多くの市販品が 1回20mg を目安に設計されています。日本の研究でも、20mgを使った試験が複数あります。
「多く飲むほど良い」という考えは、現時点の研究からは言えません。まずは製品に表示されている量(多くが20mg/日)を目安にするのが無難です。
もっと詳しく知りたい方へ:PQQの安全性に関する研究(クリックで展開)
日本の研究機関が実施した安全性評価では、健康な成人に対して最大60mg/日程度までは大きな問題が見られなかったとする報告があります。ただし、一般的なサプリメントとしての使用目安は20mg/日が標準的で、これを大幅に超える量を自己判断で増やすことは推奨されていません。特に持病がある方・薬を服用中の方は、医師や薬剤師にご相談ください。
飲むタイミング
| タイミング | 理由・注意 |
|---|---|
| 朝食後 | 多くのユーザーが朝に飲んでいる。脂溶性成分が含まれるソフトジェルタイプは食後のほうが吸収されやすい |
| 夕食後 | CoQ10と組み合わせる場合、夕食後もよく選ばれる |
| 空腹時は避ける | 特にソフトジェルは空腹時に胃がもたれることがあると報告されている |
「寝る前に飲むと眠れない」という声もiHerbレビューでは見られましたが、数として多くはありません。気になる方は朝か昼に飲むと安心です。
他の成分との組み合わせ
PQQ + CoQ10(コエンザイムQ10)
PQQとセットで語られることが最も多い組み合わせです。
CoQ10もミトコンドリアのエネルギー産生に関わる成分として知られており、「同じ方向に働く二つを組み合わせる」という考え方でよく使われます。iHerbでも、この二つをひとつにまとめた製品が複数販売されています。

どちらか一方だけ飲むより、一緒のほうがいいんですか?

単体と組み合わせを直接比べた大きな研究はまだ少ないです。ただ、働きが重なる部分があるため「セットで取り入れたい」と考える方が多く、製品もその需要に応えて作られています。どちらか一方から始めてみるのも、もちろん選択肢として自然だと思いますよ。
PQQ + ビタミンB群
エネルギーを作る経路に関わるという意味で、ビタミンB群(B1・B2・B6・B12など)と合わせる方もいます。ただし、これはあくまで「生活習慣全体のサポート」として考える方向け。PQQとの相互作用が研究されているわけではないので、「悪くはないが、必須ではない」という位置づけです。
組み合わせで気をつけること
PQQは研究がまだ少ない成分なので、複数の成分を一気に始めると「何が自分に合ったのか」が分かりにくくなります。最初は単体でしばらく様子を見て、次のステップとして組み合わせを考えるのが無難です。

「みんなの飲み方」— iHerbユーザーのリアルな服用パターン
iHerbで実際にPQQを選んでいる人たちが、どんな飲み方をしているのか。レビューや服用データを集めると、いくつかの傾向が見えてきます。
よくある飲み方のパターン:
- 朝食後に1粒(20mg) が最も多い。「朝の習慣に入れやすい」という声が目立つ
- CoQ10と一緒に飲んでいる人が一定数いる(特に40〜50代)
- 継続期間は「1〜3ヶ月試してみる」という方が多く、短期より中長期で様子を見るスタイルが主流
- 「頭のスッキリ感を期待して飲み始めた」という動機が多い
実際に選ばれている商品と飲み方データ
気になった方向けに、iHerbで取り扱いのある商品と、実際の飲み方の統計をまとめました。
PQQ単体タイプ(コスパ重視・まず試したい方向け)

California Gold Nutrition, PQQ, 20 mg, 60 Veggie Capsules
- 形態
- カプセル
- 1回量
- 1 capsule
- 参考価格2026/07/13時点
- ¥2,609
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 35 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
多くの人が朝食時に1カプセルを摂取しており、CoQ10(ユビキノール)と併用している例が多く見られます。毎日服用する人もいれば、1日おきに摂取する人もいます。
- 「毎朝朝食と一緒に1ソフトジェルを摂取しています」
- 「毎朝のコーヒーと一緒に飲んでいます」
- 「CoQ10と一緒に摂取しています」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠82%
- 3錠以上9%
- 半量9%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝60%
- 食後40%
- カプセルが小さい
- カプセルサイズが小さく飲みやすい
- じっとしていられない感覚があったため、半カプセルで試す予定
- ベジキャプセルが飲みやすい
- 一度に多いと不眠になるので用量を段階的に増やした
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労63%
- 気分・ストレス25%
- その他19%
- 睡眠13%
- 肌6%
報告された体調の変化・副作用
- なし20%
- じっとしていられない感覚(神経過敏)3%
- 不眠3%
- 便秘3%
PQQ単体タイプ(まとめ買い・継続したい方向け)

California Gold Nutrition, PQQ, 20 mg, 90 Veggie Softgels
- 形態
- ソフトジェル
- 1回量
- 1 softgel
- 参考価格2026/07/13時点
- ¥4,876
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 39 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1粒を朝または夕に飲む方が多く、CoQ10と一緒に摂取する例が目立ちます。食事と一緒に飲む方もいます。
- 「1粒を夕方にCoQ10と一緒に飲んでいます」
- 「毎朝朝食と一緒に1粒、CoQ10と併用」
- 「夕食と一緒に1粒飲んでいます」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠100%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝40%
- 食後40%
- 寝る前10%
- 就寝1時間前10%
- 粒が小さく飲みやすい
- カプセルが小さく、希望の用量
- ゲルキャップで飲みやすい
- ソフトジェルだが胃の問題がない
- 小さいカプセルで飲みやすく、味がなく、他のサプリと組み合わせやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労56%
- その他48%
- 気分・ストレス13%
- 睡眠9%
- 足の攣り・筋肉4%
報告された体調の変化・副作用
- なし31%
PQQ+CoQ10の組み合わせタイプ(両方を一緒に試したい方向け)

Jarrow Formulas, QH-Absorb® + PQQ™, 60 Softgels
- 形態
- ソフトジェル
- 1回量
- 1 softgel
- 参考価格2026/08/07時点
- ¥13,198
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 37 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
多くの人が朝に1カプセル飲んでいます。1日2回飲む人や、週3回だけ飲む人もいます。
- 「朝1カプセル飲んでいます」
- 「朝食時に1ソフトジェル飲んでいます」
- 「1日2カプセル飲んでいます」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠70%
- 2錠30%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝55%
- 昼18%
- 食後18%
- 就寝1時間前9%
- 3錠で不快な反応(アデラール様)があったため、1錠に戻した
- カプセルが大きいが、滑らかな表面と流線型の形状のため、飲みやすい
- カプセルサイズが適切で飲みやすい
- ソフトジェルカプセルが飲みやすい
- ソフトジェルが大きい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労52%
- その他43%
- 気分・ストレス19%
- 睡眠14%
報告された体調の変化・副作用
- なし22%
- 3錠服用時に過剰な反応があった3%
- 不眠症3%

上のデータは「こう飲んでいる人が多い」という事実の集計です。「このように飲むと確実に効く」という意味ではないので、あくまで参考として使ってください。
もっと詳しく:PQQ 20mgと90粒タイプについて(クリックで展開)
同じCalifornia Gold NutritionのPQQ 20mgは、30粒・60粒・90粒の3サイズ展開があります。初めて試す場合は30粒(約1ヶ月分)から始めて、合いそうであれば90粒(3ヶ月分)にスイッチする方法が、コスパ面でも自分に合うかどうかを確認する意味でも合理的です。
向いている方・気をつけたい方
こんな方が選んでいることが多い
- 「頭の冴えが落ちた気がする」と感じている30〜50代
- デスクワークが多く、午後の集中が続きにくいと感じている
- CoQ10をすでに飲んでいて、組み合わせを探している
- 特定の成分というより「細胞レベルのケア」という考え方に共感できる
気をつけたい方・向いていない方
- 妊娠中・授乳中の方: 安全性データが十分ではないため、医師に相談の上で判断を
- 何らかの薬を服用中の方: 飲み合わせについて薬剤師・医師に確認を
- 「すぐに効果を感じたい」方: PQQは即効性ではなく、継続的なサポートを期待する成分。数日で劇的な変化を求める場合は向いていない可能性があります
- 重篤な症状がある方: 物忘れや集中力の低下が日常生活に支障をきたすレベルであれば、まずは医療機関の相談を優先してください

PQQは食品として扱われており、日常的な健康ケアの一環として考えられています。ただし、「病気の診断・治療」を目的とするものではありません。気になる症状が続く場合は、医師にご相談ください。

まとめ:PQQと集中力・記憶力ケア、どう考えればいい?
PQQは、「確実にこうなる」とは言い切れないけれど、「なさそうではない」成分です。
細胞のエネルギー工場(ミトコンドリア)への関与、抗酸化としての働き、記憶・注意に関する小規模な研究報告——これらが重なって、「脳の働きのケアに関心がある人」に選ばれています。
大事なのは、過度な期待より「継続できる習慣のひとつとして取り入れる」という感覚です。朝食後に1粒、まず1〜2ヶ月試してみる。それが、多くのユーザーが選んでいるシンプルな始め方です。
「何かを劇的に変えてくれるもの」ではなく、「長く働く体と頭をサポートするために、細胞レベルから整えていく」——そういう視点で興味を持った方に、ひとつの選択肢として覚えておいてもらえれば。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。 ※ 本品は医薬品ではありません。病気の予防・治療を目的としたものではありません。
よくある質問(FAQ)
Q. PQQ(ピロロキノリンキノン)はどんな食品に含まれていますか? A. 納豆・パパイヤ・緑茶・ほうれん草などに微量含まれているとされています。ただし食品からの摂取量はごく少量なので、サプリメントで補う方も多いです。
Q. PQQはいつ飲むのがよいですか? A. 多くのユーザーは朝食後に飲んでいます。ソフトジェルタイプは脂のある食事と一緒のほうが吸収されやすいとされています。空腹時は避けるのが無難です。
Q. PQQとCoQ10は一緒に飲んでも大丈夫ですか? A. 多くの人が組み合わせて使っており、一般的にはセットで販売されているほどです。飲み合わせの問題が報告されているわけではありませんが、薬を服用中の方は事前に薬剤師にご確認ください。
Q. PQQは何mg飲むのが目安ですか? A. 多くの市販品・研究で使われている量は1日20mgです。製品の表示に従い、自己判断で大量に増やすことは避けましょう。
Q. PQQはどのくらいの期間、飲み続けるものですか? A. 即効性よりも継続的なサポートを期待する成分なので、最低1〜2ヶ月は継続して様子を見るユーザーが多いです。短期間での劇的な変化を期待するよりも、長い目で見た習慣として取り入れるのに向いています。